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落ち着いてゆったりとした呼吸をしながら読める大人同士の恋愛がとても良い
なんでご飯作ってもらう側が毎日作ってもらう話を振れるのか、図々しくてビックリするけれど、恋の始まりの時ってこういうのある
強引かな、でも、って考えるうちに麻痺して言っちゃうんだろうな
そんで好意が互いにある時だけなぜかそれで前進してしまう
転勤のことは言えよだけれど、そう言えばどこに行こうとも2人でいられる道を提案してはいたよね…まぁ、なんで相手が変えることをお前が提案するんだってのはあるんだけれど
したいことと一緒にいたい人とが叶うんだからいいんだけど
元はと言えば好きな人を料理で喜ばせたかったんだしね
惚れた弱みだよね
スーパーの惣菜売場で働いている晃太郎は、いつも自分の作った惣菜ばかりを買っていくサラリーマンの河野に気づく。ある日好きな惣菜が売り切れで落ち込む高野に声をかけた事から、一緒に食事をする仲になり…。
よく胃袋を掴むと言うけれど、料理とエチが上手い人はモテると私も聞かされてきた(笑)自分も料理を作るのも食べるのも大好きで、特に相手を想って作るものは特別だしその想いは伝わると思ってる。血となり肉となり…(怖いw)
晃太郎が作る料理に惹かれ彼自身も求めるようになっていく河野、2人の深まっていく想いが伝わってとても良い。
一度離れなければならなくなるけど、それをきっかけにまた改めて相手の存在の大きさがわかったり、将来の事を考え直したり…。2人が辿り着く最高の結末はとても幸せ。好きな人にご飯を作りたくなった。
初めて読んだ感想は、う〜んきっといっぱい詰まってるんだけど表現があっさりで注意深く読まないときっとサラッと読み終わっちゃうな…。
サラッと読むと、若くてイケメンで料理上手な男前が、なんか朝ご飯も夜ご飯も毎日作りたいって言ってくるんですけどってお話?
いつもスーパーの惣菜売場で自分の作った商品を買っていくサラリーマン高野が気になる名切。
名切思い出の鶏肉炒めを美味しいとお気に入りで、昔から現れたら…と思っていたやっと会えたねな相手になり…。
視線とか体の向きや表情で、気持ちを表現されてるんだろうけど、ただこの関係に迷ってるのか?それとも?と思ってたら!
うーーーん、待ってて戻って来たら…とか言うけどさ。いつよ?何ヶ月後?何年後?
それで弁当屋を勧めたの?
惚れたもんが追いかけるしかないのかな。
いいなあ。イケメンが毎日美味しいご飯やお弁当を作ってくれて、追いかけてくれて。
お惣菜が縁で始まる2人。
仕事熱心で顧客が何の惣菜を買っているかのデータ取りなどしているスーパー店員さんの晃太郎。
忙しい独身で食事は出来合いの惣菜頼みのリーマン・高野。
自分の作ったお惣菜を美味しく食べる高野にもっと食べてほしくて。
そうやって始まっていくんだけど。
晃太郎にひとの胃袋をガッツリ掴む料理スキルと、高野ひとりにという熱情があるのはそれとして。
高野に「この味は晃太郎が作った料理」とわかる舌があったから、とも言える。
ていうか、やっぱり心の引力あってこそ!でしょう。
比較的早くに両想いになって甘い空気感なんだけど、高野転勤!という一波乱もあって緩急もつき、晃太郎の大きな飛躍が真のハッピーエンドに繋がって読後感良し。
高野は人のいい雰囲気、晃太郎はなんかドキッとくるカッコよさがあります。
上田先生が描く切れ長目メンズ、絡みのシーンが好きでして。
晃太郎がイケメンでした。
モデル体型で料理男子ってかっこよすぎです。
でも、晃太郎は25歳なの?
高野さんが三十路。
晃太郎が年下なのが最初なかなかピンときませんでしたw 顔だけでなく落ち着いてるから。
自分が作ったものを美味しく食べてくれるのがうれしい晃太郎。
胃袋を掴む側も心を掴まれているっていいセリフですね。
くっつくところも、くっついてからのいちゃいちゃの自然なキスもめちゃくちゃ萌えました。
上田先生のこういう描き方ほんと好きです。
転勤する高野さんへお弁当を泣きながら作る晃太郎、泣きながら食べる高野さん、いいシーンでした。ハイライトですね。
濱崎はどういう役割なのかと思ったら、なるほど。晃太郎を動かすきっかけだったんですね。
いいラストシーンでした。