尊大な狗神様×働き者なお世話係の、神様とのドキドキ同居ライフ!

狗神サマにお仕えします! 

inugamisama ni otsukaeshimasu

狗神サマにお仕えします! 
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神2
  • 萌×210
  • 萌3
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
5
得点
59
評価数
15
平均
3.9 / 5
神率
13.3%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
シリーズ
角川ルビー文庫(小説・角川書店)
発売日
価格
¥620(税抜)  
ISBN
9784041052792

あらすじ

山奥の神社に勤めることになった朝比は、主祭神の狗神・大真名神に巫力を見込まれて、神様が住まう奥ノ院で世話係として働くことに。尊大に見えて意外に面倒見のいい大真名神に、朝比は次第に惹かれていくが…?

表題作狗神サマにお仕えします! 

大真名神,神社の主祭神
伊田朝比,山奥の神社に奉職が決まった元リーマン,28歳

その他の収録作品

  • あとがき

評価・レビューする

レビュー投稿数5

リーマンパロ的な神社モノ

「山奥の神社に勤めることになった主人公が、主祭神に見込まれて奥ノ院で働く」というあらすじから想像していたのとはかなりイメージの違うお話でした。
もちろん、いい意味で!

社長(主祭神、すなわち攻め)に仕えることになった社長秘書(神職、すなわち受け)。
新しく配属になった職場(奥ノ院)には、先輩秘書ズ(神使)もいて、他部署(摂社)のお偉いさん(摂社の祭神)や、その秘書さんたち(神使)もいる……みたいな感じでした。

攻めの神様は、穏やかで部下のことをよく見ていてくれる、そしてきちんとフォローしてくれる理想的な上司。
受けは、そんな攻めに心酔している社畜です。
社長のためにがんばる!っていう心意気が健気で可愛い。

そんな感じで、すっかり神社モノだと忘れた頃に、神様ならではの問題が起こって、神社らしい展開になるのがまた面白かったです。
それでもなお、リーマンパロ的なものを引きずっているので、相乗効果で萌えました。

神様×人間であり、捕食者×被捕食者であり、上司×部下である。
最高だなと思いました。

2

大真名神カンパニーの社長、マジ神だった…!

もふもふ、神社、不憫な境遇のウブな受け…これだけ私好みの要素を兼ね備えているのだから萌えられないはずありません!

孤独な身の上の人間が神様に愛される、というストーリーは珍しくないかもしれませんが、この作品の面白いところは、神社がひとつの会社組織みたいになっているということです。社長は主祭神である大真名神、秘書は受けの朝比。そして、ちゃんと社務所に勤める宮司や、摂社の神様たちと定例会議も行います。
朝比の家族はろくでなしでしたが、大真名神神社の人達はみんな優しいうえ、とってもホワイトな職場なので羨ましくなりました。
何より、攻めの大真名神がとてもかっこ良かった!
とにかく懐が大きくて優しいのです。と言っても、けっして気弱なわけではありません。朝比の父親や、朝比に横恋慕しようとした青摩比売にはちゃんと鉄槌を下してくれました。私がとくに萌えたのは、しっぽを抱えて温泉に入るシーンです。あと、初Hで気持ちよさそうにしていたの(攻めが感じてるのっていいよね…)と、朝比に内緒で新婚旅行の計画を立てようとしていたのもポイント高かったです。
小中さんはあとがきで“予定では俺様で傲慢な神様に続きなるはずだった”と書かれていましたけど、私は今のままで良かったと思います。

続編期待してます!

2

ハイテクな今時神様

現世の世事に敏感な神さま達ばっかり出てくるので、ファンタジー要素もありながら現代ものでもあるような不思議な面白いラブコメでした。

受けさんの朝比が、最初はまあ不憫で。
義父や義弟のようなイライラするくらい自己中・強欲な家族に育てられてるにもかかわらず、真っ直ぐ素直に謙虚に育ったのが凄いなあ…と、普通に感心してました。
そんな家族によって新しく勤める事になった神社でのお話なんですが、他の宮司さんやそこの神社に仕える数々の神様がみんなみんないい人で。
朝比が初めて幸せな表情を見れた最後の方では、本当に良かったなあ…と安心してます。
そんな朝比を溺愛していくのであろう攻めさんが神様の大真名神で、この神様は本当に面白い魅力に溢れた神様でした。
現代っ子の朝比以上に世事に詳しく、ハイテクな生活をしていたりとどこかちぐはぐなところもあれば、片付けが大の苦手で小鬼さん達を怒らせる程だったりとカッコ悪くも可愛い部分があったり。
朝比を家族から、他所の神様から守る姿はエリート社長のように紳士的で。
人間と神様という違いからこの2人がくっつくまで、結構長い長い道のりなので最後しからぶら続きぶいちゃいちゃ具合が見れなかったのが残念です。
これからめっちゃ溺愛するんだろうなあ…!という所で終わった時は、ガックリしちゃいました笑。

他にも、八兎様やら巳津波様やらそれに仕える神使たち、桔梗と蘇芳など、気になる設定の神様達がたくさん出てくるので、他の方達の話もいつか読めたらいいな…と期待しています。
とりあえず、すあまが食べたくなった(食べた事ないので)ので今日買って食べようかな( *´︶`*)

1

ちみっこともふもふとのほんわかライフ

神社の養子として育ちながら、ある事情により別の神社に奉職に出された受け。その着任当日、受けは神域で犬耳シッポの和装イケメン&天狗装束の子供たちと出会う。彼らは神社の主神・大真名神とその神使で、その姿が見える能力を買われ、速攻でお世話係に任命されてしまい…。


神社のあれやこれやのうんちく、攻め(神様)のお世話、神域で起こる不思議な現象などの描写はとっても面白かったです。あと神様なのに執務室が汚部屋だとか、神使のちみっこが可愛いとか、神域での生活などがとても生き生きと描かれていて、本当にこういう場所があるかもしれない、みたいなリアリティがありました。

ただ、受けと攻めがおっとり穏やかすぎるというか、老人と家政婦みたいな印象を受けてしまい、肝心なところで萌えがあまり感じられませんでした。あと、受けがなぜ攻めに惹かれたのかがイマイチわからない。攻めが受けに惹かれたのがいつなのかもよくわからない。受けの視点なので後者は仕方ないですが、どちらもいつの間にか好きになっていたみたいな印象で、盛り上がりには欠けました。
神の姿を見ることができるために受けがイザコザに巻き込まれるのですが続き、それも危険な目に遭う前に神様が手を打っていたり、ハラハラもしませんでした。

全体的に、話としては面白く、BLとしては物足りない…という感じでした。
エッチシーンも、途中でお約束の「お前の精が糧」的なシーンはありますが、本番はラストにちょろっとだけで残念。
ただ鈴倉温さんの絵はすごく可愛い。鈴倉さんの描く和装とちみっこはたまりませんね。

1

神社描写がリアルなケモ耳ファンタジー

あらすじ:
山奥の神社で働くことになった朝比(受け)は、神様たちの姿が見える能力を見込まれ、主祭神の狗神・大真名神(攻め)の世話係に。
優しく面倒見の良い大真名神に惹かれていくが…

ファンタジー設定ながら、その世界観ならではのリアリティを感じさせる描写にセンスを感じる作品。
ほのぼのコミカルな雰囲気ながら、神様たちのキャラクターや仕事内容など、妙にリアルで人間味あるのが魅力的です。

朝比は、実家の神社を継ぐため会社を辞めるも、弟が神社を継ぐことになり、山奥の神社へ行くことに。
そこで皆から「社長」と呼ばれるケモ耳の男性と出会います。

彼は神社の主祭神・大真名神で、犬の耳と尻尾をもつ狗神。
しかし普通の人間には耳や尻尾は見えません。
大真名神に仕えるちびっ子天狗たちも、朝比視点では天狗コスの子どもですが、神社の他の職員たちにはスーツ姿の青年に見えており、その落差が面白いです。

神様たちの真の姿が見える「巫力」を見込まれた朝比は、大真名神の世話係に。
とてもカッコいい大真名神様ですが、お風呂に入るとき尻尾をギュッと抱えていたり、朝比に頭を撫でてほしいと続ききは耳をピクピク動かしたりと、たまに出るワンコっぽさが可愛いです。
神様なのに、神社の職員からもちびっ子天狗たちからも「社長」(神社の長の略)と呼ばれているのも何だかシュール。
大真名神と恋仲になる朝比さえも一貫して「社長」呼びで、ファンタジー作品なのにたまにリーマンものでも読んでいるような錯覚を覚えましたw

こんな神様や天狗たちが、近年の信仰減少問題等について資料を用いて真面目に会議しているシーンも何だかリーマンものめいていて可笑しいです。

大真名神と恋に落ちる朝比ですが、彼はなかなか朝比を抱いてくれず。
その理由にも大真名神の優しさと辛抱強さが表れていて、クライマックスの告白→Hシーンの流れにはかなり萌えました。
神社の閑散期に力が衰える大真名神のことを心から心配する朝比も健気な良いキャラで、普段は落ち着いているのにHではウブで可愛いというギャップがツボでした。

悪役もそれなりに出てきますが、皆それぞれに人間味あり憎めない雰囲気。
朝比のいる神社をブラック呼ばわりする他の神社の神使も、朝比を襲おうとする(!)他の神社の女神様も、皆どことなくコミカル。
もし神様が実際にいたとして、神社の存続が危ぶまれる現代において実際にこんな対策をとっていたら面白いなと思います。

小中さんらしい楽しいファンタジー作品でした。

7

この作品が収納されている本棚

PAGE TOP
  • 電子書籍
  • レビューを見る
  • 評価レビューする
  • 関連作品
  • 攻受データ