緑土なす 黄金の王と杖と灰色狼

ryokudonasu ougon no ou to tsue to haiiroookami

緑土なす 黄金の王と杖と灰色狼
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神82
  • 萌×216
  • 萌6
  • 中立4
  • しゅみじゃない13

121

レビュー数
17
得点
496
評価数
121
平均
4.2 / 5
神率
67.8%
著者
みやしろちうこ 

作家さんの新作発表
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イラスト
user 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
シリーズ
緑土なす 黄金の王と杖と灰色狼
発売日
価格
¥1,300(税抜)  
ISBN
9784799732687

あらすじ

◆誰もが認めるWEB発BLノベル屈指の傑作がついに書籍化!◆
山奥で野人のように暮らしていた〝足弱″は、生まれて初めて上京した都で、
千年続く王朝の最後の王である今世王レシェイヌの
庶子の〝兄上さま″だと発見され、宮殿に保護される。
国土に緑をもたらす奇跡の力を持つ王族は、血族しか愛せない宿命。
しかし、十数年前の流行病により、今や生き残っているのは
今世王レシェイヌただひとりだった。
孤独のために死にかけていた今世王は、
足弱に夢中ですがりつき、ひたすら愛を捧げる。
そして、王族命の家臣一族「灰色狼」もまた、
真綿に包むように足弱の世話をし、尽くそうとする。
自分が王族だとは思えない足弱にはそのすべてが困惑のもとで、
耐えられず、ついに宮殿をあとにしようとするが……。

【書き下ろし】宮殿に来たばかりの足弱を、
侍従長の灰色狼<命>の視点で描く「いつもお側に」を収録!

表題作緑土なす 黄金の王と杖と灰色狼

今世王(レシェイヌ),異能を持つ最後の王,26才
足弱(ラフォスエヌ),今世王の庶子の兄,36才

その他の収録作品

  • いつもお側に

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レビュー投稿数17

下巻が待ち切れない!!

最初は表紙に惹かれた。
何だ、この物凄く力の入った表紙は!と、思わず買っていた。

読んでて感じたことは、作者のこの作品にかける思いやエネルギーを物凄く感じたこと。

エネルギーが凄くて、読む手が止められなかった!

レシェイヌは3歳で不運な運命に巻き込まれ、王族として大事にされる身分なのに、厳格な老人に拾われ山奥で育ってきた。
老人がなくなると、一人その粗末な小屋でずっと生きてきたのである。でも他を知らないので不幸を不幸と思わずに生きてきたということだった。
足に障害があって大変なのに、孤独で大変な状況なのに、無知故の幸せが主人公にはあった。
でもそのスレなさや無垢な感じが、周りの人にほっておけない気にさせて、いろいろ助けてくれる。

攻めのレシェイヌが受けのラフォスエヌを大好きで、それ故に独りよがりになったり執着をみせるのが多々あるのだが、ラフォスエヌのためにすごく心を砕いて尽くす姿はたまらない気持ちにさせられる。

「もう一人は嫌です」とラフォスエヌにすがるところなんか、レシェの気持ちが詰まってて切なくて涙が出る。

ラフォスエヌが山へ帰りたくて門のところで「門を開けてくれ」と訴えたところで、「あなたが門をくぐったら、剣で首を切り落とします」といい、自分から離れるために門をくぐる姿を見るくらいなら、生きていたくないと訴える姿もまた、涙がボロボロ出た。

そして何といっても、王族を代々守って使えてきた「灰色狼」という一族の面々の無償の愛に心打たれた!

それが本当に無償でレシェイヌ側の側近の方はレシェイヌを第一に思い行動し、ラフォスエヌ側の側近の方たちはラフォスエヌを第一に思い行動して、その互いの思いが時にぶつかったりして、見ていてニヤニヤする。

灰色狼一族の気持ちは二人の王族の幸福なのだが、みんな二人が好き過ぎて大事過ぎて、それぞれの思いが交錯して、読んでて幸せを感じるのだ。

もう物凄いページ数な上に、二段組み!!
なかなか読み終わらなくて、こんな幸せな時間がまだまだ続くのかと読みながら思い、面白くて惹きつけられて、ニヤニヤしてしまうのに、涙はボロボロ零れて、最高だった!

8

オヤジ受けに興味がなかったのにハマりました

この作品はムーンライトノベルズで出会いました。以前はオヤジ受けに食指が動きませんでしたが、この作品のおかげでいまではオヤジ受けも大好物になりました。レシェ(攻め)の足弱(受け)への愛がいたるところでだだ漏れで二人が出会ってからはとにかく悶えます、悶え苦しみます。足弱やレシェの苦悩や二人を取り巻く環境に胸が痛くなる時もあり、読んでいるうちに二人が幸せになって欲しい気持ちでいっぱいになります。
主人公以外の登場人物たち(灰色狼たちがレシェと足弱に傾倒している様子が描かれているシーンも大好き)も大変魅力的でストーリを盛り上げていて、二人が出ていないシーンもBL的要素がないというのにこれまた悶えます。溺愛ものが大好きな方にはとにかく読んで欲しいです。

8

大好きな作品です。

何度でも、大好き、愛してるという惜しみない言葉。
血族しか愛せないレシェの足弱への想いが狂おしいほど切なくて、胸が締め付けられます。愛に満ちた手つきが優しくて泣けてきます。

この作品が書籍化になることをどれほど待ち望んだことか。リブレさんありがとう(*^^*)

この作品に灰色狼の存在は欠かせません。王族至上主義な忠誠心がすごく素敵。とくに兄付き侍従と王付き侍従のお互いの主張はクスっと笑えます。

まだ未読の方はぜひ読んでほしい。WEB界の傑作です。

5

溺愛の神髄をみた気がする

この作品がムーンライトノベルズで掲載されていた時からの大ファンです。
何と言っても片足に障害が残る不憫な野人であるアシ(受け)と、それを包み込むように熱烈に愛する今世王(攻め)、その二人に誠心誠意仕える灰色狼一族。
慣れない宮殿で戸惑いながらも誠意と愛情を受け取るアシの物慣れなさに共感し、寵愛してくる今世王に慄きと更には絆されていく様にときめきを感じていました。様々なエピソードの度にアシと今世王が好きになっていく自分がいました。
近年読んだBLの中ではダントツTOPの作品だと思います。
今回、素敵なイラストレーターさんに思い描いていた通りのアシと今世王を描いて貰った嬉しさで胸一杯です!

4

人は孤独で死に至る

王朝最後の王族×天然で純情素朴な庶子

以前WEB小説として楽しみました。
長いお話なので、加筆修正された書籍化版をじっくり読んでみたくて手に取りました。
独特の世界観の中で孤独な二人の王族が心を通わせていくまでの日々の積み重ねをじっくり見守っていく長編のお話です。
ファンタジーらしい壮大なストーリーや波乱に満ちた展開を想像すると期待はずれに思うかもしれません。

王族にだけ感染する死の病により一人を除いて死んでしまってから12年後、行方不明だった庶子の一人(通称 足弱)が発見されたことからこの物語は始まります。

山奥で育ての老人亡きあと一人で生きていた足弱にとって、孤独の寂しさとか頼る人のいない不安というものをあまり考えたことがなかったように思います。
逆に、たくさんの王族の中で幸せに生きてきたレシェイヌは孤独で寂しくて生きる気力を失くした姿は枯れていく植物のようでとても痛々しいです。
王朝の最後の一人として、民と交わした約束を果たすためだけに生きている、喜びも楽しみもなくできれば早くその生を終わらせたいと思っているようで悲しいです。
兄が発見されてからのレシェイヌの浮かれようは枯れかけた植木が水を与えられて生き生きと葉を茂らせているようで本当に幸せそうでした。

そして、環境の変化に戸惑いレシェイヌの濃すぎる愛情をもてあましながらも、その孤独や寂しさを理解していくにつれ受け入れていく過程を興味深く読み進められるかどうかがこの作品を好きになれるか退屈に思うかの分かれ目じゃないかと思います。

王族命の家臣一族「灰色狼」の王族に捧げる無償の愛がまた切ないです。
生まれたときから王族を守護するためになら何でもしたいという本能的ともいえる要求を、捧げるべき王族がたった一人になり行き場のない想いを持て余す気持ちが溢れていました。

4

大いにハマった!

WEB小説で先に読み終えて、ものすごくハマったのでついついお買い上げ! 同じ血族しか愛せなく、その最後の1人を見つけ出し感情をぶつけまくるレシェイヌ。 それに対して山奥でひっそりと暮らし、純粋培養された足弱。 そしてその王族たちに命を捧げる灰色狼などすごくストーリーに引き込まれた。 足弱のおかれてた境遇と王族の暮らしがかみ合わず慣れない思いに心痛め、それに今までのレシェの孤独も重なって、内容は既にWEBで分かっているにも関わらず、どうなるの?どうなるの?とすごくハマった1冊でした。次巻も同じように引き込まれるんだろうな。

4

この一言

バイブルの一言につきます。今まで沢山の作品を読んできましたが、その中でもバイブルです

0

ピュアなオヤジ受けに萌える…!

WEB発のBLノベルです。
血族のみを狂ったように求める宿命だったり、その王族を守護する事に存在意義を持つ一族だったりと、もう設定だけで大変興味を惹かれる作品。
しかし、受けが足の悪いごくごく平凡(実年齢より老け気味)なオヤジ!! はたして萌えられるのか!?…と購入を躊躇っておりましたが、試し読みをしたら、呆気なく陥落です。もう、このオヤジ受けが可愛くて可愛くて!! こんなに可愛いオヤジ受けは反則だろう…!
お値段が1300円とちょっとお高めですが、二段組で400ページ近くありボリューム満点。文庫二冊を買ったと思うと妥当な気がします。
インタビューでも書かれてますが、出版社さんのホームページで160ページも試し読み出来るので、気になった方はちょっと覗いてみて下さい。

内容は、山奥で野人のように暮らしていた「足弱」が、国土に緑をもたらす異能を持つ、最後の王族「今世王」の庶子の兄だと発見され…というもの。兄弟ものです。

受けの「足弱」(ラフォスエヌ)は、右足が湾曲した36才のオヤジ。杖をついて歩きます。山奥で偏屈な老人に育てられ、老人が亡くなってからは一人暮らし。世間知らずで純真。やや天然も入ってます。

攻めの「今世王」(レシェイヌ)は、王族のみが罹る『王室病』のただ一人の生き残り。美形で王として優秀ながら、兄の足弱に対してはかなりの甘えたで執着ぶり。

33年ぶりに見つかった足弱は宮城で暮らし始めますが、今までとは全然違う環境に戸惑い怯えるばかり。更に、一緒に過ごす事で煽られ、暴走した今世王に手酷く強姦され…という展開。

萌え所としては、攻めの執着ぶりと溺愛ぶり。特に足弱が発見されて間がない頃は、また失う恐怖からかちょっとイッちゃってる程の執着を見せます。更に心が通じ合い始めると、今度は「兄上、兄上」とやたら甘え、受けの日常に気を配り、壊れ物のように大切に扱います。
その割には、毎度受けの腰が立たなくなる程ガツガツとエッチで攻め立ててますが…。そう、この作品はやたらと絡みが多いのです…。

あとは、オヤジ受けの可愛さ! 純真で素朴そのものといった感じで、とにかくかわいいのです! そして、やや天然。攻めに抱かれる事で妊娠すると勘違いして慌てたり、自分が泳げると勘違いして「水泳もどき」を皆の前で披露したりと、なんだかほのぼのします。

忘れてはいけないのが、王族を守護する「灰色狼」の一族。こちらは王族を守護する事を至上の喜びとしている為、とにかく二人が幸せならいいとばかりに温かく見守る、親バカのスタンスです。

気になるのが、視点がコロコロ変わる事。主役二人のみならず、侍従達、果ては団子屋の親父まで。話に面白味は出ると思いますが、読みにくさも感じます…。
あと、なんだか凄く簡単な漢字の所が平仮名なのです。「きく」とか「いう」とか「でる」といった感じの。区切りがパッと見では分からず読みにくい…。

今作では受けが宮城の生活に馴染んでいくまでや、最初は強姦から始まった二人の関係が変化していく様が丁寧に書かれています。ファンタジーとしての壮大さや、目を見張る展開はなし。最後に波乱があり、次作に続く…です。どうも結構なシリアス展開になるみたいなので、一ヶ月後の次作発売を楽しみに待ちたいと思います!

11

物語に引き込まれるけど・・・

33年前に幼くして行方不明になった国王の腹違いの兄を探すため、三十代半~後半の男は都へ上がるよう国全土に通達が出された。
山奥で一人っきり、ほとんど人と関わらず生きていた足弱も、あまり乗り気でないまま都へと赴き、他大勢と共に国王である今世王に拝謁した。
一目見て、今世王は足弱を消息不明の兄だと判じる。
自分を兄と慕い愛を囁く今世王や王族として敬ってくる家臣たち、そして宮殿の生活に馴染めない足弱は戸惑うばかりで・・・

本が分厚い。(笑)
でも、すらすら読めました。厚さで躊躇する必要は無いと思います。
続きが気になって、ページを捲る手が止まらず、一息に読んでしまいました。

同じ血族しか愛せない体質の今世王。同族が死に絶えて孤独で仕方ありません。
やっと探し出した兄は、近親相姦的な同族愛や同性愛を忌むべきものとして教育を受けたため、今世王の愛を拒絶します。
その直後の今世王の行動は正直褒められたものじゃない。
愛してるから、もう二度と酷くしないから、と後々繰返し今世王は言うけれど。足弱も今世王の孤独に触れ絆されていくけれど・・・いいのか?と私の冷静な部分ではずっと引っかかっていました。
足弱の方は急な環境の変化に戸惑うばかりで、今世王の側にいると決めても暮らしていた山への未練たらたらです。
戸惑う足弱の気持ちは理解できます。孤独で寂しい今世王の気持ちも。
でも、共感は出来ませんでした。
頭では理屈として二人の気持ち・行動は理解出来るけど、感情移入することは出来ませんでした。

読み進むうち、王族以外の人々の思考に私自身は寄っていった気がします。
足弱を王族と知らずに接するワンや、足弱の侍従長<命>や料理長<雪解け>、元近衛隊長<朝霧>といった灰色狼たちと同じような目線になっていきました。
また、二人の関係にエロスをみて、巡行船の副船長の下卑た思考は当然有りと思っていたので、その後の展開には少々ビビリました。
中華風ファンタジーの感覚で読んでいたのですが、あの瞬間、これは自分の常識が通じない世界の話なんだと悟らされました。根本的に違うんだ、と。
ラセイヌの常識が受け入れられないと、ただ長いだけでつまらない物語になるかもしれません。王族は人と同じ姿形だけど、思考も能力も全てが範疇外。人の枠で考えてはいけない存在のようです。

主役と言える王族二人に感情移入出来なかったのに、何がそんなに面白かったのかというと「作りこまれた世界観」です。
そこで語られる「最期の王族」の治世。この後衰退するであろう国の最期の物語を読むことが面白くて、ページを捲る手が止められなかったように思います。
次巻を読んでまた印象は変わるかもしれませんが、今はそう思います。

4

投稿で長編、すごいな。

もともとWEBの投稿小説であるという作品です。元々の投稿サイトでも読めるようですが、この長さをWEBの画面で読むのは辛そうなので、電子書籍版で。ちょっとしつこいですが、この長さを! WEBで投稿で書き上げたという事実だけでも熱いですよね。作者様の「好き」が伝わってくると思いました。
ストーリーは、いわゆる中華風異世界ファタンジーにBL要素を絡めたもの。BLもお好きなのでしょうが、何よりもこういうファンタジー世界が好きで書いてます…という感じが伝わるのが好感度高いです。

文体は割と硬めでしっかりしています。でもだからこそ、たまに軽い口調の話し言葉が出てくると違和感を覚えることもあったりしました。たまに人物造形がぶれるように思える描写もあったりして、そういう所に「投稿小説だな」と思ったりして。

なんてことを思いつつも、大きな戦や災厄があるわけでもなく淡々としたストーリーなのに読ませてしまう作品です。この上巻では、主人公カップルの「愛」の確かさがまだ今ひとつしっくりこない所もあるので、このまま続編に突入したいと思います。(※hontoの合冊版で購入)

3

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