電子限定おまけ付き
私こういうのダメなんです……
自分でも猫飼っていて、だからこんな可哀想なコの話なんて…胸が詰まっちゃって涙が出そうになっちゃって。
捨てられて、死んで。
それでも一度受けた人間の優しさを忘れずにモノノケになって。
何をやっても裏目に出て、千草とはぐれたり、転んだり、汚れたり。
なんだか見ていられないよ〜。
これは漫画で、しかもBL。結局は千草とちゃんと結ばれるはず、とは思っていてもキツい。
まさかこういう地雷があるとは…と思い知ったわ…
マイNEW地雷→可哀想すぎる犬猫。
まあ最後はね。ちゃんとけだまの心は報われますよ。だからほっとできました。
近所の霊感高校生が主人公のお気楽オカルトBLなら読めそうです。
心情的には「しゅみじゃない」に分類されちゃうけど、けだまも千草も幸せになれて良かったね、ということで「萌」で。
小石川先生の作品がとても好きで、購入したら何度も読み返してます。
この作品を、ペットロスを体験した人が読んだら、きっと泣けると思う。
白い仔猫を拾った女の子がいた。その子猫は耳が欠けていた。
女の子は、新しい猫を親に買ってもらうと、白い捨て猫を捨ててしまう。
子猫は新しい飼い主が見つからないまま、箱の中で衰弱して死ぬと
なんと・・人を愛したい残留思念が モノノケになっていた。
泥だらけの白い塊を拾って介抱してくれたのは、優しい寂しがり屋の男性。
その人は、出張中に妻を亡くした人。
妻に申し訳なかったと、ずっと悲しんでいる。
寂しい男性と、寂しい子猫のモノノケが色々あって相愛になり、
二人の愛を、ねこの神様がかなえてくれる。
・・ここ、泣ける場面。
こんな魔法が実際にある訳ないけど、漫画の世界のファンタジー。
魔法世界の作品で、一年の心の汚れをぬぐわれたような読後感。
生き物を気まぐれで飼ったり捨てたりしないで欲しい。
飼えなくなったら、新しい飼い主を探してあげて。
出来れば、終生飼育をしてあげて。
可愛いけれど、BL漫画を読みたかったんだよな〜〜〜となる作品でした。鶴の恩返しモノとして特別ひねりがあるわけでもなく、一般漫画と考えても物足りないのでなんとも…毛玉は可愛いけれど健気受けはどちらかと言えば好きではない自分には相性が良くなかった。この作品に神評価をつける方が多い世界は純粋に優しさに溢れていて素晴らしいと思う。好きだったのはカバー下の4コマ漫画でした。このご主人とけだまの抜け加減でほのぼの一冊だったらお気に入り作品になった気がする。
中立〜萌
「食べないの?オオカミさん。」がとても良かったので読了。
けだまの可愛さと健気さにノックアウトされてしまいました。そしてご主人さまである千草の抱えた損失感がとても切ない。
けだまがご主人さまに傘を持って行くシーンがとても健気で、家に居ないけだまを心配して会社に戻るご主人さまが、折り畳み傘をズボンの後ポケットに入れていたのにキュンとしました。
自分を捨てた人間を恨めずに出来損ないのもののけになってしまったけだま。でもけだまは人間を愛そうとしているのが切ない。
頑なだったご主人さまもけだまを愛し始めて、お互いが愛し始めた矢先の出来事にまた涙でした。
川に流された捨て猫を助けようとしたご主人さまと、そのご主人さまを助けようとしたけだま。もう涙と鼻水垂れ流しで読みました。
神さまによって記憶と耳と尻尾を無くしたけだまと、けだまが居なくなって抜け殻になってたご主人さまの再会にまた涙でした。
神にしたいところですが「食べないの?オオカミさん。」程の強烈な萌はありませんでした。