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俺以外にこんな顔見せるなんて、絶対、嫌だ。
ホストでヒモな有朋はある日飼い主に他に好きな人ができたと追い出される。相手の男を探して会いに行くと、歯科医である野田はマスクを外せない赤面症で⋯。
復讐心から赤面症を治す手伝いをすると野田に近づいた有朋だけど、マスクの下の綺麗な顔とウブな反応が可愛くてどんどん嵌っていくのが良き〜。
有朋の言う事を信じて何でも素直に応じちゃう野田先生が、純粋すぎていじらしい。
裏切られて無くすのは辛いし人を信じるのって怖いけど、まずは信じないと何も始まらない。
ホストと歯科医のハピエンなピュアラブ(しっかりエチもあり!)。
恋敵(商売道具を奪われた)かと思っていた相手にいつの間にか惚れていたホストな攻・有朋と、赤面症な歯科医師な受・野田先生とのお話。
有朋が中々にクズなキャラクターな一方、野田先生があまりにちょろすぎて心配になります。
でも、そこが可愛い。
意外にも、ゆっくり進んでいくふたりの関係がよかったです。
野田先生がとても可愛い方なので、有朋には絶対に野田先生を幸せにして欲しいなーと思いました。
野田先生が有朋に課した条件が、色恋営業をメインでしていた彼にはかなり厳しいと思うので、続きも是非みたいカップルでした。
最新のCanna vol.96の表紙、芽玖いろは先生の表紙がホストシリーズメンバーでカッコよかったんでつい買いました。
先生の連載、KING IS DEADの最終話は「赤くて甘い」のホストと歯医者さんCPのお話でした。
なのでまたこのコミックスを読み返した次第です。
最初に読んだ時はいまいちだったんですよ。
「青くて苦い」の切なさが大好きで、対してこちらはラブコメ、ホストの有朋は軽〜いしで良さが分かりませんでした。
こうして再読すると赤面症野田先生の可愛さがクセになるほど可愛いですね!
小動物、リスとかスズメっぽい庇護欲に駆られる対象。
有朋はチャラいところが個人的に好みで、そんなチャラい適当な男に惚れられる先生がちょい羨ましい。
えちの時けっこう積極的に有朋に指示している先生がなんとも面白かったです。
あと、背景がきちんと描かれているのが個人的にすごく好き。(ミヤたちのマンションは他の先生の作品中でもよく見るものですけど)
これ、以前に評価だけしてなくてよかったあ。
以前なら「萌」にしていたと思います。
今は「萌2」。
また読んだら「神」になっているかも、ですね。
芽玖先生は絵がかっこよくて、特に構図がシンプルかつ大胆に決まっていて好きです。
本作では、有朋のモノローグからの野田先生へのキスの大コマがめちゃくちゃかっこよかったです。
ストーリーとしては、有朋のあんな口車に乗せられちゃう野田先生にえ〜?!と思いましたがw
説明ぽくなくいつの間にか惹かれ合う2人の描写がとてもいいなと。
前半は有朋視点で進み、最初はそこまで野田先生に執着する?と思ったりもしましたが、野田先生へのハマりっぶりにすぐそんなのどうでもよくなりました。有朋目線で私も読めました。
天然で内気な野田先生が、有朋の無茶ぶりに応えて変わっていきながら有朋を好きになっていくところもすんなり入ってきて、いいぞーと読んでいて盛り上がりました。
ホストで調子のいい有朋が野田先生にハマって誰にも言えないと悶々とするところ、野田先生にどうしたら信じてもらえるか悩むところも本気具合が見られてよかったです。
キャラの名前がJR西日本の環状線なのは笑いました。ちょうど昨日乗ったところですw
あとがきで墓穴に入っている先生がめっちゃかわいいです。
以前「青くて苦い」は読んだことがあったのですが、こちらの作品も関連作と知りお安くなってたのを機に購入してみました。
実は「ウルフハウンド」も既に読み終わってますが、こちらの作品はミヤとタマの部屋に有朋が居候する程度なので、あんまり関係がなかったかなと思いました。
ただミヤとタマCPが幸せそうなのは凄く良かったです。でもこちらの作品が先なので2人のお話はこの後に描かれてるんですよね。
でも、単体でもこちらの作品は楽しめたし、有朋はホストとしては三流でも、例え最初は適当な事を言ってたとしても、野田先生に対して真っ直ぐに向き合っていたと思うんです。
そしてそんな有朋の言葉に救われて行く野田先生が凄く可愛くて、素直すぎて心配になるくらいでした。
この作品の救いは有朋がまだ人気ホストでは無いので、彼に執着する客がいない点でしょうか?だからこそ野田先生は守られているのだと思いました。「青くて苦い」や「ウルフハウンド」のような残酷さは無く、タイトル通りに甘い作品だったと思いました。
スッパリとホストを辞めて野田先生が独立したら、開業スタッフとして働けば良いのにと思ってしまいました。www
