おまけ漫画付きRenta!限定版
3巻読んで良かったのは昇が飛び降りたとき、工事中の倉庫に落ちるから助かるだろうと踏んでいたことが判ったこと
大事な話だって前置きがあったのにバラしちゃったのは子供だったとしてもそこは守ってほしかったけど、まぁ、隼人にはその話は早すぎたんだよね
昇と隼人に決着が付いて良かった
正直、自殺未遂した人と追い込んだと思ってる人が健康にやっていける物かってのが気になっちゃうとこだったから
だけど、こんな風なイジメに遭うみたいなのはなくなって行ってるんだと思いたいけれど、実際にはどうなのかな?
時代が良く変わって、全然共感されない話になったら良いな
伊藤とまっちゃんが特別ないい奴らってんじゃなくて、みんな彼らみたいな世界になっていくんじゃないのかな
お隣さんが悪い人でなくて助かった
お隣にバレたけど大丈夫ってことだもんね
あの大学生風の彼だって、悪い人な訳じゃないんだろうし、奏真側から見たら丸め込むって風に見えるけど出会い方とペースからしたら多分、普通なんだろうし
ただ、相手が高校生ってとこはダメか、やっぱり
昇もガキを待つのも良いし、普通に恋人できても良いし、みんな楽しく生きていってくれるといいな
完結巻、最高でした〜!
切なくて彼らからもらい泣きしちゃいそうな場面がいくつもありました。
すれ違って気持ちがなかなか交わらなかったり…
いろんな出来事がある度に奏真も隼人も苦しんでもがいて。
でもそれがあったからこそ、ふたり一緒に居ることを選択して幸せになっているラストで本当に良かったと思います。
隼人は昇のことを本当にずっと忘れることなく
思い出にも戒めにもして生きていくんだろうな。
それは悪い意味ではなく、彼らにとって昇は大切な存在ですからね。
昇にも本当に幸せになってもらいたいです。
途中ハラハラするところはたくさんありましたが、甘々なラストになってくれて良かったです。
本編で苦しいところが多かったぶん、描きおろしには有り難みすら感じるほど(笑)
彼らが大人になった姿も見られたし、大満足。
シリアスめなところが多かったけど、最後はじんわり温かくなれるような作品でした。
昇がいい奴でよかった。
奏真が出会い系?で大学生と関係を持とうとしたけど未遂でよかった。
奏真が隼人を忘れるため、そんなことをしようとして、表情かまたヤバくなっていて心配したけど、闇モードまでにはならなくてホッとしました。
隼人は決意してからは、奏真にまっすぐ思いを伝えることをめげずに繰り返して偉かった。けど、奏真はなかなか隼人を受け入れられずどうなることかと思いました。
奏真の気持ちが揺れている時、それまで隼人がしてくれたことだけでなく、友だちの存在も大きかった場面が好きでした。
まっちゃん達もいい奴だわ〜。
で、大学生がムキになってストーキングまでして、バイオレンスな展開になりハラハラしましたが、ようやく奏真が素直になれてよかったよかった。
お互い大好きな気持ちを大好きと伝えられるしあわせが伝わってきました。
描き下ろしは7年後でビックリしましたが、大人な2人もかわいかったしエロかった。
ひなこ先生が描かれるエロは、顔だけでなく体全体が見られるコマ割りなのが好みです。表情や姿勢やアングルもバッチリエロいし、幸福感が詰まっているのがいいですね。
奏真、隼人、昇、3人の心情を最後まで丁寧に描ききっていて、大満足な最終巻でした。隼人を恨んでいる、憎んでいると言った昇。実際に隼人に会っても、許すとか仕方なかったとは言ってはくれない。けれど、彼も当時告白した時、隼人が親友との関係が変わってしまうことに動揺し、葛藤したこと、その結果親友を失ったことを後悔していることはちゃんと理解していて、自分の告白が隼人に背負わなくてもいいものを背負わせたことへの罪悪感を抱いているんです。それらの罪を隼人に謝罪することなく全部押し付けていることを自覚してもいるんですね。昇のそんな複雑な心情がモノローグで語られ、思わず目頭が熱くなりました。
隼人が自分に昇を重ねていたことをなかなか受け入れられない奏真も、きっかけはどうあれ、再び学校で自分の居場所をつくれたのは、隼人がいてくれたから、酷いこともした自分を見捨てなかったからだということも感じているんです。相手に対する感情は1つだけではない。好意、感謝、悲しさ、苛立ち、結局ゲイである自分とは分かり合えないんじゃないかという不安と孤独。やっと昇のことを抜きにした隼人からの好意を理解しても、今度はノンケと付き合うことへの恐怖が奏真を臆病にする。いくつもの壁を並べ立てる奏真に、彼は本当に現実的な視点で生きているんだなと、感心すると同時に悲しくなりました。それでも何度も諦めずに気持ちを伝え続けてくれた隼人は強い人間ですね。たとえノンケでも、一緒に壁に向き合うことはできるはず。数年後も変わらず熱い2人が見れて心から嬉しかったです。
最終巻でございます。
2巻でついに隼人の想いを知った奏真。
ひとりで抱えておけなくて、昇に相談しちゃうんだなあ。
そこから昇と隼人の過去を知って、心を閉ざしてしまう奏真がつらい。
3巻は終盤まで一貫して、隼人の前向きで真っ直ぐな行動だけが救いです。
この子が迷ったり、立ち止まったり、引き返したりしないのが良かった。
拒絶されても、酷いことを言われても、「俺が伝え続ければいい」とはっきり言える隼人の頼もしいこと。
幼なすぎて昇を傷付けた隼人がこんな風に変われたのは、奏真と出会えたからなのに、それを奏真が信じてあげられないのが悲しい。
奏真の心情が理解しにくかったので、整理して考えてみました。
1) 人間不信だった自分を人の輪に入れてくれて、前を向かせてくれた相手を好きになった(1巻)←理解できる
2) 好きになった相手の優しさは「過去の罪滅ぼし」で、自分だから優しかったのではなくて、「償いたい相手と同じ境遇」に対して優しいだけだった←理解できる
3) 好きになった相手は、友人をひどく傷付けた相手だったから、好きでいるのはやめよう←自分が身を引けば2人が上手くいく的な?それとも友人の仇は自分の仇的な?
ここで迷子になりました。
どっちかと行ったら後者に近い気持ちなのかな?
もし自分が隼人と両思いになったら、昇が傷付くから遠慮したのか?とまで考えましたけど、なぜ?ほんとにどうしてここで引く?
さらに終盤では「隼人を好きでいるのをやめる」理由が、「もともとゲイじゃないから」にすり替わるのが、ベースになる理由すらよく分かっていないわたしには、青天の霹靂というか、「そんな普通の理由にしちゃうんだ…」というガッカリ感。
そもそも高2ですよ。
男女でもそこから添い遂げる確率の方が低いのに、そこを「もともとゲイじゃないから」で括ってしまうのは違うよなあ…。
そこへ洗脳するみたいに丸め込もうとする、ヤリモク的な大学生まで登場させるのも、ドラマティックだけど、ぐぬぬぬぬ…。
難癖つけておりますが、評価は「神」です。
横に逸れまくる奏真に対して、信じてもらえるまでただ伝える、ただ一緒にいたい、と頑張った隼人が素晴らしかったのと、7年後が見られたこと、それに昇の明るい未来の予感まで匂わせてくれたことで、難癖部分が全て昇華しました。
昇の隼人に対する憎しみの部分の心理描写も最高でした。
大好きな映画『覇王別姫ーさらば、わが愛』のコピー、「愛しても愛し足りない、憎んでも憎み切れない」を思い出しましたよ。
読み返して良かった。
設定も興味深いし、心理描写も素晴らしい。
そして作画が美しい。
言うことなしです。