電子限定描き下ろし漫画付き
ふられたばっかりの毛深い毛利君と、彼女がいるのに変態的に体毛好きの嫁島君。
イケメンでモテモテなのに何としても胸毛を舐めたい嫁島君の行動が、毛利君の元カノへの復讐心と相まってどんどんエスカレートしていきます。
嫁島君、どんな気持ちで彼女と付き合ってるんだかわかりませんが、これだけ強烈に毛利君を求めてる時点でアウトでしょ。
ラストの展開で、お互い見た目だけが好きじゃないって確認しあうところ、必死さがかわいくてなんか胸がぎゅーってなりました。
◆男心と胸毛と女装(表題作)
タイトルと表紙にすごくインパクトがあって、日野先生の他の作品も自分に刺さるものが多かったので、前から気になっていた作品でした。結論からいうと、ストーリーやキャラ的には萌2評価でもいいくらいでしたが、自分の女装受けの許容範囲が思ったより狭くて、ビジュアル的に少し萌えが減ってこの評価に落ち着きました。職場でも皆に可愛がられている普段のほわんとした嫁島はとっても可愛かったのですが、やはり濡れ場では男性器のついた女性にしか見えず…。だからこそのストーリー展開なので、この作品にはなくてはならない要素なのですが。自分の性癖を再認識しました。女装受けに抵抗がない方には良質な作品として心からオススメします。
◆マジカル★カーペット
擬似「セックスしないと出られない部屋」。二次創作ではよく見かけますが、商業で描かれるのは珍しいですね。何も考えずに読めるアホエロといった作品でした。魅力的な兄弟関係だったのですが、こちらも兄が長髪を結んでいる髪型で、個人的に少し萌えきれず。女装・長髪受けに対しての己のキャパの狭さが残念です。
作者さんの萌がつまった作品なのかな、萌の方向が一緒ならかなり濃く楽しめるのではと思います。
体から始まる関係が、いつしか、という展開。
よくあるパターンですが、その体というのが特殊性癖。攻めの方は、受けのかわいい顔が気に入ったようですが、受けのかわいいイケメンくんは、体毛が大好き。
人一倍体毛が濃い攻めの毛利(毛が入ってる)の毛を舐めて興奮してしまう。
最初は酔った勢いですが、お互いにHが気に入ってシラフでも。。
毛利の方は、女装するならしてもいい、と受け嫁島を女の子扱いでちょっとひどいのですが、純朴で面倒見が良いキャラなのでクズには感じられない。
嫁島は女装してもしなくても、だんだん可愛く思えてきて、そこは読み進めると毛利に同調できます。
嫁島は、セフレとか言ってても実は好き、というのかと思ったら違いました。彼女がいるので最初は本当にただのセフレだったようです。
どちらも好感が持てるキャラで、そんな二人が幸せそうなのはなんかイイです。
収録された短編の方はちょっとファンタジー入ってて、とんでもない兄が持ち帰った魔法の絨毯に乗ると、飛ぶのではなくHしないと出られないアレになる、という設定でした。
実はお兄さんの方は弟のこと好きなのかな?
日野さんのキャラはなんか面白あったかで好きです。
表題ともう一作品、兄弟ものが収録されています。割と苦手だという方も多い要素目白押しなのかもしれませんが、特に表題大大大好きでした!!
◾︎表題
◾︎毛利×嫁島
「とっつきやすいライトなラブイチャBL」がこういう形になる日野先生…どういうことなのか。好きです。
特に体毛描写が嬉しい。なんなら受け攻め両方に生えててもいいと思っていて、すね毛がたまに双方にある作品で喜んでる程なので。いわゆるガチムチで体毛の人物はたまにいるけれど、このちょっと可愛い先生の絵柄での体毛は貴重です。
Qpaらしい濃いエッチシーンもありつつ、話の筋はしっかりしていて心理描写も熱い!毛利が一貫して「男性との恋愛」を強く意識しながら性欲には正直なところ、変に最近の流行りのキャラ付に迎合していなくて良かった。男心ね…
先生のpixivにある紹介漫画のゴムをつける毛利さん、きゅんとしちゃうの分かる!
電子限定おまけ 表題バニー4枚
萌2〜神
誰にでも性癖ってあるものでしょうけど
毛深いのが好きというのも結構極端かもしれませんね。
某作品で一度お目にかかったことはありますが
あちらも胸毛に顔をうずめて感嘆をはいていましたww
男くささの象徴はわからないでもないですけど
嫁島は可愛い顔してえぐい趣味してる…。
毛利はわりとヘテロっぽい見た目かと思いましたが
メンクイで顔が良ければ男でもイケる貪欲さに驚きました。
嫁島は彼女がいるのに毛利に抱かれていたり
毛利は“俺がコイツの顔にしか用がないのと同じで
コイツも俺の胸毛にしか用がないんだった”と思ったり
二人ともデリカシーのないところがありつつも
芽生えた恋心を否定したくなる足掻きなんですね。
毛が無くても、女装しなくてもお互い好きで良かったです。
でもどちらかというと嫁島×毛利の方が好ましかったかな。