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表題作凛! -RIN-(3)

柴田草,高校3年生,元弓道部,幼馴染
小早川桂,高校2年生,弓道部副部長,幼馴染

その他の収録作品

  • 番外編 前後編

あらすじ

弓道部の夏合宿で、草との恋にも弓にも自信を失いかけた桂。けれど、草の「甘えることを恐れるな」という信頼の言葉が、桂の迷いを断ち切ってゆく。そして合宿最終日。桂の放つ矢は、的の中央に鮮やかな軌跡を描き出す――。
草が卒業した春休み、桂を狙う第三の男登場!?
番外編も収録し、大人気シリーズついに完結v

作品情報

作品名
凛! -RIN-(3)
作画
穂波ゆきね 
原作
神奈木智 
媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
シリーズ
凛! -RIN-
発売日
ISBN
9784199602672
4

(23)

(10)

萌々

(5)

(8)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
10
得点
94
評価数
23
平均
4 / 5
神率
43.5%

レビュー投稿数10

もっといちゃいちゃを

しかし、桂の周りにはどうしてこうもホモが多いのか?
それとも、桂が魔性の男なのか?
番外編ではさらなる当て馬さん登場です。
いくら桂が香一に靡かないからと言って、
当て馬さん二人はいらんだろう。
もちっと違う切り口の話が読みたかったかな。

3巻(本編)の中でも、
こいつらやったんか、と匂わせる感じはありましたが、
番外編の最後にエチシーンちゃんと(?)あります。
ただ、穂波さんの絵なのでそんなにエロくはありません。

エロを楽しむというよりは、
高校生の恋愛(BLだけど)と自身の成長の話でした。

1

圧倒的な存在感

このシリーズ、好きすぎて好きすぎて、1・2巻とだらだら自分の想いの丈を思いっきり語らせて貰いましたが、どうしてもあと1個だけ叫びたくて、3巻のレビューも書いちゃいます。


・・・大和が格好良すぎます!!!

ーいえ、この3巻のメインはきっと桂の成長だろうなとは思うんです。
迷いの消えた彼の弓はとても清々しく力強くて、1巻から彼を見守ってきた読者の一人としては感慨深いものがあります。
番外編で高頭が言ってましたが、草と香一、二人の男前に寄り添われて、きっと桂はこれから更に成長していくんだろうと感じました。

しかし、今回そんな桂に対する親目線の感情を軽く凌駕する程、大和が凄く凄く素敵でした。
香一を二人きりで道場に呼び出し、立ちを見せた後に言った言葉が、
「今の一手だけはおまえのためだ」
「さっきの俺の弓をおまえが越えられる時が来たら、その時はもう一度考えてやる」

・・・って、もう男前すぎて、言葉を無くします・・。
恐らく、この行動には香一に対する牽制だけではなく、鼓舞する意味も含まれているんでしょうね。
ーーこんな先輩、羨ましすぎます。
香一じゃないけど、あんな格好いいところを見せ付けられたら、『ちくしょー、絶対いつか越えてやる』って気分にさせられますね。

正直、3巻は番外編の評価が難しいんですが、この大和のシーンだけでも神評価を付けたいです。
残念ながらこれでシリーズは終わりですが、またいつかどこかで彼らと出逢えたらいいなぁ。

2

桂、いろんな意味で強くなった

少し前の作品ですが、すごく爽やかな素敵なスト-リーでした。
弓道と言う武道を通して若者が悩んだり恋したり
友情や愛情がいろんな形で交差して、主人公が成長していく。
1巻から3巻通して激しいシーンはほとんどなく
でも、そこに確実に相手を想う熱い気持ちがある。

好きで好きで仕方ない気持ちを、それぞれがいろいろな形で表現したり
相手のために自分ができることを模索したりして
自分なりの愛の形を探そうとする・・・
1巻の最後で晴れて恋人同士になった桂と草。
最初は自分に自信が持てなくて何事にも臆病だった桂ですが
まわりのみんなに支えられ助けられて、心も弓の技術も成長してく。
優しさゆえに、自分の気持ちをうまく伝えられなかったり
相手を思うと、断りきれずに雰囲気に流されたり・・・
そんなことが、周りのみんなも巻き込んでいることに今更ながら気づく桂。
強くなる・・・心も弓も・・・

ずっと気持ちがぶれず、好きと言いながらも桂と草を認めながら
陰で桂を支え続けている桜沢、私自身は彼の方が好きです。
桂も桜沢を選べばいいのに・・・て何度も勝手に思いました。
高校生とは思えない落ち着きと洞察力、指導力、脱帽です。

いつまでも子どもだと思っていた桂もキスマークつけるまでになるとは・・・
あの草くんも、桂の前ではただの男。
それまで、キスシーンはあってもHシーンはありませんでしたが
最後の最後に番外編であつーいH拝見いたしました。

3

所作の美しさが絶品!

ご自分も弓道経験者とおっしゃっている穂波さん。
流石です。動きや姿勢に釘付けになってしまいます!!
実は私も高校時代弓道部だったのですが、
こんなにイケメン揃いの弓道部があったら入部希望者殺到ですよw
(ちなみに私は女子校でしたが;)

主人公・桂の成長記とも思えるこのシリーズ、
完結するのは勿体無い…!!
それでも、精神的にも随分大人になったし
草との恋も安定したので一応は満足(何様?)。

当て馬が二人もいるって、
あんまりモテモテすぎるのってどうよ、とも思いましたが、それは仕方ない。
桂は見た目どおり可愛らしいけど、見た目に反して芯の強い部分があるから。
そこに皆惹かれてしまうんだね…。
親友の香一も、イギリスから帰国した早々、桂に一目惚れした高遠さんも
当て馬にしておくには惜しいほど魅力的!!
…だからこそ当て馬スキーにはたまらないものがあるのですが。

草は普段とても大人っぽくて弓道の腕前も抜群なのに
桂の事となると余裕が無くなって、拗ねたり嫉妬したり
独占欲が強い等の面が素敵です♪

桂のお兄ちゃんもカッコいいんだけど、
理解がありつつ、ちょっとブラコンw

タイプの違う登場人物を描けるのはプロなら当たり前かもしれませんが
皆が皆個性的で、表情や仕草がそれぞれの性格に合っています。
こういうのって描けそうで描けない気がします。
やはり穂波さんは漫画家として素晴らしい才能をお持ちだと改めて思います。
(勿論挿絵も美しくて見惚れてしまうほどですが)

射法八節とか的張りとか懐かしいな…。
全然関係ないですが、小麦粉をお湯で溶かして糊を作って、
それで張りました。うちの部は。(エコ?)
この作品を読むと、「もっと真面目に取り組めば良かったなぁ」と後悔してしまいます。
精神統一!なんてカッコいいものじゃなく、
部活中の私は「お腹へった…。晩御飯なんだろう」とか
「今日夜何のTV入るっけ?」とか考えていましたから;
また弓道やりたいです!!




4

桂が強くなったなぁ…としみじみ思う完結でした。


もともと強さはあったんだけど、さらに磨きがかかったというか。
なんというか、桂の心の中に「自信」があるんだってのを感じました。
自分に対する自信というよりも、自分にとって大切なのはなんなのかとか、守るべき人は誰なのかとか、そういう自分の選択に対する自信という気がします。

当て馬さんとの弓道場での遣り取りを読みながら、しみじみ「凛」という印象を持ちました。

ただ香一がなぁ…最後まで報われなくてかわいそうだった;
桂もなんだかちょっと残酷な気がします。
香一の苦しいくらいの気持ちを知っていて、それでも親友として手放せないだなんて、ちょっとずるいと思う。
まあ香一がそれを望んでるから良いんだけど。

このお話は全編を通して、桂の成長を見守ってきたような気がします。
対象的でありライバルでもあり親友でもある香一がずっと傍に居て、一緒に切磋琢磨してきたので、なんだか攻めの印象が薄くて残念でした。
もう香一×桂で良いじゃん!って、2巻以降ずっと思ってたもん。

番外編は、できれば当て馬がらみのどうたらこうたらではなく、攻めと受けの絆が深まるようなエピソードを読みたかった気がします。
当て馬さんの件は、結局桂が一人で乗り越えたしね。

随分前に読んだお話なのでこんなテンションだけど、読んだ直後は身もだえするほど萌えたシリーズでした。
多分その時にレビューを書いていたら「神」にしたと思います。

1

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