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僕、小さくなりに行ってくる
巨人族の小竹は手違いで普通の高校に入学してしまい程なくして転校するけれど、そこで出会った普通サイズの武田と恋に落ちる。両思いなのに大きさが違いすぎて触れ合えない2人。小竹だけが好きなのに他の人とセッしちゃうビッチな武田はやりきれないし、小竹くんが現場を目撃してしまった時には読んでるこっちの胸が張り裂けそうに。
消えた小竹くんは小さくなる事が出来る赤い実を食べて戻って来るのだけど、それは実は死と引き換えのもので…。
同じサイズになりたかった小竹くんと、幸せの絶頂から後悔のどん底に落ちる武田くんの苦しみがもう苦しくて切なすぎて(号泣)
ラストはハピエンなのだけど、こんなに心乱されたのは久々で重い実先生天才すぎる!
武田に絶望的に恋してる大橋くんがまた切なくて、下巻の三宅くんとのお話も最高だった!!大橋ノートのいじらしさったらない。二組共最強に愛おしくて、好きすぎてたまらない世界観。
もっと前の作品の気がしていましたがまだ6年でした。『愛しのXLサイズ』シリーズはぼちぼち新刊も出てるんですね。
主役が常識はずれの体格差で、重い実先生らしいシュール気味のコメディでとぼんやりした記憶で久々に読みました。常識はずれの体格差からエッチシーンそんなに無いと思って読んでたら、大橋の存在をすっかり記憶の彼方に放り投げていたようです。ごめん大橋。
男同士ということは誰も気にせず、むしろ体格差が2人の障害になります。1,2話ぐらいの、まぁ出オチでもあるんですけど、ツッコミ不在の巨人ネタが好きでした。ツッコミ不在というか、読者がいかに笑いどころに気づいて心の中でツッコめるか、みたいなところはある。後半、登場人物が真面目な顔してわちゃわちゃしてるからコメディでいいんだよな?って気持ちになるので、コメディと信じて読める前半が好きです。
作家様買いです。
巨人の小竹くんと人間の武田くんのお話なのですが
設定が斬新ですごいなぁと思いました。
まさかの巨人…!!!!
そしてまさかの他の男の子との絡みがあるなんて…!!!
大橋くん(人間)と武田くんの絡みがあって
ええええ!?!?!と少しパニックになりました。
そうか…ただの接触か…?????
そして小竹くんも森くんと接触します…。
この話はどういう方向に進んでいくの…?と思いつつ
読み進めていったのですが
大橋くんと武田くんのエッチしているところを
小竹くんが見たのが切なすぎて…。
一応彼氏だよね…?
彼氏が他の男とエッチしてるのを見たんだよね…?
え…辛い…。
小竹くんに見られているのを分かったうえで
エッチを続けていた武田くんがよくわからないし
その後、大橋くんに冷たくなった武田くんもよくわからなかったです。
同意の上でやったことなのになんで大橋くんが悪い雰囲気になるんだろうって。
大橋くんは武田くんが好きだからしたのに可哀想だなぁって…。
そしてこの日をきっかけに小林くんが消えます。
学校にもおらず、グラウンドで走っている姿もみません。
そしてヤケになったのかその辺で会った人と
身体の関係を持つ武田くん。
ん-ないなぁ…。
ヤケくそになってるけどその原因は自分なのになぁ…。
その後どれぐらい経ったのかはわからないのですが
突然小林くんが現れます。
しかも武田くんと同じサイズになってー。
お話が濃くて本当にこれは1冊!?
なんか2冊ぐらい読んでる濃さがあるぞ!?と思う作品でした。
小さくなった方法や、小さくなった理由
小林くんがいなくなった理由がまだまだ散りばめられています。
ちゃんとハッピーエンドなのですが
大橋くんと森くんもそれぞれが武田くんと小竹くんを思っていて
本当にいい人なので幸せになって欲しいなぁと思いました。
上巻だけで綺麗にまとまっているのですが
下巻があるのでそちらにはどんな物語が入っているのか
また読みたいと思います。
重い実先生の世界感、唯一無二で大好きです。
シュールで、せつなくて、愛にあふれている感じ。
設定が有り得なさすぎると没入できなくて萎えてしまうことってあると思うんですが、
私はいつの間にかこの作品の世界感にハマっていました。
設定はぶっ飛んでいても登場人物の感情はリアルだからだろうか、、
途中、苦しくてシリアスな場面あります。
そういう話は好んで読まないのですが、この作品は救いがあるので大丈夫でした。
シリーズ全部読みましたが、当て馬が主人公のスピンオフまですべて読んでほしいと思います。