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運命的な出会いに憧れを抱いているようなロマンチストな一面があるのに、
それが周りにバレないよう職場ではクールな人に擬態している拓海のキャラがツボでした。
結婚する同僚を素直に祝えないばかりか『結婚なんて面倒だ』とまでも言ってしまったのに
家でひとりになったら羨ましさにジタバタしているのが可愛すぎる…!
そんな拓海の姿に初っ端から心奪われて、
細谷と出会ってから見えるたくさんの表情もすごく魅力的に映りました。
細谷の気持ちの変化もチョロい感じではなくて、誠実に真っ直ぐに向き合う様子に好感が持てます。
ノンケだからとかゲイだからとか、そういう部分をこえた想いを感じられたのがすごく良かったです。
細谷の従弟である慎吾の恋が実ったことにもホッとして、全方向幸せに包まれた素敵な作品だったなと思いました。
3編収録されているお話はノンケメガネの細谷とゲイの拓海の出会い編とそのご編。
細谷の同僚ノンケ北村と細谷の従弟であるゲイの慎吾編です。
性格が良いノンケと過去の恋愛があまり良いとは言えない可愛いゲイのお話です。
会社ではクールで愛想のない拓海ですがホントは恋愛小説が大好きなロマンチスト。家族や友人もおらず過去に交際した人も一人だけ。細谷の前では自信がなくてオドオドしがち。後ろ向きな発言も多いけどそれ以上に素直に可愛いことをサラッというのが魅力的です。愛でたくなる気持ちわかります。
慎吾は経験豊富で誰とでもすぐ打ち解ける愛想の良い子ですが、実は人一倍他人に気を遣い自分をないがしろにしがちな子。
恋活パーティー後にいつ拓海が傷ついちゃうかと思うともう読んでて悲しくなりました。
慎吾の笑顔の下に隠していた恋心にもキュンとします。
ただ自分基準からすると、ノンケくん達がサクッと素直に恋に落ちゃってます。もう少しすれ違ったりする苦味が欲しかったです。
メインカプは、年上ノンケ×年下ゲイ。
従兄弟の付き添いでゲイの恋活イベントに参加するノンケ攻め(細谷)と、ロマンス小説のような恋愛に憧れるも過去の恋愛にトラウマがあり出会いもなくて恋活イベに参加したゲイ受け(拓海)。
表紙の二人だけかと思ったら、後半にまさかのサブカプが出来上がってめちゃくちゃお得に感じました。
細谷の同僚×細谷の従弟。
このカプもメインと同じ、年上ノンケ×年下ゲイなので、満足度が半端ないです。
同じ属性なのに、四人とも性格が違うのでまったく別物のカプとして味わえる。
2カプどちらの受けも、違うタイプの健気さと愛らしさがある。
話の内容がすごく充実してるうえにボリュームがあるように感じた。
電子で読んでるので他の小説とページ数がどれくらい違うのかわからないけど、紙書籍だと分厚いのでは? と思うほど。
素敵な表紙と、高い評価に惹かれて読みました。
リーマン同士ってのも好き。
とにかくかわいいの一言。終始読んでるこちらが、ドキドキしてくるような展開が楽しくて、1人でニヤニヤしてしながら読みました!
性別関係なく、こんな恋愛にドキドキして、相手の言動に一喜一憂して、振り回される恋愛ってあったよなぁなんて思いながら、楽しく拝読しました!
拓海は、会社の冷めた印象とは真逆でギャップ萌え。
とにかく乙女で、めちゃくちゃかわいい。細谷との富士登山の
ために、ジョギングを始めたり、付き合いはじめても
細谷がノンケであることを忘れないように、いつも肝に命じてるのが健気で泣けてきます。
一方の細谷は、ノンケ、長身、眼鏡、料理上手なまさにスパダリ。
性格も男前で素晴らしい。
ノンケスパダリが、拓海のことを好きになるかについては、私も半信半疑で
したが、こんなに自分のことを好きで思ってくれて、細谷に捨てられないかいつも
ビクビクしてる健気な拓海を見てたら、絆されるかもと思いました。
2人のラブラブなその後も見ることができて、大満足です。
…と◯橋純子さんの「◯ルエット・ロマンス」が脳内に響きました。
主人公はリーマンの拓海。ゲイ。
ゲイバレを恐れて、必要以上に冷淡で乾いたひねくれ男を演じてる。
でも本当は、ロマンチックに憧れて、運命のひとに運命的に出会って運命的に恋に落ちたいっていつも思ってるような乙女。
ある日白髪を発見して、待ってるだけじゃダメだ、とゲイ婚活パーティーに参加することにするが…
…と始まります。
パーティーでマッチングした細谷は素敵で優しくて、舞い上がる拓海。
ところが、この後拓海が地獄に突き落とされるような酷い真実が!
この時の拓海が可哀想で可哀想で…
そんな「転」があって、よりその後の怒涛のロマンチック展開が甘さを増してきます。
細谷が甘い甘い!
拓海の可哀想さもお釣りがくるくらい報われます。
100%ハッピーエンドなので読後感も満足。
また、作内スピンオフという感じでもう1組CPもハッピーにまとまります。
一冊でしっかり満足度を得られます。「萌x2」で。