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表題作プリンス・ノワール

徳江工
徳江組二代目組長
勝瀬時雄
工の世話係で若頭

同時収録作品プリンス・ノワール

黒田美智留
徳江組幹部
勝頼時雄
徳江組若頭

その他の収録作品

  • Bomus track
  • あとがきみたいなもの
  • カバー下 設定資料

あらすじ

若くして徳江組の二代目組長となった工は、
襲名して早々事故に遭い、記憶が退行してしまう。

それにより性への知識も真っさらになってしまったが、
元より“オンナ”役も務めていた若頭・勝瀬が奉仕してやると、
苛立ちや寂しさを埋めるように、度々その身体を欲するようになった。

勝瀬は組の内外に記憶退行の事実が漏れないよう努める中で、
出会った頃からすでに影を背負っていた工の、本来の明るさを垣間みる。
しかしその人が変わったような違和感に、組内の対立派閥も気づき始めーー。

中身は“子ども”の組長と、その“オンナ”の若頭。
すべての欲が絡み合う、究極の主従愛。

描き下ろし7ページ収録! 

作品情報

作品名
プリンス・ノワール
著者
りーるー 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス moment
発売日
ISBN
9784801962743
3.6

(81)

(21)

萌々

(32)

(10)

中立

(12)

趣味じゃない

(6)

レビュー数
17
得点
275
評価数
81
平均
3.6 / 5
神率
25.9%

レビュー投稿数17

りーるー先生の新境地

作者買いです。
りーるー先生は、ちょいちょい拝見してるTwitterから人柄の良さが感じられて、その人柄が作風に表れてて大好きな作家さんです。
なので、新境地でヤクザBLと聞いて、ちょっと心配してましたが。

杞憂でした。良かったです。全然ダークじゃないです。

10才でむりやり母親から引き離されて跡目として育てられた工(たくみ)と、工の世話係として十数年尽くしてきた勝瀬のお話です。

「主(あるじ)で家族で恋人」てほんとぴったり。
勝瀬の、全部ひっくるめてこの人じゃなきゃダメなんだって想いがビシビシきます。だから、エロエロだけど、ラブのエロじゃなくて、絆を確かめ合うようなエロに見えます。
エロ中の工が、見た目は大人なのに、表情から頭は子供なんだなって感じる瞬間があって、ショタじゃないのにショタ臭を感じて、りーるー先生さすがだなって思います。

りーるー先生の筋肉、今回も堪能させていただきました。
今までの作品の中で一番大きい2人だったのでは?
特に肩の三角筋と、太ももの大腿四頭筋のデカさがやばいです。
ガチムチなのに艶かしくてエロい、エロいエロい。好き。

当て馬さん見てると、先生のレンコンBLの岩清水がよぎるんです。
目つきと何考えてるか分からないニヤけ顏と執着具合のせいかな?
岩清水を、ちゃんと悪くしてシュッとした感じ。
当て馬さんの最後の表情、なんか切なかった。

あとがきに、先生の自画像で、この作品が思いつくまでの流れが漫画で紹介されてるんですけど・・・

ぶっちゃけ、りーるー先生の自画像が一番の萌えなんですよねー!
(はっはっは、言っちゃった)
メガネのやぼったいおじさん(おにいさん?)、好きです。
いつかリアル握手会行ってみたい・・・。東北からどこへでも行くから。

全サないです。カバー下は主役の刺青の紹介イラストです。
りーるー先生の過去作好きなら、買って問題ないと思います。

24

そういち

購入迷ってましたが「岩清水がよぎる」とのこと!岩清水レスなので買うことにしました!!情報ありがとう御座います!

いい!

めっちゃいい!
説明できないけど、いい!

ヤクザもの苦手なんだけど、萌えました。

9

脱皮を繰り返す蛇のように。

アンソロジーでお見かけして、気になる作家さんだったので、新刊が出たのを機に購入。黒い背景に際立つ赤い刺青、さらには鋭い視線と、非常に目をひく印象的な表紙がめちゃめちゃ素敵(泣)ウキウキしながら読みました。

中身の方も裏稼業ってだけでもおいしいのに、年下組長に絶対服従のワンコ部下。さらにはオジサマ受けで、そのうえガチムチ萌えにはたまらないむちむちボディ。どんだけ私の好みが入ってるの〰️ってテンション上がってるところに、設定もすごいイイ。

望んでもいないのに次期組長として引き取られ色々なことを諦めて暮らしていた過去がすっぽり抜け落ちて、普通の子どもだった小4の男の子に中身が戻ってしまったなんて、すごいおいしい設定。

死んだ魚のような目で心を殺して生きている工の苦しさを誰よりも理解し、寄り添い、愛情を注いで、時に部下として、家族として、恋人として支えてきた勝瀬。
どこにでもいるような幼さの残る男の子の表情に、時折現れる闇を抱えて生きていた頃の男としての工をみつけて戸惑う姿は、読んでいる方もドキドキさせられました。

中身は子どもの工があったかい家族を求めながらも、その度に背中に刻みつけられている大蛇が重くのしかかり、最後には自らの背を撃ち大蛇という苦しんだ自分をも従えた姿は、蛇が脱皮をくりかえし成長していく姿にも見え、末恐ろしさを感じさせました。

そして、エロ、めちゃめちゃドキドキです(笑)
恋人としての記憶を呼び覚ますために、キスも初めてという中身はおこちゃまの工を指南していく勝瀬の姿はめちゃめちゃ滾るし、覚えはなくても身体は気持ちイイと素直に反応してしまう工は可愛い〰️、おいしすぎました。当て馬くんも期待以上にすごいイイお仕事してくれてるし、私の好みを詰め込んだような、1冊丸々おいしいところばかりの作品でした。面白かったです!

9

本当に救いたかった人 救われた人は誰か?

うわぁーめっちゃ面白かったです!!
テンポも良いしエロあり涙あり、何より物語が深い!!文句なしで"神"付けさせていただきました(^^)手に汗握る作品!オススメです。

2代目ヤクザの事故、仕組まれた記憶喪失
誰の為に、誰がやったのか
誰を守り 誰が救われたのか

黒田の目的は
勝瀬を取り返すためか、地位を得るためか、2代目を2代目から"解放"するためか…。

純粋に勝瀬が守りたかったのは"2代目"ではなく"佐々木工"だったのかな。
ただただそれぞれが、純粋に、1番大切な人を、守りたかったのかなって思いました。

子供ながらに口にする言葉に凄みがあり、大人をもハッとさせる"小学四年生の佐々木工"に、とにかく目が離せません!!記憶は本当に戻っていないのかなぁ…なんて私は勘ぐってしまうことも笑。

ヤクザものの作品をあまり読むことはありませんが、私みたいに読まない人にもオススメ出来る作品です( ^ω^ )

3

かっこよくて切なくてやさしい、そしてエロい人間ドラマ

りーるー先生の作品に出会いだしたころに購入。
ほのぼのとしたエッチなお話を描く作家さんだと思っていて、この表紙に衝撃を受けました。色味といい構図といい、とにかくかっこいい!

お話は記憶喪失になったやくざの2代目とそれを取り巻く人たちの人間模様。
いろんな「情」が登場して、しかもそれがすべて丁寧に描かれていてすごいです。

やさしさ、切なさ、狡さ、執着…
愛、もいろいろな愛が出てきます。

同時にエロいシーンはとことんエロい。
体格のいい2人の絡まりあいは、プロレスの肉弾戦を見ているかのようですごい迫力でした。
同時に流れる気持ちが美しくて…。
素敵な作品でした。

2

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