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スパダリアルファと新婚のつがい

super darlin' alpha to shinkon no tsugai

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表題作スパダリアルファと新婚のつがい

東條将臣
東條グループ配下商社の部門長
貴島聖也
将臣の秘書であり運命の番

その他の収録作品

  • 腹黒アルファと運命のつがいに子供ができました!
  • あとがき

あらすじ

次期総帥の座を巡って魑魅魍魎がうごめく世界屈指の企業、東條グループ。
本家長男の将臣は、アルファを凌駕する最高種エクストラ・アルファ。
そしてその『運命の番』、聖也は、将臣によって変異させられた稀少種アルファオメガだった。
職場でも公認の夫婦となった二人だが、真のバースは秘せられ表向きはアルファ同士の同性婚を装っていた。
そんな折、東條グループ内にエクストラ・アルファが存在するらしいとの噂が立ち始め…。

作品情報

作品名
スパダリアルファと新婚のつがい
著者
ゆりの菜櫻 
イラスト
アヒル森下 
媒体
小説
出版社
三交社
レーベル
ラルーナ文庫
シリーズ
腹黒アルファと運命のつがい
発売日
ISBN
9784879190215
3.9

(33)

(8)

萌々

(18)

(4)

中立

(3)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
10
得点
127
評価数
33
平均
3.9 / 5
神率
24.2%

レビュー投稿数10

加速する溺愛!高校生だった彼らの”その先”を描いた続編

ああーーーーもう、甘さ200%の中にハラハラドキドキのスパイスが
ぴりっと効いていて、最っっっ高の続編でした…!
この夫夫が本当に大好きです・:*+.

「腹黒アルファと運命のつがい」の続編のこちら。(Kindle Unlimitedで拝読)
αを超越した存在、”エクストラアルファ”である将臣(攻め)の執着によって
α→”エクストラΩ”へと強制的に変異させられた聖也(受け)。
そんな二人の馴れ初め、恋の成就が描かれたのが前作でした。

続編の今作では、なんと前作で高校生だった二人は社会人に。
同じ商社で働き、結婚し、
二人のラブラブすぎる新婚旅行inモーリシャスからお話がスタート。


もーーーーーこの新婚旅行のラブラブ度、セレブ度がまた半端ない!
…どんな徳を積んだら、こんなセレブな生活が楽しめる人生を送れるのでしょうか。
知りたい。笑

モーリシャスの青い海、広い大空が脳裏に浮かぶ、
素敵な描かれ方にうっとりです。
恥ずかしながら観光名所であるという”海の滝”を知らず、
思わずググって調べ、画像検索してその美しさに息を飲み…

聖也を離さない将臣の濃厚エッチ、攻めフ◯ラは当たり前、
逃さず奥まで攻めてくれるところも大好きです◎


次期総帥の座を巡る権力闘争に否応無しに巻き込まれてしまう
将臣×聖也。
二人がそれぞれ”エクストラアルファ” ”エクストラオメガ”であることを
隠しながらの同性婚生活が脅かされ、聖也が攫われピンチに陥る場面も。

そんな危機的状況の中で、聖也が語った言葉、独白がもう、
響いて響いて…

「将臣にとって自分(聖也)は弱点なんかじゃない」
「二人でいるからこそ、より強くなれる」

というもの。

見事、そんな二人の深い深い”愛と絆”の力が発揮されていましたね。感涙。

エクストラアルファの力を如何なく発揮し、
黒幕を己の力で縛り付け、病院では結界を張ってエッチしちゃう将臣。
誰もが屈する強力な存在なのに、聖也の前でだけはデロデロのあっまあま、
「恋する年下わんこ」になっちゃうところが、たまらなく萌える。。//

そんな最強のエクストラアルファだけれど、
実はそんなエクストラアルファの力を唯一無効化できるのが、
”エクストラオメガ”ー
という設定も大好き。愛してやまない聖也に命を捧げ、かしずく将臣の姿が印象的でした✧

で!
描き下ろしではそんな二人のラブラブ、愛の結晶である3歳の双子ちゃんも登場!
これ、もう頬が緩んでニヤけちゃって、困りました(*´∀`*)笑

子供たちを溺愛するパパだけど、
やっぱり一番大事なのは聖也なのね♡とニヤニヤ止まらず。
子どもにまで嫉妬しちゃう面倒くさいパパだけど、そんなところも愛おしい❤︎

妊娠発覚の際の、デリカシーのない発言を人前で堂々としちゃう将臣への
強烈な平手打ち、笑いました。聖也グッジョブ(*´艸`)

そしてまさかまさかの、総帥の妻が”あの人”の妹!?という事実発覚も。

そんな彼の物語がスピンオフ作であると知り、
これから読む気満々です✨

シリアスなシーンもあれど、甘くて甘い二人の愛に
どっぷりと浸れた続編、最高に楽しめました・:*+.

0

糖度200%増し!!!

こちら「腹黒アルファと運命のつがい」の続編になります。
が、こちらだけでも読めるように書かれているので、既に出来上がってるカップルの甘々イチャラブがお好きな方、おすすめですよ~。
前作より糖度200パーセント増してトコです☆

ちなみに前作ですが、二人の馴れ初め編。
執着腹黒攻めが13年と言う歳月を掛けて、受けを手に入れる為にジワジワ外堀から埋めて囲い込みましたと言う作品になります。
そちらでチラッとだけ、現在の幹部候補生と美人秘書編も書かれておりまして!
社会人編ももっと読みたいよ!!と歯噛みしてたら、今回刊行される事になりました。
イヤッホウ!!!!!



内容です。
次期総帥の座を巡って権謀術数渦巻く、世界屈指の企業・東條グループ。
幹部候補生である本家長男の将臣と、その分家で一才年上の秘書・聖也は、内緒にしてるものの「運命のつがい」。
実はエクストラアルファとアルファオメガと言う希少種です。
アルファ同士の同性婚を装いながら甘い生活を送る二人ですが、グループの派閥争いにより聖也が危機に陥り-・・・と言ったものです。


まずこちらオメガバースものです。
世界に十数人しかいない、アルファを凌駕するエクストラアルファが存在する事。
また、エクストラアルファは番と決めた相手をオメガに変異させる事が出来、その相手はエクストラアルファより更に希少なアルファオメガになる事。
それ以外は通常のオメガバース設定と同じになります。

で、今回は社会人編であり、グループトップの総帥を目指す将臣と、それを全力で補佐しようとする聖也。二人がちょい複雑な派閥争いに巻き込まれと言うものになります。
如何にも怪しげな同僚だったり、将臣を総帥として推す幹部。
誰が敵で誰が味方かと、ちょっとした推理サスペンスとしても面白いのですね。敵だと思っていた相手が実は・・・だったり、意外な黒幕に「おお!!」となったり。

なのですが、個人的に萌えまくったのが二人のイチャラブぶり。
甘い! めちゃくちゃ甘いよ・・・っ!!
前作では若さゆえの未熟さだったり傲慢さだったりが目立った将臣ですが、今回は良い意味でヘタレてます。
ワンコになってます。
終始聖也にデレデレで、口を開けば甘いセリフのオンパレード。
「聖也が魅力的過ぎるから我慢出来ないんだ!」みたいな。
その上、「僕もお前とイチャイチャしたい」と聖也から反撃されれば、「うっ」と興奮して鼻血を出しそうになる始末。
その脂下がりっぷりには、いっそすがすがしい気持ちになります。

また、前作では将臣の重すぎる愛情表現に押され気味だった聖也。
今回はですね~、彼も良い意味でしたたかになってるんですね。
将臣に甘いセリフを連投されれば、更に甘いセリフで彼を撃沈みたいな。
普段激甘なセリフを言いまくってるクセに、自分が言われると途端に骨抜きにされちゃう将臣がめちゃくちゃ可愛いです。
彼は成長していい男になったよ・・・。

あと、エロが多めです。
新婚で互いにベタ惚れなカップルなので、もう暇さえあればベッドになだれ込もうとしてます。
聖也が意外と負けず嫌いな所をベッドで発揮してるのも好みなんですね。
それと、個人的に好きなS字結腸攻めが萌えました。


最後にSSがございまして、そこでは双子に恵まれた二人の姿が拝めます。双子の名前にも愛を感じる。

と、とにかく甘い甘い作品。二人の甘すぎるやりとりに悶絶しました!!

4

この命、この躰、すべてが聖也のものだから

ストーリー的な面白さも、将臣と聖也の甘々っぷりも前巻の2割増!
最後まで一気に読み終えてしまい、次巻が待ち遠しいです。
(出ますよね?倉持くんや花藤くんが気になって気になって…)

続編として発刊された今作。
将臣と聖也の結婚式から始まり、ハネムーンに行き。
帰ってきてからの本家内の揉め事に巻き込まれ…
と、展開的にはイベントや事件性のものが多々あるので、
2人の馴れ初め編である『腹黒さアルファと運命のつがい』を読まれてから
こちらを読むことをオススメします。
というか、今作を思いっきり楽しんでもらうためにも
ぜひ読んで欲しいです。

将臣のスパダリ感が全く崩れた今作。
残念なんですが、愛すべき要素がに見えてしまうほど愛くるしいキャラです笑。
誰が居ようがどこだろうが、構わず愛を叫ぶ姿が可愛くて可愛くて…。
前巻での腹黒さ+ミステリアスさはどこへ!?といった感じですが、
そんな将臣を見れるのも聖也ありきなんですよね。
アルファオメガになってしまったにも関わらず、オメガバース性を感じさせない
こちらもスパダリさんで。
将臣をうまく尻に敷いてるかと思えば、聖也も流されやすくすぐ燃え上がるし…。
本当にいいカップル?夫婦?像を見せられた気がします。

最後の同時収録SS。
子供までで読めました!!もう、満足の1冊。

本当の黒幕は…!?
で終わる、今作。
ってことなので、次巻が出ることを期待しつつ今作をまた読み直してきます★

3

甘々のでろでろ



「腹黒アルファと運命のつがい」の続編です。
世界観や人間関係はこの作品のなかで簡単に説明がされているので、出来上がったカップルのデロデロ甘々エロエロな話を読む分には問題ないかと思いますが、二人が番になったすったもんだを描いた前作を読んでからのほうが楽しめると思います。特に二人のギャップが楽しいです。

この世界は、男女の性別の他アルファ・ベータ・オメガというバース性がある普通のオメガバース設定に加え、世界に数十人しかいないアルファの上位種エクストラ・アルファとアルファからオメガに変異した両方のバース性をもち100%アルファを産むアルファオメガという希少種があります。
すべてのバース性の頂点に立ち、結界を張ったり、アルファをオメガに変異させる能力を持つ超人的なエクストラ・アルファが今回の攻め様・東條将臣将臣に執着されオメガに変異させられアルファオメガとなった将臣の番となったのが受け様・貴島聖也

オメガが最下層という偏見の世界で、たとえ襲われても発情していたオメガが加害者で本来加害者であるはずのアルファ被害者になるというオメガにとってとても生きにくい世界ですが、今作品ではその辺りはあまり表にできません。

<あらすじ>
世界屈指のグループ会社・東條コーポレーションの本家御曹司で次代の総帥の座を狙う将臣とその番で秘書として将臣を支える聖也の結婚式が番になって10年を超え、やっと行われることになります。
二人を祝福してくれる人たちを招待したチャペルでの結婚式にモーリシャスへの新婚旅行と二人は幸せの絶頂です。
が、帰国した二人には水面下で動いていた一族の中での権力争いが顔を出し始め、二人はそれに巻き込まれていくのです。

結婚式と新婚旅行は最初の1/4を占め、甘々幸せな二人が堪能できます。
幸せに水を差すのは一族の総帥をめぐる権力争い。
国家機密扱いであり一部の人間しか知らないはずのアルファオメガについて漏れ出ていることから想像が膨らんでしまい不安になります。
味方であると思っていた人物が実は・・とか逆に敵だと思っていたのが・・とか誰を信用すればよいのかわからない状況です。黒幕は一体誰なのか。

今回も攫われ姫となってしまう聖也ですが、今作では脂下がった姿ばかり披露してきた将臣がここはきっちり働いてくれるので安心です。
結局、黒幕ははっきりしなかったので続編があるのかな?

聖也がアルファオメガだと公表できない上、聖也をオメガにしたことが負い目の将臣はアルファ同士・男同士ということで世間的には通すことにするのですが、アルファ×オメガ以外の男性同士は年代が上に行くほど風当たりはきついです。
ただ、真実を知っているお互いの両親や総帥他一族の数人、高校の時からの友人花藤や同期の同僚などには祝福されているため、幸せを感じられるのが良かったです。
聖也も優秀なアルファであるため、アルファオメガとしてただ守られるだけじゃなく、上層部ときちんと渡り合えるのが心強いと思いました。

ただ、前作は番になるまでだったので、将臣の執着具合と優秀な生徒会長としての腹黒具合がとても楽しかったのですが、今回は世間的に公表してしまったためどこでもデレデレでお腹いっぱいという感じです。
聖也にしても、二人きりの時はともかく外面ではクールビューティーだったのに今では将臣になんだかんだで乗っちゃってるのでとにかくふたりでいちゃいちゃしどおしでした。
仕事している描写が少ないからか、将臣の腹黒スパダリ感は鳴りを潜めていたのでもう少しそういったところも見たいと思ってしまいました。
おかげで今回は前回以上にエロエロです。
すぐにエッチに雪崩れ込もうとする将臣に対して結局少しだけといって受け入れ
て結局そのまま・・・

話の最後には聖也の妊娠がわかり、後編のショートでは双子ちゃんが!
アルファの聖也をオメガにしてしまったことに引け目を感じていた将臣は子供まで生んでくれた聖也と子供たちに本編以上のデレデレでこんなので大丈夫かと思うくらいなのがほほえましいと思いながらも、この幸せがずっと続くことを願ってやみません。
ただ、この子供は世間的にはどう公表するのでしょうか。実子なのに養子設定にするのかな?なにも知らない子供たちが傷付くことのないようにして欲しいものです。

前作で将臣の親友でありながら裏切り者になった倉持がちょこっとだけ出てきたのですが、力のあるアルファが支配するこの国の仕組みやアルファ同士の権力争いを煽る東條グループの方針に異を唱えていた倉持と将臣が和解することができるといいな。
東條の総帥の妻の言動も気になるし、倉持が東條グループの敵であっても将臣の敵でないことを願うばかりです。

2

ますます謎が

2人は留学後に東條グループ配下商社の部門長とその秘書として働いています。将臣が東條グループ次期総師になるために公私に渡って聖也がサポートしています。

誰が味方で誰が敵か、会社内の派閥争いがエグいです。一見すると将臣に守られているようで、聖也が強くなってます。甘々が増した分、お互いの信頼関係が強くなってました。高校時代からの友人の花藤も同僚として、2人の味方になってました。

倉持がちょっとしか出て来なかったのが残念なのと、現総師の後妻が倉持の妹ってところで終わったので消化不良です。続編読みたいです。

0

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