• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作月と太陽(2)

椿,メイクアップアーティスト
山田将大,ヤクザの家のドラ息子

その他の収録作品

  • 長かった夜。
  • あとがき
  • カバー下 1コママンガ 2本(in ホームグラウンド①②)

あらすじ

どうしても手に入れたいモン見つけた
それは……アンタやーーー…!
迫力美人・椿xチンピラヤクザ・将大の魅惑の凸凹♡ラブ・トレーニング完結‼︎

ヤクザの家のドラ息子・将大(まさひろ)はメイクアップアーティストの椿と出会いその美しい外見だけでなく、内面の強さに惹かれ彼の影響で更生し始める。
椿ともっと一緒に居たいと思った将大は家を出て同棲を始めるが、周囲は反対モードで……?
大人気「花といっくん」シリーズスピンオフ!
魅惑の凸凹♡ラブ・トレーニング完結‼︎

作品情報

作品名
月と太陽(2)
著者
阿部あかね 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
シリーズ
花にくちづけ
発売日
電子発売日
ISBN
9784403666476
4.4

(81)

(51)

萌々

(21)

(7)

中立

(0)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
13
得点
360
評価数
81
平均
4.4 / 5
神率
63%

レビュー投稿数13

愛しい男たち

カッコイイ表紙が印象的。雪の降る寒い時期がメインのシーンに持ってこられたのもあって、あったかい気持ちになれた2巻でした。温かいスープが飲みたい気分の読後です。

この人ならひとりでも生きていけそうとかよく言うけど、そんなことないと思うんですよね。自信たっぷりにやりたいことやってるように見える人だって、大勢から憧れの眼差しを受けてキラキラしてる人だって、目の前の仕事をしているリアルな人間。椿のことがよくわかる2巻でした。

椿はいくつも恋愛をしてきたのかもしれないけれど、将大みたいな人は初めてなんだろうなっていうのが、どのシーンを読んでいても伝わってくる気がしてそこが好きでした。椿のお母さんも登場して、あぁいい話だった♡まーくんも椿にゾッコンだし。それにしても椿とふたりだけになると甘えん坊になったり、ここぞと言う場面ではいい男な将大。彼のいろんな表情が見られました。

帯に「魅惑の凸凹♡らぶ・トレーニング完結‼︎」とあり、この2巻でふたりの話が終わるのかと若干ビビりながら読み始めましたが、まだ続くようでよかった。あとがきによれば、花といっくん以上のバカップルになるかもしれないふたりということで、楽しみです!

描き下ろしの椿の太ももが予想以上にしっかりしてて惚れ惚れ。水道局のお二人(笑)も相変わらず和むキャラでかわいかった。何度か読むうちにじわじわくるものがあり、最終話をメリーゴランド中です。

そういえば「ややっ」とか「強くせんとってっ」のセリフ。
↑これを、あのまーくんが、あの椿に言ってると思うとニヤニヤが止まりません。

5

「私は強いから大丈夫」を脱げる時。

何度も読み返したくなるようなとても素敵な着地でした♡
最近の阿部あかね作品は恋愛にとどまらない、人生の愛のお話って感じですね。沁みました。

あぁ、椿さんは紛れもなく阿部あかねさんの攻めだなぁ。
カッコよくって可愛くって愛おしくって・・・美長さん然り、武久さん然り、私は作者の描くこのタイプの攻めキャラが心底好きなんだけど、今作の椿さんはその中でもダントツかもしれない。

私が思う阿部作品の魅力は、矢印が→→→→から→→←←になる過程で攻めキャラの【人間味】が露呈していくところなんです。
本巻に将大が椿のことを「人間臭みが出てきて安心した」って言うシーンがあるんですが、あぁこれだなーって思いました。
ダメ男なキャラだけじゃなくて、“ちゃんとしてる”キャラに対しても「安心」をさせてもらえるんですよね阿部作品は。

椿さんが女装キャラだったのも良かったのかな。
私は強いから大丈夫と思って生きてきたけど・・・って言えるのって、男が言うには男のプライドがそうは言っても邪魔するんじゃないかな〜って思うから。椿さんだから阿部先生はスルッと言わせてあげることができたんじゃないかな?なんてふうに思いました。

今回のお話自体はこれで完結ですが、この2人のお話はまだ描いてもらえるみたいで嬉しいです。
花といっくん以上のバカップル・・・うん、全然想像出来ますね!笑

【電子】レンタ版:修正○、カバー下なし、裏表紙なし

5

とにかく最高。

待ちに待った『月と太陽』の2巻目。

『花にくちづけ』『花といっくん』のスピンオフ作品ですが、この作品単体でも読めます。が、『花といっくん』シリーズを読んでからこちらを読まれることを全力でお勧めしたい。『花といっくん』シリーズで、どうしようもないボンボンだった将大の成長物語だからです。

極道の長男として生まれ、「自分」が見いだせずに流されるように生きてきた将大。
そんな将大が、ハナちゃんを介して出会ったのが、ハナちゃんのメイクの師匠でもあるメイクアップアーティストの椿。

1巻は、将大と椿の出会い編。

2巻は、二人が恋人になるまで、が描かれています。

なんていうんだろうな。
色々な意味で、優しく、愛情に満ち溢れたストーリーでした。

ブレることのない「自分」を持った椿に心惹かれた将大。
でも、しっかり者に見える椿もまた、心に孤独を抱えている。

そんな二人が出会い、そして恋をした。

『花といっくん』シリーズで、どうしようもないクズ男くんにみえた将大の成長ぶりがすごくカッコよかった。初めて自ら手に入れたいと思うものと出会い、そしてそれを手に入れるために奮闘する。めっちゃカッコいいのに、椿に抱かれて泣いたり喘いだりする将大が可愛くて萌える。

そして椿も。
自立し、強い信念を持つ椿が将大の言動に振り回され一喜一憂する。
カッコいいのに、可愛い。
なんでも完ぺきにこなすように見えて、実は料理が苦手というのもギャップがあっていい。
最強ですがな、椿師匠…。

少しずつ、気持ちの面でも、身体の面でも近づいていく彼らの激萌えしました。

椿と、彼の母親との確執もチラリと見えてきますが、和解するシーンにもほっこり。将大が良い緩衝材になったんじゃないかな。

椿×将大の恋、という点も良かったし、椿親子の愛情や、将大に向けるじいちゃん(やくざの親分)や幼馴染たちの愛情も良かった。色々な愛に溢れていて気持ちがほっこりします。

描き下ろしは二人が初めてセックスした夜のお話。
エロいし、可愛い。そして甘々。

最後に阿部さんが書かれたあとがきによると、まだまだこのシリーズは続くようです。
嬉しすぎる…!

今巻ではいっくんは1コマも出てこなかったし(いっくん大好きなので悲しかった…)、ぜひともいっくん×ハナちゃんも登場させてほしいな。

という事で、次巻も楽しみに待っていようと思います。

2

ちょっと思っていたのとは違うけど、これはコレでいいっ!

どうしようもなくガキなドラ息子・将大を相手に、ド迫力美人オネエの椿が「言う事聞かないとお仕置きしちゃうわよ」と迫るイメージの強かった一巻なので、二巻もビシバシ躾ける路線でいくのかと思いきや……
心と心を通わせ、信頼関係を築き、お互いかけがえのない恋人同士へ……

おぉ〜。
生意気なクソ男をガッツガツ掘ってあれこれ泣かせる美人オネエ攻めが読みたい!という期待を満たしてくれそうな予感でいっぱいだった一巻とは違う路線になってしまった〜……!!!

がっくし。

だけど、気を取り直してみればこれはこれでいいです。
というか、こっちのほうが断然ハートフルだし、将大は椿に影響を受けて立派に成長してるし、椿は将大のおかげで心が満たされすっかり雰囲気が柔らかくなってるし…とお互い出会えて良かったねと言える二人の様子は、予想していなかったけどとてもいいと思う。

いよいよ将大に挿れるシーンの椿の眉間のシワ!!!!
めっちゃいかつい顔になってて怖いくらいなんだけど、これぞ雄って感じで激萌えしましたっ!!!!
それなのに、翌朝、卵焼きを一生懸命作っちゃたりする初々しい新妻っぽさと言ったら……最高。

そして描き下ろしのおしっこを強制しちゃう椿も最高でした。

やっぱり椿、最高だなぁ。
デルタ地帯も拝見したいものです。

あ、電子のシーモアですが、カバー下は収録されていません。
(新書館は基本的についていないので期待はしていませんでしたが…)

2

いかつい顔の椿さんも素敵!!

将大は『花といっくん』で救いようのないサイテーの男だったのですが、段々かわゆくなってきました。
それはもちろん、強くて美しい椿さんのおかげ。
将大の成長がわが子のことのようにうれしく思える巻でした(笑)
椿さんも段々と人間らしい弱さを見せ始め、そこもまた良しです。
とにかく、何度でも読み返せる面白さ!!!
お話はまだまだ続くようですが、この2人の絆がますます深まっていくところをぜひ読みたいと思います。
いっくんもちょっとくらい出てほしいな~♪

0

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP