飛んで火に入るおバカさんやな。

コミック

  • 下から数えて最高にスキ

下から数えて最高にスキ

shita kara kazoete saikou ni suki

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表題作下から数えて最高にスキ

蟹江タマキ,シゲルの舎弟でお世話係
猿渡シゲル,ぼんくらヤンキー

同時収録作品弱虫鬼とモンスター

猿渡タツオ,伝説の元ヤン,シングルファーザー
鬼島公平,元ヤンの保育士助手

その他の収録作品

  • その後(描き下ろし)

あらすじ

"柿商のモーゼ"の異名を持つヤンキー・猿渡シゲル。
だがその実は、伝説のワルとあだ名される兄の威光を笠に着ているだけのただのぼんくら。
舎弟の一人・蟹江タマキはそんなシゲルに密かに想いを寄せていた。
卒業したら地元を出るというシゲルに、
最後に一泡吹かせようと舎弟たちは「ハニートラップ作戦」を決行する。
真っ暗な教室にシゲルを誘い出し、服を脱がせて写真を撮ろうとしたタマキは、
シゲルが実はゲイであることを知って―――?

作品情報

作品名
下から数えて最高にスキ
著者
加藤スス 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
シリーズ
下から数えて最高にスキ
発売日
電子発売日
ISBN
9784796411851
4.1

(136)

(51)

萌々

(56)

(25)

中立

(2)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
20
得点
556
評価数
136
平均
4.1 / 5
神率
37.5%

レビュー投稿数20

クズ受け

巧みなキス〜、の原型がここにあるかも?
大好き作家さんのため心して読もうと返って積ん読してました。
手に取ってみると意外とさらりと読めました。比較的初期の作品かなと思います。

さて、ヤンキーたちのわちゃわちゃ。
伝説の兄を持つシゲ。それを傘に着て、弱いのに傍若無人で嫌われている。
一杯喰わせようと女性のふりをして呼び出してみると、なんとシゲはゲイで。。

クズで女性にだらしないかと思われたヤンキーのボスが、かわいい乙女だったという萌えでした。
シゲのことが好きな子分のタマが変人。お気楽そうに見えてかなり執着攻めで不気味ですらあります。

時代とレーベルのせいかH多め。

メインカプは中編ぐらいの長さで、他に伝説の兄のお話が収録されていて、こっちも面白い。
強すぎて数々の伝説を持つタツオが、今は子煩悩になったというギャップ萌えに加え、子供を預けている保育園の可愛いイケメン保育士さんにメロメロで、ちょっとズレた男気を見せるあたりがコミカルで好きでした。

メインカプとの絡みもいい感じ。
続編をあります。

0

タレ目美形涙目最高

加藤先生の絵が好きでして。ポップでかわいくてかっこよくて見ているだけでうれしくなります。
特にタレ目がかわいい。タレ目だからいいというわけではなく、先生が描かれるタレ目がめっちゃツボです。眉とのバランスが絶妙。
今作ではシゲルとタツオのお顔が最高。
そんなシゲルの涙顔もめっちゃ好きです。かわいい。アホっぽい美形が情けなく泣いちゃうのがこんなにかわいいなんて。

シゲルがかわいくて色っぽいだけでなく、しっかり男なのも好きなところです。
体の描き方もたいへん好みです。スタイルが良い。
細身で筋肉質でかっこよくて色っぽい。
タマとシゲルの体格差もちょうどいい。
絡みの絵も好きです。

ストーリー的には、アホで最低なシゲルのことが大好きなタマがうわてでうまいことやるというのがおもしろかったです。 
虚勢をはっていたシゲルがどんどんかわいらしくなていくところがめっちゃ萌えでした。

タツオの愛が強くて怖いのもツボでした。

1

最高です。間違いない!!

加藤ススさんといえば、私的にはこのお話。めっちゃくちゃ可愛いしキュンキュンするしで言うことなしです。何回繰り返し読んだことか。
不良の男の子が自分の舎弟にグズグズにされちゃいます。舎弟くんはちゃんと愛情があってグズグズにするからそれが堪んない。不良くんもだんだん絆されてラブラブエッチに励んでいます。
舎弟くんの関西弁もたまらん!!!!!
加藤ススさんのライトなイチャラブBLまさに最高にスキです!!!!

0

ヤンキー ______

やはりヤンキーは良いですね!
表題作「下から数えて最高にスキ」は、美人ヤンキーのシゲくん(兄の威を借るクズ)が、関西弁敬語糸目ヤンキータマくんに騙されるというか、出し抜かれるというか、、、、おちょくられてる?感じが可愛かったです。
個人的にはシゲくんのお兄さんと保育士の公平さんを描いた「弱虫鬼とモンスター」が好きでした!お兄さんの「転生のカリスマボス」感、めちゃカッコイイ!あと公平がすごい可愛い♡

ライトにサクッと読める良作でした。

0

糸目キャラのサイコみある言葉攻め…最高です

Sっぽい言葉攻め好きなんですが、この作品の攻めキャラ、
糸目・関西弁・受けが音を上げるくらいの言葉攻めのコンボで最高すぎました。

兄が伝説のヤンキーであるというコンプレックスを感じていて、
実際は弱いので喧嘩やたぶらかした女の子の世話はすべて子分任せにするというクズな受けに萌えてしまう攻め、
普段は地味でおとなしいのに変態かつサイコっぽさを隠し持っているところがたまりません、、

ストーリーにシリアスさはなくギャグ満載な不器用ラブです。
伝説のヤンキーお兄ちゃんの話も入ってますが、
こちらもなかなかのサイコみあるお兄ちゃんなので面白いです。

1

飛んで火にいるおバカさん

シゲくん、クズでおバカでエロくて可愛いヤンキー。そんなシゲくんの相手出来るのは、タマしかいない。一枚も二枚も上手にいうタマは絶倫でセクシー!そこも最高!こんな高校生いたらダメです。
2人のバランス最高で楽しめる神作品なんだけどな、神より萌が多いのがちょっとびっくり。可愛くてエロくて加藤スス先生ハマりました!

同時収録作戦は、シゲくんのお兄ちゃんのお話です。最恐のヤンキーだったのに、メガネ、白シャツでシュッとしたビジュアルのお兄さんが最高です!笑

1

安定感に安心

加藤ススさんの作品はこちらが初めてだったのですが、誰が主人公になってもおかしくないほどしっかりキャラクターが描かれていて、画の安定感が綺麗で心地よいです。
平和主義者の蟹江とハチが屋上でのんびりしてたり、後書きで硬派臼井が飴をカラコロしているだけで楽しい。蟹江のような線のような目のキャラって、下手すると胡散臭かったり魅力半減してしまうと思うのですが、その時々でしっかり表情を作られていてとても丁寧。

最強兄を持つボンクラの猿渡が、急に蟹江を意識して照れたり戸惑ったりする表情が可愛い!ベッドシーンのセリフの選び方がとてもツボな作家さんでした。彼は女の子の相手は出来なくても、吐きそうになっても跳ね除けない優しさも持ってるところ良いですね。

最強兄(娘の髪を結うのが上手)と幼稚園の先生cpも、普段なら近間BLは嫌いな自分でも本当に楽しめました。
ママ友会にカチコミに行く不良OBの図カッコいい!笑
前半の蟹江と猿渡の現役不良と、伝説OBと保育士。現役と元、というのがピリつきにも温度差というか別の味があり、二つのお話が一冊で楽しめてとても充実感がありました。
表紙デザインはださい。

1

作者さん&ヤンキー受け買い

「24時間オチないKISS」が面白かったので、作者さんの作品の中でまず性癖ど真ん中のヤンキー受けのこちらを選びました。

「胃の中のカエル」から掴まれた。
やっぱり作者さんの考えるセリフはすごく面白い。

高校生のヤンキー舎弟×無能チャラ先輩なんですが、こちらの2人のビジュアルがこれまた良いのです。
タマの糸目、関西弁がジワジワくるー。ちょっとSなのも良い。
シゲもアホ可愛い。色気のある垂れ目つり眉、長髪もいい。

シゲがゲイだという秘密をタマに握られ、ヤラれちゃう下剋上BLです。
タマは実はシゲの事が前から好きだったらしく、告白するが、シゲは女にはモテるが男に好きだと言われたのなんて初めてで戸惑いますが、ゲイだし満更でもなさそう…なお話。
舎弟なんて好きにならないし、もうヤラないよって思いつつハマっちゃうというエロ面白いDK BLでした。

この2人のお話だけではなく、シゲの兄貴のお話が同録されています。
シゲの兄貴と言えば泣く子も黙る伝説のワルだが、現在は…。
黒髪メガネ攻め、ちょっとS好きにもオススメしたいです。

0

性癖に刺さらなかった

なぜだろう。
腹黒執着絶倫攻め好きなはずなのに刺さらない。 
クズ受けだって今まで好きだった作品もあるのに。

クズで最適野郎のシゲル。兄の威光でパシリもいるヤンキーだけど…。

確かに女の子がダメなゲイだとわかるとシゲルのことが憎めなくなるかな。
では何が駄目かというとタマキの方かも。
パシリやっててシゲルが本当にクズなのに好きで泣き顔で抜いたり。
タマキが下剋上なのが苦手なのかな?
好きになってくれなくてもいいと言いながらの強引なエッチや脅迫や独占欲を見せて。
シゲルが約束を破ったらヤリ殺すくらいヤリまくって。
もっと優しくして!と思ったり。
タマキもパシリ癖が抜けなくて強引に出て何だかんだと結局言いなりにさせたり?
素直にお互い好きってならないのがいいのか?

乙女なシゲルがデートとか言い出したり。パシリだった相手とっていう葛藤もあったみたいだけど、初めて好きって言われた威力の方が強いのかな?

もうお腹いっぱいです。

0

ヤンキー高校 猿蟹合戦

外れ者作品の良さが詰まっています。
前半の表題はちょろいヤンキーを、関西弁が落とす!
後半はスピンオフで、男が男に惚れる良さが詰まっています。男性が言う「あいつになら抱かれてもいい」の良さ。

◾︎下から数えて最高にスキ
◾︎タマ(関西弁舎弟)×シゲル(兄の威を借る駄目ヤンキー)
最萌シーンは、シゲルが「もうヤらねぇ 好きにもならねぇ」と言った後のタマとシゲルのやりとり。
ここで引けるタマはほんとすごい!自信たっぷりって訳でもないのでしょうが、シゲルの操り方を分かっている。「言えや」がエロすぎる。関西弁って普段違和感感じてあんまり好きではないのですが、この関西弁攻めは最高でした。
泣いちゃうシゲルも可愛くて、このアホの子っぷりがいいな〜
この駆け引きシーンとっても良かったので、もっと長尺でやって欲しかった。萌と萌2の中間ですが、このシーンを特に何度も読み返しそうで萌2に。
もう少し恋愛感情を育む時間を長くとって、1冊まるっと表題だと嬉しかった。

※電子書籍ひかり 修正白短冊
裏表紙、カバー下有り
限定漫画 シゲル留年ピンチの猿渡家1枚

1

性癖にサイコーにぶっ刺さるヤンキーカプ2本立て!

GUSHの海の日セールで目に止まって買ってみたらコミカルと萌えがサイコー!の1冊でした!
加藤ススさんのコミックスの中で一番好きだなコレ!

弟編の表題作(全3話)、兄編のスピンオフ(全2話+描き下ろし)で、ページ数はだいたい半々。
どちらもヤンキーカップルです。(お兄ちゃんの方は元ヤンだけど)
レビューを拝見すると表題作の方が人気っぽいですが、弟の泣かされヤンキー受け、お兄ちゃんのジャイアニズムヤンキー攻め、私的にはどちらもバッチリ性癖に刺さるカップリングでした♡
GUSHはヤンキーモノが何気に優秀っすな。

「下から数えて最高にスキ」
猿渡、蟹江、蜂須、臼井、そして柿ノ木商業高校。ナゼ猿蟹合戦?という疑問はさておき。
柿商きっての“伝説のワル”と名を馳せる兄の七光りのおかげで恐れられているが本人はただのぼんくら〔猿渡シゲル〕が、卒業まであと少しというところでシゲに密かに想いを寄せる子分の〔蟹江タマキ〕に下剋上されるお話。
普段はヘラヘラしてる関西人タマが見せるオス顔と、タマに触られるとすぐに可愛いメス顔になってしまうシゲがサイコーに最高です!
下剋上といってもやじるし的には【タマ→→→→シゲ】なんで、安心の溺愛系カプですよ♡
ツンケンしながらだいしゅきホールドで「好き 早くスゴイのちょうだい」って言っちゃうシゲの攻めゴロシっぷりったら!(勃)
んでこのシゲ、受身で愛されるだけのかわい子ちゃんかと思いきや、意外とお兄ちゃんのジャイアン思考に負けてなくてね、「お前は俺の事が好きなんだから俺以外の事を考えるのは許されないだろう?」とか言っちゃうのが私的には超萌えでした!

「弱虫鬼とモンスター」
猿渡、鬼島、桃姫、犬飼、雪路(←キジだけ変化球)で、こちらは桃太郎?だからナゼw
“伝説のワル”と名を馳せたシゲの兄〔猿渡タツオ〕は、現在は(見た目だけは)すっかり更生して娘を男手一つで育てているシングルファーザー。お相手は娘の通う保育園の保育士さん〔鬼島公平〕で、実はヤンキー時代のタツオ信者(でもタツオが変わりすぎてて気付いていない)、という二人のお話。
こちらはズバリ、黒髪のメガネリーマン(タツオ)がグイグイ系ジャイアンというギャップ萌え!
でもただジャイアンなだけじゃない!
「強がる奴をひざまづかせてモラルも忘れるくらいあけすけに俺を求めてくる感じに仕上げたい」とか言ってる奴が、実際いざする時には「少しだけ俺のココもいいこいいこしてよ」とか「飲まなくていいからぺってして」とか言っちゃうの反則でしょうがーー!(萌)
それはそうと雪路のヤンキー時代の見た目が驚愕でした。これヤンキーというよりもはややべーパンクスじゃんww

どちらも1冊ずつ読ませてほしいくらい好みなカプでした!

【電子】ebj版:修正○、カバー下○、裏表紙○、電子限定描き下ろし(1p)付き

1

桃太郎?

好きでしたー
面白かったです。
表題作は、顔以外クズのヤンキー・シゲルと舎弟でシゲルの世話係・蟹江のお話です。

おバカなヤンキー・シゲルは舎弟たちにも慕われておらず、お山の大将的存在だ。
舎弟たちもシビレを切らし、 シゲルに痛い目を見せるためハニートラップを仕掛ける。
遊び人のシゲルだが、実はゲイで女が苦手。
それを知った蟹江は、ここぞとばかりに遠慮なくシゲルを抱くのだった…。

蟹江はずっとシゲルが好きだったが、ゲイであることを知りそれをネタにシゲルを脅し関係を続けようとする。
好きだと言われたことがないシゲルは、徐々にほだされていき…。
好き勝手しているようで、蟹江はちゃんとシゲルを好きだし守っている。
少し過保護な気もするが、その強引さにシゲルも惹かれていったのだろう。
最後にはすっかりバカップルだし、シゲルの留年も2人にとってはハッピーなんでしょうね。

同時収録作は、伝説のヤンキーでありシゲルの兄・タツオとタツオの娘の保育士である公平とのお話。
こちらも公平が可愛くて、お話として面白かったです。
タツオがあっという間に公平を好きになってしまったので、そこらへんはもうちょっと大切に描いて欲しかったかな。

でも、やっぱり加藤スス先生の作品は面白いです!

0

先生の日本語が好き

神…10くらいです(笑)

初読み作家さんで、なんとなく気になったので購入
なんとなーく読もうかなと思って読んだら

それはもう、ひどく面白かったです…!!!

ギャグとかそういうのじゃなくてテンポがすっごく心地良いし、先生の言葉選びが最高なんですよ~!
そもそも買うきっかけは試し読みで

胃の中のカエルって知ってるか?
からの
おそらく何でも一旦食ってみろってことだな

って台詞に、なんかドキッとしちゃったからなんです。この先生日本語面白く操れる方なのでは…?と。
まさにその通りでした!
アホな台詞だけじゃなくて、下半身にクるような台詞とか、胸キュンな台詞とか、テンポの良さの一因はそれらの魅力的な台詞にあるような気がします。

攻めの子が関西弁なのですが、すっごくいいお味を出しているんですよ~。
恐喝まがいな台詞も関西弁フィルターでなんか可愛らしくなってしまうという。


エロスも最高でした!
あまり好意的に思われない場面ではあるのですが
受け君が攻め君とのお約束を破って男遊びしようとして一旦は踏みとどまってモブお兄さんを拒否
その後シーンが変わって顔を腫らしてホテルから出てくるじゃないですか
あ、ちゃんと断ったのか、と思いきや、攻め君に直腸を触診されて

タッパー(こんな例え初めて聞いた先生すごい…)

のごとくお腹に精子が詰められてるのが出てくるってとこがもー、エロい……
描写はされていませんが、お顔はたかれても拒絶しまくって、でもぼんくらで非力なのでモブお兄さんに

タッパー(もうエロい言葉にしか聞こえない)

のごとくお尻の中に射精されまくったんですよ…きっと、受け君可哀想で可愛い…と私は思ってしまいました。


替わって受け君のお兄さんのお話は、これまたなんか妙にツボに入るというか、面白いんですよね~!
攻めさんとその娘さんの部屋着がペアルックってのに愛を感じました。

この漫画で型にはまらない面白さを提供してもらえた気がします。
これから既刊の方にも手を出してみたいなと思います!

えっちでおばかさんな受けが好きな人は一読してみてはいかがでしょう?

7

関西弁言葉攻め

作家買いです。
独特のテンポが好きです。

攻めのタマキの関西弁絶倫言葉攻めが良かったです。
「お風呂に入ってるみたいや」
「お漏らししてもうたね」
「赤ちゃんできてまうかもなあ?」
性悪そうなキツネ目もささりました。
能無しシゲくんもメロメロ。笑
タマキくん、すきって言わされてるのめちゃかわ!

次はシゲくんのお兄ちゃんの話。
イイパパしてるけど元ヤンらしく男らしく先生抱くから、こっちのカップルも好きです!

ネーミングセンスもウケる!猿蟹合戦じゃん!

4

独特なヤンキーもの

先生の作品が大好きすぎて、期待値が上がりすぎてしまったのかも。
短編を電子で読んだら、めちゃめちゃツボだったのに。。
キャラは凄く良いのに、ストーリー性が薄かったことが原因かもしれません。
できれば、攻めの愛情表現がもう少し分かりやすい方が好みかなー?
個人的には、なにを考えてるか分からない腹黒攻めが、受けに引っ張られて、思わず本音出しちゃうという展開が好きなんです。
スピンオフはいまいち刺さりませんでした。

1

サイコーにサイテー

お気に入りの一冊。
以下、表題作に関してのみでスミマセン。

私はタマ(表紙左)にほとんど持ってかれちゃいました〜!!
とにかく何から何まで彼がかわいすぎましたね。

登場人物名から猿蟹合戦…?なんて思って読み始めましたが、呼び名はというと「シゲくん、タマ、ハチ、ウス」など覚えやすい。その響きもキャラによく合っていて、あっという間に本の中へ。表題作、よかったです。シゲくん(表紙右)の子分であるタマ(左)が私にとっては最強キャラでした。頭ん中もやることも、あのどこか柔らかく感じられる口調も全部イイ。顔もかわいいしなぁ。ところで表紙のイラスト、実はこのまま下へ行くとシゲくんは股間に片足ねじ込まれちゃってるんですよね。

嘘つきでおバカなぼんくらシゲくん。
全部人任せで、かわいい子分たちがホントかわいそう!
はっきり言ってサイテー。

でも最低なのが、そこがいいんだよね!わかります。
周りからは色々言われても『俺にとっては最高に最低!』(by タマ)

これにすべて込められてるなぁと。そんな最低野郎が自分だけに弱いとこ見せてくれるんだから、もうたまらんでしょう。普段は穏やか装ってるようなタマが、ここはというところで強引になったりイジワルして"あげる"瞬間が好き。ここがナイス腹黒で、愛情深いなぁって。またラストのデートが実にデートっぽくて…。こんなおバカイチャイチャ、少なくともあと3回は読みたかったです。ふたりのHシーンもまだまだ読みたい。

ウスとハチ編は、ないのかなぁ。ウスはどこまで行ってもハチに追いつけなさそうだけど、カバー下を読んで、かえってウスハチ不足になってしまいました。本編、あのシーンで、ウスめちゃくちゃ心配してたんじゃないか!とか考え始めたら勝手にあれこれ妄想しちゃって萌える萌えるなカバー下でした。


<メモ>
シゲくん「なんで何も言わねえの?」

↓ここがサイコー!!!

シゲくん「どっちもだよ」(泣きながら怒ってるのサイコー)
↓♡
それでもすぐにキスさせてもらえない(サイコー)

♡♡♡

5

「胃のなかのカエル」は裏切らない!

加藤先生の作品て、「クスッ」じゃなくて「ブハッ」と吹き出してしまう瞬発力のあるギャグが楽しくて、元気になりたい時によく手に取ります。
今作も期待を裏切らなかった~♪

虎の威を借るアホな子(弟)と、羊の皮をかぶったオオカミ(兄)、兄弟それぞれのお話が収録されてます。


●「下から数えて最高にスキ」
ヤンキーが舎弟に「おまえら胃の中のカエルって知ってるか?」と聞いてる…
1ページ目のこのフレーズだけで、この作品まちがいないっ!と思いましたね^^
”世間知らず”って解釈は合ってるんだけどさ、「何でも食ってみろってことだな」ってトンチンカンな解説がおかしすぎるw

このアホな子・シゲは、ヤンキー校で伝説に残る兄がいて、周りは兄を恐れてシゲを持ち上げてます。
が、本人は冒頭の通り、アホだし、ケンカや女との揉めごとも舎弟に押しつけるロクデナシで、舎弟には嫌われてます。
でも、舎弟のうちタマだけはちがう思惑があり…

舎弟たちは、シゲに仕返しするためハニートラップを仕掛けることに。
女子を装った舎弟がシゲを真っ暗な部屋に呼び出し、そこでタマがエロいことをすると、シゲは女を取っ替え引っ替えしてるくせに、実は女はまったくダメなゲイ!それも抱かれる側!

タマは腹黒S気質、最低野郎を泣かせるのが性癖で、オカズにしてきたシゲが抱かれる側と知って、もっちろん抱きます!

そして二人はセフレ的な関係になるわけですが、S気質なタマの抱き方は激しい!
でもその激しさの中に嫉妬や束縛が垣間見えて、しっかりシゲに惚れてるんだなって感じられるのがイイ!

シゲも男から好きって言われたのは初めてで絆されつつあって、プライド高いアホな子が照れながら言いにくそうに「好き」って言っちゃうのがカワイイ♪

ドSとアホな子、この難有りな二人がなかなかお似合いで^^
ドSに声が出なくなるくらい攻められる下克上エッチもエロくてステキでした♥


●「弱虫鬼とモンスター」
今度はシゲのお兄ちゃん・タツオの話です。
伝説と恐れられている男も、今は男手ひとつで娘を育てている良き父親。
メガネスーツで微笑みが優しくて、とてもヤンキーだったとは思えない!
でも人の本質は変わらないw

タツオは娘の保育園を手伝ってる公平が、ぶっきらぼうでママ達からは評判が悪いけど、実は子供思いな優しい奴だって知っている。
そして伝説の男=自分に憧れてるのを知ると、公平がかわいく見えてしまって…

タツオは公平の前だと羊の皮を脱いで、肉食のオオカミに様変わりします^^
公平も、パパさんがタツオ本人だと知ると、まるで恋する乙女で従順になっちゃう!
二人ともこのギャップがすごくイイぞー♪


どちらも攻めがS気質、受けが天然流され系だけど、弟は下克上、兄は上下関係そのままなので、ストーリーの印象が違います。

小ネタギャグがそこかしこに散らばってて、ギャグ系コミカルな話だけど、ラブもちゃーんと描いてるのが加藤先生の作品に惹かれるところです!

6

性癖に刺さったということ

※若干のネタバレを含む可能性アリ

モブ攻め不良ビッチ受けが好きなのですが、そんな私の性癖にはドストライクの作品でした。
受けちゃんのヤリチンかと思いきや……なギャップもたまりません。
※極度のモブ好き、極度のビッチ受け好きの方のために補足します。モブ攻めといえど匂わす程度のモブ達と本番の直接的描写は無しのモブが1人出てくる程度です。そのため受けがビッチといえど、年がら年中遊びまくりのようなビッチではありません。

誰しもが絶賛し高い評価を得る人気作品は設定や展開が特別凝っているものやそれを満たし且つしんみり泣けてくるようなものが多い(気がする)ためか、この作品のように単純に設定が自分の好みであり、話も面白く、展開に捻りがあるものでもなかなか高い評価を得ることができないのかも……?
BLも奥が深いということですかね。

とにかく私はこれを面白いと感じました。

9

舎弟くんにヒイヒイ言わされちゃってます。

加藤ススさんっていつもウィットの効いたタイトルをつけるなぁと思ってるのですが、今回のタイトルも素敵です。
このタイトルが目に入っただけで、とりあえず買おう!って思いました。
そしてカラー口絵の水を飲んでる攻めが、雄みがすごくで素敵〜。

表題作はヤンキー×ヤンキーで、加藤さんらしいテンポの良さが光るコミカルなストーリーで楽しく読めました。

帯に「嘘つきで阿呆なぼんくらはヒイヒイ言わせたる♡」とあるように、舎弟くんが兄貴分の先輩ヤンキーをヒイヒイさせちゃってます。

シゲル(受け)はお兄ちゃんが伝説のヤンキーだったので「あの兄貴の弟」というだけで周りから特別扱いされているだけの七光りヤンキー。
シゲルのお兄ちゃん怖さに従う後輩をコキ使ってご満悦なただのハリボテボンクラで、彼自身には人望も度胸もない。

彼の人使いの荒さに耐えかねた後輩たちが一泡吹かせてやろうとハニートラップを仕掛けたところ、女には触るのも触られるのも無理なゲイだということが判明。
実は以前からシゲルのことが好きだったタマキは、これ幸いにと弱みにつけこんで….

偉そうだったハリボテヤンキーのシゲルが、舎弟の意のままにさせられて、トロットロにさせられちゃうところが見ものです。
この舎弟のシゲルが、飄々としつつもちょいS入ってて、タマキを手のひらで転がすスキルがすごい。
一応先輩であり「柿商のモーゼ」と呼ばれる男としての威厳を保ちたいタマキが、ちょいSなシゲルには太刀打ちできず呆気なくグズッグズにさせられちゃうところが何とも美味しい作品でした。

【弱虫鬼とモンスター】
スピンオフです。
子持ちシングルファーザーと元ヤンの保育士助手という組み合わせ。
この子持ちシングルファーザーは、シゲルの兄で、いわゆる数々の伝説を持つ元不良・タツオ。

正直このカプにあまり萌えはなかったけど、やり取りはコミカルで面白かったです。
過去にレジェントタツオに救われたことがある受け。
それ以来、タツオに関する聖地巡礼(笑)をしちゃうくらい崇めているから、園児の父がまさかあのタツオであると知り…。

憧れの人を目の前にして、恐れ多くて手が出せずにいる受けの姿は可愛かったけど、タツオが受けの事を単に気にいるのではなく、好きになっちゃう理由がいまいちわからんかった…。

それにしてもタツオのレジェント仲間の変わりように爆笑しました。
ゆるふわ〜っとしたお料理教室のイケメン先生が「柿商・血の池ネッシー」と呼ばれてた時代のビジュアルといったら!
変わったというレベルではなく、輪廻転成を5回くらいしてきたレベルの変身ぶりw

2

フランク

さらに間違いがあったので訂正します(恥)
(誤)一応先輩であり「柿商のモーゼ」と呼ばれる男としての威厳を保ちたいタマキが、ちょいSなシゲルには太刀打ちできず呆気なくグズッグズにさせられちゃうところが何とも美味しい作品でした。

(正)一応先輩であり「柿商のモーゼ」と呼ばれる男としての威厳を保ちたいシゲルが、ちょいSなタマキには太刀打ちできず呆気なくグズッグズにさせられちゃうところが何とも美味しい作品でした。

フランク

攻め受けの名前が逆になっている箇所があったので訂正です。

(誤)この舎弟のシゲルが、飄々としつつもちょいS入ってて、タマキを手のひらで転がすスキルがすごい。

(正)この舎弟のタマキが、飄々としつつもちょいS入ってて、シゲルを手のひらで転がすスキルがすごい。

です。

糸目攻め╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ !

2CPのお話が収録されています。

同時収録はスピンオフなのでまるっと1冊同じ世界観が楽しめました。
攻めも受けも周囲もヤンキーです。(ハリボテも混ざってるけどw)
イマドキというより昭和っぽいヤンキーかな…?
どことなく漂うレトロ感が作風に合っていたと思います。

(評価は萌え寄りですが、表題作の攻めがツボで+αしました)

◆下から数えて最高にスキ!
【ドSな関西弁舎弟×七光りハリボテヤンキー】のお話です。

シゲル(受け)の兄は伝説のヤンキーで、引退した今でも慕う者は後を絶たず。
ソレ幸いと兄の存在を武器にお山の大将を気取っています。
けれど実際はケンカは弱く、人間性も浅く、舎弟は自分の駒に利用。
ヤンキーとは名ばかりの人望無しのどうしようもないヤンキーです。

良いように利用されてる舎弟達はストレスMAX。
そこで舎弟の1人・タマキ(攻め)が復讐計画を提案します。
しかしタマキは復讐をするフリをして別の目的がありーーーと展開します。


個人的にストーリー云々より性癖に刺さる!
タマキ~~~~~!!+゚。*(*´∀`*)*。゚+ って感じです。(どんな感じや)

タマキの通常モードは愛想良くニコニコ。
会話スキルがあり、褒めてるふりして軽くdis入れる図太さ。
時折スッと目が開いて酷薄な笑みを浮かべるのゾクゾク。
何考えてるのかよく分からない腹黒さと、反面人懐っこい関西弁がイイッ!!!
舎弟として従順なフリして、実は手綱を握ってるのはタマキというのも良かった。

で。中々本音が見えなくて本当にシゲルが憎いのか?と思いきや~~~~////
蓋を開けてみれば、ズッブズブにシゲルが大好きでめっちゃ萌えた(∩´///`∩)

タマキのニコニコ表情は感情が読み取りづらく胡散臭い笑顔にもみえる部分があるのですが、
エッチしてるときや嫉妬心むき出しになるとわかりやすくなってギャップが良かったです♡
はぁぁぁ…タマキは(性癖的に)良い攻めであった…(∩´///`∩)

シゲルは圧倒的小者感がなんとも。
プライドだけは高く最初から最後までイイトコ無しだったかも…;
でもタマキを怒らせて拒絶されたとき泣き出したのは可愛かった!

タイトルの「下から数えて最高にスキ!」良いですね~。
タマキは"最高に最低"なシゲルが最低であるほど最高に好きなんですよね。
アベコベな遠回しの表現が作品にピッタリです♪

◆弱虫鬼とモンスター
【伝説のヤンキーでシンパパ×元ヤン(弱)保育士助手】

シゲルのお兄ちゃんが攻めで出てくるスピンオフです。
保育士助手の公平(受け)は態度が粗野で保護者にウケが悪く。
でも言葉はキツくても園児をよく見ていて、心根が優しい人です。
周囲から誤解されても気にしないようにしていましたが、
1人だけ面倒で苦手な保護者がいました。
しかしその保護者がヤンキー時代に憧れた人物だと発覚してーーーと展開します。

伝説のヤンキー・タツオは今は娘を溺愛するシングルファーザー。
見た目は普通のサラリーマンですが、内面にはまだまだヤンキーの血が息づいてますw
公平は憧れの人を前にウットリしててワンコ感がとても可愛かったです。

伝説伝説と散々出てたのでどんな人か楽しみにしてましたが、
うううーん…よく分からなかった…。
公平に対する落とし方も雑に感じる。(根本が俺様だから?)
娘を友人(元舎弟)任せなところが多いのも気になる。
個人的にスピンは萌えどころは少なかったです…。

3

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