俺の為にセックス覚えたんだろ?

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表題作トワイライト

高木 稜
高校生(サッカー部)→ホスト
雪平 陽平
稜の同級生

その他の収録作品

  • ♯06.5 ー描き下ろしー
  • カバー下 あとがき

あらすじ

俺の為にセックス覚えたんだろ?
俺様ホストx地味健気 切ないばかりの両片想い

「まるで奴隷だよな」
家にも学校にも居場所がなく、いつも一人で過ごしている高校生の陽平。
そんな時、同級生でサッカー部エース・稜と出会い、二人は次第に惹かれ合うが…。
ある事件を機に、二人の関係は大きく変化してしまう事に。
それは、数年に及ぶ歪んだ純愛の始まりだった――。

"家事、送り迎え、そしてセックス。稜の望む事は何だってする――すべては、稜と一緒にいるため"
ストーリーテラー・西本ろうデビュー作。

作品情報

作品名
トワイライト
著者
西本ろう 
媒体
漫画(コミック)
出版社
プランタン出版
レーベル
Canna Comics
発売日
ISBN
9784829686096
4

(321)

(150)

萌々

(81)

(56)

中立

(14)

趣味じゃない

(20)

レビュー数
31
得点
1256
評価数
321
平均
4 / 5
神率
46.7%

レビュー投稿数31

よくある共依存とは違ったのが良かった

絵柄はもともと好きではないのですが(好みの問題ですスミマセン)ついつい読んでしまうほどストーリーに不思議な魅力のある作家さん。
本作は表紙の構成や色使いなどが美しいのでずっと気になってて、たまたま割引きだったのでポチリ。

<モヤった点>
・自分の指を舐めてから相手の顔に付いた血を拭うシーン
見ず知らずの人にこんなことされたらと想像すると…ヒィッ
もちろんその後 受けが攻めの手を舐めるシーンもしかり。
・状況説明するためだけの独り言がわざとらしすぎる
(例:傘を持ってた明美、「なんであいつTシャツ持ってんだ」)
・噂の写真が天井から撮ったようなアングル
(窓から撮って ああはならないです…)
・やっぱり時々パースが…
・さすがに何度もコケすぎ

攻めは受けを縛り付けようとしてるように一見見えたけど、実は不憫な受けのために居場所を作ってあげていた。
☆2と迷いましたが、そこがすごく良かったのでこの評価です。
お墓のシーンは感動しましたし、皆さんの評価が高いのも大いに納得です。
いろいろと個人的に不満はありましたが、デビュー作なら仕方ないかなって思いました。

<注意点>
・攻めにグイグイきて受けに嫌がらせまでする、かなりイヤな女生徒がいます
・受けがウジウジしてると感じる人はいるかも

0

昭和のドラマっぽい

自暴自棄になった陽平を助けようとして稜は事故に遭う。
そのせいで稜は足に怪我を負い、決まっていたインターハイ出場も適わず、陽平は自分を責める。
というお話です。


感想むずかしいです。
お話としては、よくあるといえばよくある。シンプルに「好き」だけでなくて、そこに負い目とか執着とか引け目とか色々な感情が絡み合って複雑になっていて。昭和のドラマっぽい感じを受けました。
高校生のときは、活発でサッカーの才能があって人気者でとキラキラしていた稜は、大人しくて地味で友だちがいない陽平にとっては眩しくて、天と地ほどの差を感じていたでしょう。
憧れてもいて、仲良くしてくれるから嬉しくもあり、それだけに彼に対する自分自身の感情を自分が許せなかったりして。
でも大人になったらどうか。格差は果たしてあるのか?
大人になった後の二人については、怪我というパワーワードで縛り縛られ一緒にいるわけですが、時が止まっています。作中、お互いの感情や負い目引け目についてはかなり丁寧に描いていますが、高校生のときと大人になった今との格差については敢えて描いていなかったように思いました。おそらく二人の間で時が止まっていることを表しているのだと思います。
でも、読んでいると一面的でちょっと物足りないのです。
勤務するホストクラブでは遅刻常習、片付けしないで早く帰るという傍若無人な稜の陰口をたたく同僚が出てきますが、背景に留まっていますし、陽平と少しだけ接触した新人のホストも当て馬にもならない背景に留まっていて、勿体ないと思いました。
二人の関係にスポットを当ててばかりで、俯瞰が足りないというか、そういう意味では担任の先生が再登場した5話で、やっと他の人の視点が来た、とほっとしました。
まあそれも子供同士のこじれた関係に大人がアドバイス、という形で、元教え子達と教師、という関係性からすると、不自然かもしれないけどこれが限界だったかもしれないです。

それから、本作は西本先生の絵柄が、今のタッチ、キャラの顔立ちと全然違うので少し驚きました。

2

何度読んでも、最後によかったと思える漫画

とにかく読んで欲しい
途中、確かに切ないし辛いと思う事もあるけど、最後むくわれます

1

すれ違い


明るくお調子者で人気の攻めと、友達もいない陰キャ受け。
とあることがキッカケで仲良くなり、友情が愛情に変わっていくお話です。

序盤は互いに惹かれ合ったいい雰囲気でしたが、キスしているところを見られたことで偏見を受け、更に受けを庇った攻めに一生ものの傷を負わせてしまってから物語は不穏に…。

そしてすごく良かったのは、大人になった描写の後半。
大好きなサッカーが出来なくなった攻めに罪悪感を抱きながらも、二人はずっと一緒。

受けは両親が居らず愛に飢えていて、辛い心情でした。
それゆえに自分の想いを伝えられず、すれ違ってしまう二人。
お互いを大切にしているからこそ伝えられない切なさ。
けれどその分、愛を自覚して自らが踏み出した時の描写がとても良かったです。

2

両片思いDK

攻めがスポーツマンで受けが不憫な地味メン‥この設定は好物です。
少し知ってる作品を思い起こしてしまったのと、受けがやたらと転ぶので病気なのかなー、と気がそれてしまったのがあって萌評価です。

ちょっとドラマチック展開すぎて所々醒めてしまう自分がいました。
大人になってまで両片想いは年季入ってるし、セフレのような痛々しい関係になってからは入り込めました。
BLならでは、の思いやるあまりに言葉足らずになり、結果愛してるのに酷くしてる、みたいな感じの昼ドラ的な展開は面白いです。

受けの家族のことはよく書かれてますが、攻めの家族に関してはホストクラブにコネがあって、特にすれ違いとかない家族ってどういうこと‥?
受けと同棲してることとかどうなっているのやら、と気になってしまいました。

当て馬くんはただの当て馬くんだったり、先生登場遅くない?だったり惜しいかなーと感じるところもありましたが、読み応えある作品でした。

2

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