電子限定おまけ & イラスト付
社長が僕(の才能)を狙って同居しようとするんです。
色々と綴りたい感想はありますが、シンプルに
読後すぐに思った感想としては
タイトルに偽りあり!だな、と。
私からしてみれば、社長が甘やかされてるように感じた1冊でした。
(結局どっちも甘いのでそれはそれでヨシです。)
このお話は、視点が交互に変わる感じで
どちらの心情も要所要所で伝わってくるので
すごく読みやすかったです。
攻めさんの御影さんこと、おじさん。
金づるとして働かせまくりだった画家さんに出て行かれ、これからどうしようと意気消沈してた所に偶然現れた、受けさんの拓未。
新たな金づるとして話をつけようとしますが、
拓未には事情があって類まれなる才能を捨てようと、芸術から離れようとしていた時でした。
そんな2人がひょんな事から同居するようになり
お互いの欠点や長所を補い合いながら、
愛を育んでいく王道中の王道物語。
そこに少しだけ超能力的な話も入りますが。
でも、最後まで綺麗に纏まっていて
ここがもうちょっと踏み込んでほしかったな、とかそういうことも無く、スッキリ読み終えました。
タイトルより全然甘やかされてないけど、読んで良かったです。芸術に対して生活や金というシビアな面で見るアートバイヤー攻めと、天才肌で挫折中だった受けのお話。
名前が二人とも良い字面!
「金は社会的な血液だ」という御影は以前の失敗もありつつ、小松の昼夜問わず熱中する芸術肌を管理するため同居する。彼の大人として仕事としての哲学がビシッとしていて、小松と楽しく時には導き暮らす様が面白い。
小松の木への愛も素敵で、沢山喋るし愛が伝わってきます。
ナツ之さんの作品はいくつも読みましたが、今回改行と一行あけが少なくとても読みづらい部分が多くありました。一行あけてないのに場面が変わったり視点が変わってたり、戸惑う箇所が多かったです。電子処理がまずいのか分かりませんが。
あらすじを見て1から10まで世話するオカン攻めを期待してたら
世話するといっても1から6.7までぐらいでしたね;
私は攻めが料理してお腹空かせた受けにせっせと食べさせるシチュが大好物なので、
この作品の攻めは料理が出来ないという段階で期待から外れてしまいました;
あ、あら?そうかぁー(´・ω・`)と少し残念に思いましたが、
攻めが出来ないことは受けがやれる、補い合うといった関係が良かったです!
やれることはやれる方がやる。一緒にやれば楽しくなって尚良し!
与える側と与えられる側の一方的な感じはなく、自然体で対等でいられる攻めと受けでした。
"口うるさい同居人""世話のかかる同居人"程度の認識から恋への変化が
フフッと可愛らしく中々良かったです。
タイトルのイメージから何も出来ない甘ちゃん受けなのかとおもいきや、
立派な職人肌の男の子だったのも良き良き◎
自分の信念や自身のあるものに対してはキッパリと言い切る姿がカッコイイ!
また、攻めは受けを信じて見守る点が温かく感じられます。
「金づる」「金の卵」なんていってますが、
惚れ込んだアーティストを自分が世に広める!と意気込むロマンチストにも見えました。
受けは金の卵ならぬ幸せを運ぶ青い鳥でしたね♪
最初に期待していたオカン攻めではなかったものの
別角度で萌え収穫のあった1冊で楽しく読了です(﹡´◡`﹡ )
アートバイヤーの社長の御影と象眼細工作家の拓未の物語です。
優秀だった拓未ですが、卒業制作での盗作疑惑により象眼細工を辞めようとしますが、拓未の作成した木目象眼に惹かれて彼への説得も兼ねて同居を始める…という所から始まります。
この御影ですが、最初は「金、金、金」・「金づる」などとお金ばかりという発言が多かったのですが、お金がないとアーティストとして活動ができないという事が分かっているので規則正しい生活をしてこそと言う面からも決してお金だけの為に言っているのではないなと思います。その為、ちょっと傲慢で口が悪いなーと思っても嫌な奴とは思いません。また、夢とは呪い似ているというのは、なるほどと関心してしまいました。
拓未もぽやぽやちゃんかと思ったら、象眼細工に集中しなければ意外としっかりとした子なのかなとも思いました。いきなり押しかけて来た御影を無下にできず一晩だけと泊めてあげたりします。
御影よりも料理上手という意外な一面もあります。
この拓未の特殊能力のような事により、盗作疑惑が生まれます。他人のイメージが流れ込んでくるという人間業では無いです。このせいでアーティストを辞めようとするのですが御影が止めます。
都合の悪い事を言われた時など「チガイマスヨ」と片言で目が泳ぐというのも可愛いです。
落ち込んでいる拓未だけれども御影と一緒にいる事により再び象眼細工作家としてやっていこうとする流れがとても良いです。折角のそんな気持ちに水を差すかのように事件が起きるものただほのぼのというだけではなくて面白かったです。
ただ、事件があっさり解決してしまったのでこれだけ…?という印象でした。
また、元同居人のヒロももう少し絡んでくるのかなと思ったらそうでも無く、当て馬かと思ったのですが何のために彼が存在していたのかも分からなかったです。性愛的な意味での好意があるようにも感じたのでそれならばもう少し何かあってもと思ってしまいました。ただ拓未が心配だっただけという様子ならここまでヒロという存在が気にならなかったとは思います。
読み始めて少しすると多少は慣れてきましたが、今回も視点がコロコロ変わるのでちょっと疲れました。最近の先生の作風は両視点だったりする事が多いと思いますが、特に今作は早い時は1ページくらいで視点が変わるのでいつも以上に読みにくいなと感じてしまいました。
安心して読めて萌えさせてくれる部分も多いし、続きが気になる…と思わせてくれる文章である分ちょっと残念に感じてしまいます。
表紙の割烹着姿の子が童顔かわいこちゃんなので、この子が単なるお子ちゃまで好みに合わなかったら嫌かも…と危惧していたが、とんでもない!!
読み進めていく程に、この小松拓未って子が見た目に反して敏くて、頭の回転が速い年下受け好きにとっては期待値以上のヒットだった。
何しろ、出逢ったその場で御影の事をさっくりと「おじさん」呼ばわりして、言いたい事をずけずけと言えるなんて良いじゃぁないの(笑)
アート商を営んでいる御影も、単なる拝金主義かと思いきや、彼の言い分は一理あるし筋が通っているものだから卑しいとかの不快さがない。
金づると言いながらも御影の言動の中には、気持ちを読んでくれる小松に心地よさを抱いているかな?って節もあるようだ。
ちなみに小松には『無意識に相手のインスピレーションに感化される』って特殊能力めいたものを持っているのだが、芸術家ならばこういった感覚って有り得るのだろうか?
だとしても、とてつもない才能だけどね。
文章については所々キャラクターの心情が溶け込んでいるような部分が見受けられるが、堅苦しさが緩和されているので木目象眼という芸術に親近感が湧く。
ヒロくんの登場も、最初は特に居なくてもいい当て馬かもとは感じたが、話全体がほんわかした世界に浸っている中に一滴垂らした苦みにはなっていたかな。
小松なりには彼と過ごした一時期に感謝して決して邪険にしていないが、才能がある故に順風満帆ではない試練の波に揉まれる中での一通過点だと既に気付いていたのが救いなのだろう。
御影が口では金の卵と軽口を叩くほど、小松を大事にしている気持ちが伝わったうえで、創作面でも生活面でも充実していく様子にほっこりして満足のいく一冊だった。