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四人を飲み込む、貴道会動乱篇!
だからあれほど逃げてと!
底なし沼だ…。
誠の依存先は…、相は本当は…。
そうなのか…。そしてベティは…。勇は…。
衝撃的でした。
事態は思ってもない方へ転び、オジサンたちが入り乱れ正直分け目でしか判別できません。
兄が哀れな弟にとっても兄がかけがえのない存在なんですね。兄に殴られても犯されても支えてきて。読者からしたらやっと兄がお仕置きされたと思ったら…。
誠がベティを囲うのも周囲には理由がバレバレで。そこまでして誠は母(相)を求めてるのかあ。
ベティの本性もびっくり!だけど逃げたいと信じてるのは勇は間違ってなかったね。
はぁ、すごかったです。ヤクザで暴力でレイプで強烈なのに、さらに人の命がこんなふうに扱われて。
勇くんチョロすぎ!相の苦労は!と思ったけど次巻で活躍してほしいですね。
ベティちゃんの正体に驚いたり、勇があんな危ない目にあっているのにまだベティを助ける気でいるのが、ほんまにアホやなとか、思いますし。
美馬、九鬼、片桐…らの思惑がわかるようなわからないような、複雑な事実関係を把握するのが苦手なので、この辺を理解するのは後からにしようとなっていまして。
もうすっかり相目線で引き込まれております。
美馬と誠にはめられて、相はどうするのかと思ったら、やっぱり「兄貴だけが俺の残る理由」なんですね。
この外れた道に先なんかない
お互いの存在だけが居場所だ
相にとって誠は自分の全てなんだな。
抗争関係がややこしいし、暴力描写が続くし、どうかな〜と思っていたら…
相が誠を助けて、キスする場面で全部持っていかれました。
私は兄弟BL苦手なんですが、相の気持ちが溢れ倒していて、やられてしまった。
このシーンで萌2です。
誠がベティにキスしていなかった、それに気づいてクソ萌えている相にもまた萌えたし。
しかし、まだ先が見えない。
このままだと破滅に向かっていく気がして仕方がないのですが、一発逆転はあるのでしょうか。
心して3巻読みます。
や〜、なんか凄かった。
色んな感情が渦巻く2巻でした。
表紙の和彫り素晴らしいですね。
出来れば全容を見たいものです。
肌の色や髪色に合わせた色合いが良くて、見惚れてしまいました。
はめられた相と勇が逃亡するのですが、ヤクザ世界のしきたりに詳しくないのですがかなりヤバい状況と思われ、気が気ではありませんでした。
ねそしてまさかのベティちゃん!
ただの淫乱愛人じゃなかったなんて驚き。
誠と出会い、戻れない所まで来てしまったベティの生き方がある意味貪欲だけど、より良く生きるという欲を失ってしまっているのが辛いですね。
10話目、この巻の最終話が本当に神でして。
救出からの2人のシーンが息もつけない展開。
どちらかと言うと誠が相に執着してるんじゃないかと思っていたのですが、想像以上に誠への愛が深い相に萌萌でした。
これは次巻に期待が高まります!
アイとマコト。2人のにびいろなのかも知れない。
作者もあとがきに「おっさんずはラブしません。」と書いているように。
ラブ要素低めの2巻。というより、フツーにヤクザ漫画。それでいてちょっとややこしい。
親父(会長)は実子である誠をバカだと知っていて。目を背けているものの、おそらく可愛いと思っている。
役に立たない誠を預かっていた山之辺だが、一旦は策にハメて放逐しようとしたものの。
バカな子ほど可愛いものか。結局誠を可愛いと言う。そんな山之辺にガッカリして、謀反を働こうとする美馬。そもそも組を裏切ろうとしていた片桐は九鬼を利用して謀反を起こそうとして組長たちを焚き付ける。それぞれの思惑は錯綜する。保身の為か、成り上がりたいという野心の為か。
ここややこしくて、まぁまぁ混乱。
虚ろな眼をしたベティは意外にもフツーの青年だった。貧しさに打ち捨てられ、九鬼に拾われ、生き抜く為だけにただ必死だっただけ。誠の側に居て、組の様子を九鬼に報告するスパイをやっていただけ。
勿論好きでやっているわけでは無い。生きる為。生き抜く為。
自分らしく生きたいとほんの少し光が見えたから?否、自分もまた消される駒の一つに過ぎないと知っているベティこと六は、勇を頼って一か八か、逃避行を試みる。
うーん。相の誠への歪んだ憐憫と愛執は、やはりそのまま。むしろ酷くなっている。
描き下ろしには相の夢。それは願望か真実か。幼ない相が居なければ、誠は親に愛されたのか。
誠の為に幼ない自分を捨てようとする相に縋って泣く誠。誠は相のせいで愛されないと知っていたとしても。それでも弟を可愛いものと思っているのか。それは儚い相の願望。ああややこしい。
混濁。きっと鈍い色で輝くそれは。歪んだ愛と性癖と。執着と。
ラスト、勢い余った相が身体は何度も繋げた事があるのに。初めて誠に口付ける長い長いシーンはこの巻の唯一の甘いシーン。ベティを抱きまくっていた誠もキスはしてなかったというので。思いがけずウブい反応に煽られまくる相がエロい。エチシーンよりずっとエロいです。
akabekoさんのヤクザもの。ヤクザものって人がたくさん出てきすぎると人間関係が複雑になりがちですが、これはわりとわかりやすく描かれてて悪い幹部のおじさん達も個性的なので面白いです。
あとがきを見てakabekoさんの受け攻め論には並々ならぬこだわりがあるんだと思いました。ケツで抱く受け、相は限りなく攻めっぽいです。おっさんズのラブは多分ないとの事ですがちょっともったいない。美馬とかかなりの美おっさんですからね。
三巻で終わるみたいですが、最終的には相と誠はどちらが受けになってるのか見どころです。ビジュアル的には充分リバでいいと思いますが。あと意外と賢そうだったベティにも幸せな結末はあるのか。やはり相と誠兄弟と血の繋がりはあるのか。もしそうなら誠の母への執着と嗅覚が凄すぎて怖い。血を引き合わせてしまったのは運命か。
話は面白いですが、バイオレンス色が濃くラブ分量が少なかったので神に一つ足りない萌×2で。ラブと言っても一筋縄でいかない不器用で複雑な愛情を持つ人達ですが。どう決着がつくのか楽しみです。