小路龍流さんのレビュー一覧

恋する時をかさねて 小説

名倉和希  小路龍流 

和製ハーレクインロマンス(男版)

素敵で優しくて緩やかに自然にハッピーエンドになる話を探して、レビューでこちらに辿り着き購入しました。
名倉さん初読みです。
確かに穏やかで優しい素敵な話なのですが、なんか自分にはピンときませんでした。
どこも悪いところなんか無かったけど……もしかしたら、攻めがアリガチな攻めで受けまでもアリガチな受けだったからかもしれません。
読み終わって(* ̄- ̄)ふ~んで終わりました。

ところで攻…

2

一番でいさせて 小説

高尾理一  小路龍流 

痴話喧嘩上等!

再会もの。時々、純粋に恋愛感情の部分に惹きつけられて激萌えするお話に遭遇します。作品が描かれる時代や舞台や職種が特殊なわけでもないし、攻めと受けの立場に取り立てて格差があるわけでもない。だけど、二人の性格や性的指向だけは如何ともしがたく…みたいな。特にノンケorバイとゲイのカップリングで、両者が互いに抱く熱量の差にヤキモキするのがBLを読む楽しみの一つだったりします。

本作は、大学時代に二年…

0

花は純愛に殉じる コミック

柊平ハルモ  小路龍流 

薄味

小路さんは小説の挿絵ではよくお見かけしているのですが、漫画作品は初めて読みました。
いつも綺麗な絵だと思っているのですが、漫画でも美しかったです。
この作品は柊平さんのアレツーサ王国シリーズの1冊のようなのですが、それぞれのお話が割と独立しているので、前の作品を読んでいなくても大丈夫だと思います。
ほとんどが漫画なのですが、一部柊平さんの小説も収録されています。

表題作シリーズは全てア…

0

獣欲 ―花嫁は狼に奪われる― 小説

あさひ木葉  小路龍流 

え~、都合が良すぎるじゃないの(;´Д`)

2014年刊。
両性具有なのを隠していた和彦は、純血の血筋を妊娠させる目的で人狼一族の当主に蹂躙され続けていた母親によって村から逃がしてもらった。
都会に出てひっそりと暮らしていた和彦だが、彼の身体の秘密が村の当主・裕一郎にばれた為に強引に村に連れ戻されてしまう。
純血の子を産ませたいが為に、監禁下の状況で同じ純血人狼である敬二郎、紀三郎兄弟に陵辱され続けるのであった。

ふたなり設定に…

1

白鶴組に、花嫁さんの恋返し。 小説

高月紅葉  小路龍流 

個性が溢れている

前巻で恋人になった2人が、互いのことを想うあまりすれ違いながらも甘い幸せを得ていく物語でした。
ヤクザとの違いが正直理解できてはいないのですが...出てくる脇キャラがとても魅力的で、とても楽しく読むことができました。
相変わらず陸くんが可愛いんです~癒しです。

ーーーーーーー感想とネタバレーーーーーーー

受けの慎也は性格が結構女性的で、表紙の色っぽい感じそのままだと思います。だから…

5

脚本家は愛を乞う 小説

  小路龍流 

攻めにより見違える受け!

 カリスマ美容師の加山はイケメンで世渡り上手な遊び人。
 人の人生を背負うのは重すぎる、と「適当」に人生を歩んでいた。
 そんな加山の元に急な依頼が舞い込む。
 それは今度デビューする脚本家の見た目をマシなものに変えてほしい、というものであった。その脚本家・天海は長く伸びた髪に分厚い眼鏡。ところが、眼鏡を外すと思ったよりもキレイな顔が出てくる――という王道展開。
 こんな擦れてなくて、こん…

4

伯爵と囚われの華 小説

小中大豆  小路龍流 

スタンダードな『貴族もの』

『高級娼婦と駆け落ちした公爵の息子が貧しさの中で両親を失い、もう体を売るしかない所まで追い詰められたところで、その公爵に想いを寄せていた伯爵に拾われてその養い子になる』
おまけに、
『その子が養い親の伯爵に恋をするのだけれど、伯爵は様々な男性とラブアフェアを繰り返すばかりで本当の恋をする気配がない』とか、
『伯爵が本当に愛しているのは亡くなった公爵で、自分はその身代わりにすらして貰えないと、…

0

スイーツ王の溺愛にゃんこ 小説

鹿能リコ  小路龍流 

盛りだくさんの展開でした

古閑(攻)・幸希(受)の両方の視点でストーリーは進んでいきます。

愛猫チャイを亡くしてペットロス中の古閑は、チャイと同じオーラの幸希を見かけて、バイトとして自分のペットになって欲しいと頼みます。幸希は祖父の入院費も必要なことから引き受けます。

古閑は幸希を溺愛するのですが、それはあくまでペットとしてで、幸希が「恋人にして欲しい」と言うと「気色悪い」と断ります。傷心の幸希に、古閑の友人の…

2

愛に濡れる声を聞かせて 小説

北瀬黒  小路龍流 

王道のよさ

王道なので、最初からラストは見えているのですが、それでも読んでいて楽しかった!
それが一番の感想です。

絶対音感の持ち主の攻めの、「音の周波数を調整するために声を聞かせてほしい」という奇妙な依頼も、笑っちゃうといえば笑っちゃうのですが、でもその間、攻めが本当に受けを慈しんでいる気持ちが伝わってきたので、あまりアホくさっ!とは思わなかった。
またラストで攻め自身も「苦しい口実だと思った」と…

1

比翼連理 小説

あさひ木葉  小路龍流 

王道

ベタな王道ストーリーが読みたくなって読んだのですが、本当に期待通りの王道ストーリーでした。
とても期待通り……なんですが、期待通りすぎてスルッと読みおわってしまった……。
個人的にはもう少し、攻めと受けの間に何かあって欲しかったかなあ、とも。
受けが可哀想な育ちであることも、攻めのことを密かに大事な友人だと思っていたこともわかったし、そんな攻めに裏切られて絶望する受けは萌えたのですが、攻め側…

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