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草間さかえ
hepo
ネタバレ
同じ田舎でも、田舎度によってちょっと空気感が違う。 いろいろな田舎を堪能できる短編集です。 各話の田舎度レベルは、あとがきより。 【王様のベッド】 萌2 《田舎度5》 ケーブルの故障の修理に来た古賀と、山奥の一軒家に住む彫刻家の遠野。 いつもながら遠野の住む一軒家の雰囲気が最高です。 彫刻家として古賀の体に興味津々な遠野と、遠野自身に興味津々な古賀のやりとりが軽快で面白いで…
痒いところに手が届く。 登場人物について知りたいところが全部知れる。 ついに完結の最終巻は、そんな1冊。 本編の方は2話分で完結しています。 花城×廣瀬はいちゃいちゃして終わりですが、澤と有原が…。 有原の献身と、澤の情の深さに痺れます。 脅迫して無理矢理言うことを聞かせていた関係だったはずの2人の結末に、冷酷そうに見える人間ほど情が深いんだなあと思わざるを得ません。 素晴らしい…
澤と有原の変化が嬉しい2巻。 澤の育ての親的存在の志緒さんと、昔馴染みの夢子さんがいい味出してます。 遅くに出て行った澤を心配する。 有原のために朝ごはんを調達して帰る。 夢うつつに聞いた澤の言葉をふと思い出す。 腕を怪我した有原のために、パッチン帯を作ってもらう。 手紙を返してもらう目的が、少しずつ揺らいでいく。 ただ笑顔が見たくて、手紙の後半部分を廣瀬から貰って、人質にしてい…
読み直す度に思うのは、どうして『マッチ売り』は『やぎさん郵便』の1巻じゃなかったんだろう?ということ。 『マッチ売り』自体は前後編の2話だけで、そのあとは『やぎさん郵便』なのになあ。 1巻で偶然出会った花城と廣瀬、それに澤と有原。 花城は廣瀬の名前を「昔、聞いた覚えがある」と言い、澤は「最近知った名前と同じ」と思う。 その一方で、廣瀬も花城とどこかで会ったことがあるように感じている。 …
久々読み返したので、ここにも足跡を。 はらはらする本編と、草間さんの思惑がどんどん外れていくあとがきのギャップも楽しい作品です。 貸していた本に挟まっていた、恋文の最後の一枚。 それ返したくて、友人を待つ廣瀬清高。 彼の向かいに立つ、ヤミのマッチ売り。 この出会いが、4人の人間のその後を大きく変えて…。 廣瀬は、ヤミのマッチ売りが何を売っているのか知らないようなお坊ちゃん学生で…
碧雲
紙代値上げによる誌面都合など、諸事情の折り合い付けての完結編なのだそう。 電子版のみで、また続けてくれないかな?? 24話 評判の色刷り近代もの美人画版画のモデルは、花城だった。 画家が視たいのは、苦しむ顔。喜ぶ顔じゃないと蝋燭を消す。 有原は、澤と夜道を歩いていると、突き落とした男が待ち伏せしていた。 澤を庇って、刃物を握り止める有原。 25話 澤に、一生面倒を見ると言わ…
いい話ばかりだったー!何と言っても、昭和の風景と今は薄れた温情と人情。 登場する人達は、花街の人。他人の痛みが分かる人達だから困る人をほっておけない。 他人が痛くて隠したい所には触れないやさしさが、画面上から沁みてくる。 自分の為のメモ 17.5話 有原は、鳩の街で「志緒さんのオキニイリの子」と呼ばれていた。 花街のお姐さんたちがとても優しい。 18、19話、 澤の優しい介抱を…
捨てようにも捨てられない、情深い性格に育った澤の生い立ち編。 心が暖まる話は、物悲しい。 -- 自分の為のメモ。 各章、戦後の昭和の風景・風俗を背景に、戦後復興の活気にあるれる街の日陰で起きていたちょっと悲しい時代の流れの下敷きになってしまった人の人生が描かれています。 露西亜文学、露翻訳は、戦中ならスパイ嫌疑や赤狩りで沢山死者を出したジャンルですから、陰がある。 9話 澤の…
イラストで名前をよく見かける草間さかえさんにオリジナル作品が有ったと知り、驚きました。 バレンタインの聖日にふさわしい愛の告白物語だと思います。 沢山の人に読んで欲しいなー。是非よんでみてください。 帯文は「恋文で人生が狂う」 時代は、街娼取締りが厳しくなってきた戦後。 ミステリーな恋文は、露西亜語の本に宛て名と本文が別々に挟まれてた。 ▶「マッチ売り 前/後」マッチ;燐寸 …
ジョシュ・ラニヨン 草間さかえ
甘食
ジョシュ・ラニヨンさんと草間さかえさんのイラストの事です。しーかーも!大好きなフェア・シリーズとマーダーズ・シリーズのキャラも出てくるといういわばFBIシリーズ。うんうんラニヨンさんと言えばFBIだよね。もう私は買う&読むという選択しかないわけで。 今回の主役FBIはアダム・ダーリング。セカンドネームの方を周りに茶化されウンザリしている金髪碧眼クールガイ。今回は攻めシーンが描かれてる…