total review:309828today:50
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
1/94(合計:938件)
一穂ミチ 竹美家らら 二宮悦巳
renachi
ネタバレ
驚くほどたくさんのカプのお話が詰まった、盛りだくさんな内容。本編を読み返し、その直後に再度読みたい短編も多く、無限ループが完成しそう。些細な日常が沁みるな、と思った。 どの短編も、短い中でもしっかり情景描写があり、その世界の空気に取り込まれる感覚を味わいながら読める。静かに〆てくれるものが多く、ラスト数行はどれも泣ける。 冒頭の竜起と深は読者サービスっぽいお話、潮と計はトラウマを蒸し返…
一穂ミチ 竹美家らら
それなりの年齢で、それなりの役職にも就いてる大人な二人が、付き合い始めの蜜月を迎えるってどんな感じになるんだろう、と思いながら読んだ。が、栄と設楽の関係性は独特すぎて、参考(?)にならなかった。唯一無二の雰囲気。 シリーズ一作目から登場していた設楽は、そういえば職場での顔しか見ていなかったんだな、と思い知った気がした。栄に見せるプライベートの顔は、ちゃんと年を取っており、くたびれ感があって、…
面白かった。お仕事モノで期待するのはこういう作品!と嬉しくなった。非常事態に陥った現場の緊迫感がとても良い。BLは後からついて来た感じだけど、スピンオフなのである程度キャラを知っている状態で、らしいな、と思えて良かった。 「横顔と虹彩」の後に読むと、まず主人公が栄な時点で驚く。あの口の悪いプロデューサーの心理描写ってどんなの?と興味津々。実際には栄が新入社員だった頃から始まり、ちょっとだけ未…
計と潮の二人の世界に、竜起と深のカップルが加わり、当たり前のように四人でわちゃわちゃすることが増えた日常話の総集篇。他に脇キャラたちの過去話もあったりと、いろんな人生を見せてもらった気がした。 切なかったり心に沁みたりと、全部が印象的なお話。まず冒頭から潮が良い彼氏すぎて泣く。潮がいなくなったときの記憶が計のトラウマになっている件も、ちょこちょこ出てきては傷の癒え具合を見せてくれる感じが良い…
当て馬登場の続編、だけどそれより後半のスピン元カプとの絡みが楽しすぎて、全部そちらに持っていかれてしまった。この展開ずっと待ってた。期待通りの深の反応と期待以上の衝撃を与える計が最高。 前半は微妙な三角関係?な感じ。一方的に竜起をライバル視してた小太郎が入社し、深に惚れてしまう。小太郎はいろんな意味で哀れ。それなりに理由があって思考が歪んだわけだが、竜起の認識だと、小太郎は竜起推しのファンっ…
深と竜起の二視点で、特に深視点は描写が細かいというか深がよく見ているというか。深を通し、物や人や景色から、タイトルにもなっている虹彩までしっかり視えてくる。印象に残る文章・表現があちこちに散りばめられていた。 深と栄の関係は、プロデューサーと外注スタッフを超えて独特。深から栄への憧れは確固としたものだけど、それ以上の感情は曖昧な描写。竜起が気になり始めても、栄は別枠で深の心の中にずっといる感…
こずまる
国語教師桂と生徒志緒の物語。私は大人と未成年の話はどうしても気になってしまうんだけど、一穂ミチ先生は好きな先生だから思い切って読んだ結果とても良かった〜。先生のデビュー作品なのかな? もちろん桂先生に思うところはある。ちょっとこらえてよねと桂先生が抱えてる過去もなかなかにヘビーで絶句。でもその過去が赦されたようなあのシーンは良かった…。 志緒とりかちゃんの関係も良かったなぁ。ずっと一緒…
本編の時間軸に沿ってあのころの話と分かるものから、いつでもこんな日々を過ごしてそうに思える何気ない日常話、他にもパロディなど盛りだくさんの一冊。前作「OFF AIR」より少々切なさ成分多めかな。皆お元気そうで何より。 特に好きだったのは「ばらいろポップ」。他のとこでもうっすら見えてはいたけど、潮がいなくなったあの朝が、計のトラウマになっているのがハッキリ分かる。酔って理性を失くしてしまわない…
かなり満足度の高い総集篇だった。特に「なんにもいらない」は本編に入っていてもおかしくない内容じゃないかな。なんでもない日常の二人からカップルイベントまで、さまざまなお話が読めてとても楽しかった。 「なんにもいらない」は、もちろん国江田家への彼氏紹介が印象的なお話だけど、個人的には病気になったときの潮の様子が心に残っている。本編で潮の過去が語られた際に意外だと思っていた事柄が、こういうキャラな…
シリーズ前二冊を読み、そろそろ計が潮を助けるターンが来て欲しいと思っていたので、希望にぴったりの三巻目だった。潮の背景が思いの外しんどく、潮の中の計の存在の大きさがしっかり分かってとても良かった。 計と潮の仕事も生活も、簡単に奪ってしまえる政治家の親を持つ潮。弱みを握り、圧力をかけて操ろうとする、なんてイメージ通りの汚いやり方。計を人質にされたに等しい潮の苦悩が辛い。ホテルでのお別れ前夜は切…