中原一也さんのレビュー一覧

極道はスーツがお好き 小説

中原一也  小山田あみ 

極道スーツ、シリーズ第1作

極道スーツ伝説はここから始まった……‼︎
私がBLを読み始めたごく初期に出会い、BL小説にハマり読み続ける元となった作品です。
この作品によって、BL小説の濡れ場表現というものに衝撃を受けたと言っても過言ではありません。
木原○瀬先生作品は「BL界の芥川賞」と称されていますが、それなら本作は「BL界の直木賞」だ…
何と言ってもエンタメ度が他の追随を許さない。
カップリングとしては、強引・…

6

妖精ハンター×DT〜四十歳童貞男の逆襲〜 小説

中原一也  國沢智 

娯楽作品として最高

そこかしこで笑えるツボが散りばめられていて、あぁ面白かった!という気分で読み終わることができました。

ちなみに「妖精ハンター×DT ~四十歳童貞男の逆襲~」というタイトルは誤りというか、紛らわしいと思う。
攻め受けどちらもDTではないし、表紙の男が「四十歳童貞男」でもありません。

童貞のまま40歳を迎えると妖精になってしまう家系の阿久津家。
ブサイクで根性捻くれた喜晴の兄は妖精化し…

1

負け犬の領分 小説

中原一也  新藤まゆり 

猫に癒されてみたい

またまた渋い男盛りの攻めの登場ですね。
大人の男の魅力を見せつけてくれてます。

今回の敵は強力でしたね。ただドタバタはラストに短く一回でした。

お互いに癒される出会えて本当に良かった存在になりましたね。

受けの真っ直ぐさに癒される攻めと、攻めの大人の魅力にはまり猫達に癒される受け。

攻めが8年かけて負け犬から這い上がり敵を倒すまで。危ない目にも合いましたが受けのおかげで頑…

1

俺が好きなら咬んでみろ 小説

中原一也  小野浜こわし 

不器用なオヤジ二人が愛おしい

こちら、どうも読む方によって印象が違ってくる作品なんじゃないかと思うんですけど。
個人的には、コミカルな純愛ものだったりして。

主役二人が共にオヤジになります。
二人ともオヤジにしか出す事が出来ない渋い魅力の持ち主です。
二人とも、人生経験は人並み以上に積んでるのに、恋愛に対してはとても不器用です。
そして、なまじその人生経験があるだけに、そんな本心を隠す術にも長けているー。
そう…

6

俺が好きなら咬んでみろ 小説

中原一也  小野浜こわし 

くたびれおやじフェロモン

中原先生なので購入。先生がおやじおやじと呟いておられたのは把握していましたが、片方は無精ひげあり、ややくたびれた感のおやじでした。吸血鬼のせつない話は大好きで、やっぱり先生お話凄いなあと思うのですが、無精ひげおやじが得意ではなかったのを思い出したので申し訳ありません、萌です。

36歳、雇われバーテンダーの稔。美形って訳ではないけど、白いシャツに黒ベスト、黒ボウタイという装いでバーカウンターに…

2

俺が好きなら咬んでみろ 小説

中原一也  小野浜こわし 

オヤジ×オヤジ

オヤジ×可愛い美青年という話で名作の多い中原さんですが、今回は攻めも受けも36歳同級生のオヤジです。攻めは無精ヒゲでワイルドな色気のある刑事で、受けは美形というほどでもないけどカクテルを作っている姿は美しく、常連客の男達にモテモテのバーテンダーです。

ミステリー+ホラーファンタジー要素もある話です。吸血鬼ものなので。攻めが一度死にかけてミイラ化した時に受けがキスされるシーンがあったけど想像す…

3

梟はなぜ烏を黒く染めたのか 小説

中原一也  奈良千春 

鳥界のスーパー攻め降臨!

ザ・エンターテイメントですね!
しかも鳥の世界で政治家と秘書!

政治家のお話は政党や政策、難しい言葉や登場人物が必然的に多くなりちょっと敷居が高いのですが、今作はそこまで難しくなく楽しく読めました。

鳥の設定にどこまで理解と共感ができるかも大事かも。

中原作品にまたまたスーパー攻めが新たに登場しましたね。大人で男振りが良くて逞しく政治家としても一級で、しかも子供の頃からの執着攻…

2

悪徳の褥 小説

中原一也  陸裕千景子 

甘味の全く無いラブストーリー

中原さんのハードボイルドの一面が、
これでもかとてんこ盛りな男臭い作品。

全く甘い展開ではないのに、
立派なラブストーリーになっている所が凄い!

しかし、ラブストーリーなのに、
甘さなんて欠片もない!
それでも、そんじょそこらの恋人達には負けない
深い愛で繋がっていた二人。

時折、黒田さんひねくれ過ぎ!とか、
二宮さん鈍感過ぎ!とかツッコミ入れたくなりますが、
この…

1

俺が好きなら咬んでみろ 小説

中原一也  小野浜こわし 

不思議な魅力

「またしても」と言いいますか、中原さんの新作は大変驚かされました。
大変不思議な手触りの物語です。
これ、作品の『トーン』をどう言ったら良いんでしょうかね?
シリアスでもあり、せつなくもあり、ある意味痛いのですが、ほのぼのとしている部分もあって、途中でとんでもないギャグをぶちかまして(こんな処であの国民的○コ型ロボットの話が出てくるとは思わなかった)、そのくせ作品全体はダークな雰囲気で包まれ…

3

俺が好きなら咬んでみろ 小説

中原一也  小野浜こわし 

中原さん流ヴァンパイア

発売を楽しみにしていたオヤジが主人公の中原作品。
今回は小野浜さんがイラスト担当と知って購入意欲が倍になりました。
小野浜さんの別名義での同人誌(某バディ)はずっと本棚にあり続ける大好きな作品の一つです。

手に取るまで「ヴァンパイアものといえば耽美でシリアス」が私のなかでは定石だったのですが、気持ちよく覆されました。
菊地(ヴァンパイアになった攻め)は無精髭で男の色気に溢れる刑事でオヤ…

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