二宮悦巳さんのレビュー一覧

竜頭町三丁目帯刀家の徒然日記 毎日晴天!番外編 小説

菅野彰  二宮悦巳 

17巻の後に読むと最後の二篇が心に沁みる

1998年から(すごいな)続く『毎日晴天!』。
文庫以外の場所に書いた『おまけ短編』をまとめた本です。
実際に書いた時に菅野さんが感じていたこととか、それにまつわるエピソードなどに触れた文章が所々に挟まっています。
いくつかは読んだものもあり……懐かしい。

こういうファンサービスの本は本来なら少しづつゆっくり読んだ方が楽しいって私も分かっているんですよ。
でも『SF作家は担当編集者の…

2

SF作家は担当編集者の夢を見るか? 毎日晴天!17 小説

菅野彰  二宮悦巳 

やっと!

「帯刀家のお話はひょっとしてこれが最終話か?」と思っちゃいましたよ。
だって盛り上がったんだもん、ラストが。
いつにない盛り上がり方で……ちょっと涙ぐんでしうほど盛り上がってしまったんですもの。

秀が今までに起きた様々なエピソードに戻りながら世界との関わり方を回復する様が書かれたこの巻は『遺棄された子どもが自分の居場所を再構築する』という物語の終焉(シリーズは終わりじゃなくてまだ続きます…

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竜頭町三丁目帯刀家の徒然日記 毎日晴天!番外編 小説

菅野彰  二宮悦巳 

番外短編の再録集+菅野先生のコラム

本シリーズはSF雑誌の編集者である帯向家の長男と
その恋人で一つ屋根の下で暮らす担当するSF小説家のお話です。

シリーズ開始から21年、小説本では19冊目ですが、イラストの二宮
先生によるコミカライズをいれると34冊となるそうで、本作はフェ
ア小冊子やドラマCDブックレットに収録作された番外短編を再録し
た初めての短編集になります。

私がこのシリーズを読み始めたきっかけは小説…

4

Chara Collection EXTRA 2013 特典

ダブル・バインド、Voice or Noiseに二重螺旋(小説)

二重螺旋を探して購入。そしたらダブル・バインド(神!)もあり、Voice or Noise(神!)もあり、災厄もめっちゃ面白く、勿論二重螺旋もあって大満足だったんで神にしました。探して良かった・・・
以下読んだもののコメント

1.災厄の転校生(災厄は僕を好きすぎる番外編) 神奈木智先生&二宮悦巳先生 8P
若木がなんと学生服(詰襟!)を着て転校してくる爆笑話でした!めっちゃ好き、若木。

0

SF作家は担当編集者の夢を見るか? 毎日晴天!17 小説

菅野彰  二宮悦巳 

秀の夜明け

シリーズ開始から21年目の18冊めだそうです。
子供たちが制服を脱いでから、本格的に大河ドラマ(大河と秀のドラマ)が始まったと言っていいですが、
ここへきて、本当にようやく、秀が目覚めます。
ここまで長かった。
かかった巻数的にも長かったけど、今回の本の中だけでも十分長かった。
自覚なく無理矢理大人にされてしまったせいで、自覚なくめんどくさい大人を拗らせていた二人でしたが、子ども達が成人…

3

ニアリーイコール 小説

凪良ゆう  二宮悦巳 

読みやすい。ただそれだけ。

そんな世間は狭くないんじゃないかなぁ?
過去関係があった人とその後一生会う事ないのが普通だと思うんだよ。
で、微妙な時期にそういう再会みたいなご都合主義なストーリー展開。くだらない展開だなあ。
過去は回収する必要ないんじゃない?

読みやすいとは思うんですけど、根底にある思想とか思惑みたいなものが透けて見える感じがする。
そこが合わないんだろうな。

いつもながら受けが不幸な過去設…

2

Chara Collection EXTRA 2014 特典

2014年のキャラコレEXTRA

円陣先生の過去作品を追いかけ中。以下読んだ作品のみコメント。
2はAWAYで読んでたので嬉しさはちょっと少な目(でもヨシュアは可愛い)
4、9が面白かったです!5は本領発揮、8は続きをまだまだ待ってます・・

1.ヴァンパイアの意外な弱点(ヴァンパイアは食わず嫌い番外編) 12P
  樋口美沙緒先生&夏乃あゆみ先生
  アンリがめっちゃヤキモチ焼いて、安売りしている肉屋に行くな!とぷん…

1

恋という字を読み解けば 小説

安西リカ  二宮悦巳 

理想的な彼氏

特に大きな出来事があるわけでもなく2人の気持ちが近づいて行く作品って大好きです。
明信と頼人が出会って友達として交流して、お互い意識しだして両片思いで、更に誤解があって少し距離が出来てからのやっと恋人になるって萌えました。
まあ明らかに頼人は途中から明信に対して好きすきアピール出てたと思うんです。

お互い若いうちは仕事一筋で、親しい友達もいなけりゃ恋愛経験も少ない。だから親友で恋人でって…

4

ニアリーイコール 小説

凪良ゆう  二宮悦巳 

好きとしかいいようがない作品

「たくさん愛して、愛されて、幸せに生きてって」と言い遺して身を投げた母親。
「おまえの愛は重い」と言って去っていったかつての恋人。

多感な時期のそれらによって心に枷をはめられ「愛してほしいなら愛しすぎないように」と自制する仁居。

背景は重い。
重いけれど、感情に溺れることなく物語は淡々と、そして丁寧に紡がれていく。

ふつーだったら、こういう不憫受けには完璧なスパダリを当てがっ…

5

空にはちみつムーン 小説

松前侑里  二宮悦巳 

人物が頭に入りません

あらすじは上記を読んでください。
うーん。登場人物が多いので、名前と人柄がなかなか頭に入らず、でも読んでいけば覚えられるかなぁ?と読み進めるものの。。。何度となく最初の顔合わせページへ確認。
そんなことを繰り返していたので、中盤過ぎても物語に入り込めずでした。
見た目の説明が足りないからなのでしょうか。挿し絵を見ても、すぐにこれは誰だっけ?となってしまいました。

主人公がいつの間にか好…

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