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ナツ之えだまめ 麻々原絵里依
ポッチ
ネタバレ
ナツ之さん×麻々原さん、ということで即お買い上げ。 あらすじを拝見して、ナツ之さんにしては珍しくファンタジーものかな?と思いつつ手に取りました。 ネタバレ含んでいます。ご注意ください。 舞台は近未来の日本、かな? 遺伝子操作された子どもが生まれてくる世界。 生まれながらにランク分けされており、Sランクを頂点に下に行けば下に行くほど「ダメ」な人間として扱われる。 優秀…
菅野彰 麻々原絵里依
nanao77
時代小説作家の攻とその担当校正者の受のラブストーリー。 そういう設定だから登場人物の話し方が割と大仰で、それが独特の雰囲気を醸し出しています。 二人とも家族との縁が薄いおじいちゃん子で、そのおじいちゃんをなくした孤独がわかる者同士として、そして本好きとして存分に語り合える者同士として、惹かれあいます。 そういうシリアスな面もありつつ、他方で自分のやり方を曲げないエゴの塊の小説家VS愛…
小中大豆 麻々原絵里依
ぽぽまま
小中作品の中でもバランスがすごく良い作品ではないかと思います。スパダリっぽいけどダメ人間の攻めと健気な受け。受け目線で語られていてせつない。攻めざまあの展開以降では、やり直せない受けの気持ちも丁寧に書かれていて、説得力があります。別れた後の攻めの落ち方もなかなかすごい。そして、よりを戻した二人の描写が良かった。 似たような作品がありますが、これが一番展開が自然に感じられました。 何度でも読んで…
kurinn
篠田好きな私としては面白いですが、作品の特典書き下ろしというより自己満足に近いですね。 正祐を稚いと何度も表現されてますが、本編でようやく人間らしくなって来たのにまた後退してました。 まさしく篠田に通訳を頼んでまで大吾に伝える行為は、正祐の自己満足でしか無いと思いました。そこがやっと人間を始めたばかりと篠田が思うところですね。 菅野先生の好きな文学や豊富な知識を自作に取り入れるの…
途中まではとても面白かったんです。 何というか正祐が人間らしいと思ったし、共感出来たし、もしかして萌2になるんじゃ無いかと思ったほどでした。 正祐の母親が対談で大吾を滅多切りにするのも面白かったし、正月に実家で会った母親が大吾を可愛いと言ったのに嫉妬する正祐もとても良いと思ったんです。 ですがやっぱり最後に地雷がありました。 あの冬嶺瑤子です。なんで大吾を彼女の元に向かわせたかな?…
本編のレビューでは散々なことを書きましたが、やはり百田と篠田が大吾と正祐との会話に入って来ると普通に読めました。 大吾と正祐の2人のシーンでは全く楽しめませんけど。 こちらの書き下ろしペーパーは、本編からの夏目漱石談議が場所を変えて行われてました。 菅野先生はどうしても「吾輩は猫である」の結末を語りたかったんでしょうね。確かに伊集院と篠田が結末を思い出したのにはクスッと笑ってしまいま…
読んでいて痛感したのは、私には菅野作品が合わないということでした。唯一読んだことがある「毎日晴天」シリーズも作風が合いません。調べてみればこの二つ以外は読んだ事がありませんでした。 ファンの方や先生には申し訳ありませんが、この作品の次巻は持っているので読みますが、これ以上は購入しないと思います。 幼いと作中で表現されている正祐ですが、私には性悪女にしか思えず、今の時点で全く好きにな…
こちらの作品を読むと作者様の知識量と正しい日本語の美しさに感心します。 そして大吾と正祐の会話のやり取りが小気味良くて笑ってしまうのです。 ですが今作の途中から「毎日晴天!」シリーズでイライラした部分と似通ったものを発見してしまってから楽しめなくなってしまいました。 それは初心で恋というものが良く分かっていない正祐のままならない気持ちと苛立ち部分でした。 もちろん「毎日晴天…
ゆのまゆ
「ちるちる不朽の名作BL小説100選ときめく恋」に選ばれた名作。一度同人誌で発表したものを加筆修正された作品らしい。道理で読んでる途中で「もう終わるのかな」と思うくらい前半で一つの山場が終わり綺麗にまとまる感じがしました。 でも後半が凄い。ええっ!と思うくらい攻めが豹変。そして受けも強気になっちゃうし。受け君の視点で書かれているので強気に豹変しても理由がわかるから納得できる変化だったけど、攻め様…
月村奎 麻々原絵里依
担当編集者を好きになるけれど、そっけなくされて、期待しないように努める健気な受けがかわいくて、きゅんとしました。攻めの井上に告白をかわされて、だけど優しくされて、期待したいけれどしたらいけないという気持ちが切なくて、またイラストも合ってて良かったです。 できれば井上にもっとやきもきさせるエピソードが欲しかったけれど、話が深刻になりすぎないから、かわいいお話を読みたいときにおすすめです。 月村作…