麻々原絵里依さんのレビュー一覧

月への吠えかた教えます 小説

イーライ・イーストン  麻々原絵里依 

クイック達が魅力的

友人からお勧めされてシリーズ3冊購入しました。

翻訳なので独特の文章と、海外らしい表現を楽しみました。
麻々原絵里依先生の挿絵も美しくて、ランスはそのままのイメージでした。

ランスの母親のリリーは登場時のイメージと読了後のイメージでは、自分の中でかなり好印象に変化していました。

対人関係が苦手なティムと頭の硬いランスがお互いに好意を持ちながらも、タイミングの悪さと全てが裏目に出…

4

天使と悪魔の一週間 小説

高遠琉加  麻々原絵里依 

もうちょっと読みたい!

読み始めてしばらくは、
どうも主人公に肩入れできなくて
読むのが辛かった。

なんでかなと思ったら、
七塚くんが恋する篠くんの隣に
いつも高峰くんが居たというしっくりさ加減。
横恋慕感が強くて、
高峰くんの中の七塚くんに上手く共感できなかった。

それが後半になって、
篠くんが高峰くんの中の七塚くんに気づいた頃から
急に物語が動き出した感じになります!
急転直下な感じで!…

1

色悪作家と校正者の純潔 小説

菅野彰  麻々原絵里依 

小説家×校正者 ③

第③巻の今回は終始攻め視点で話しが進むのだけど…
前作までは受けの心の動きが書かれていて、相手視点を知りたいと思っていたので、無頼で付き合いの難しそうな攻めの心の動き、受けに対する思いを細かく知れたのが本当に嬉しい〜

①巻、②巻と受け視点で、初めての恋、愛によって揺れ動く受けの心情に寄り添ってきたので、その時はうんうんと思いながら読んでいたけれど…攻めから見ると受けってこんなにも心が幼くて…

0

ラプンツェル王子の通い妻 小説

小中大豆  麻々原絵里依 

攻めの改心までがしんどい

最初読み進めてる途中、ほんとに攻めが最低最悪でこれ絶対しゅみじゃない〜とイライラしながら読んでたんです。
付き合ってるのに他の男をおっかけてるし、受けの事家政婦扱いして気持ちも読めない、体目当てとしか思えないようなセックス頻度、もうこいつを見切ってくれよと思ってた所で受けが別れようと宣告したんで、バッドエンドになろうがスッキリしたんです。
でも、振られたことで受けにしがみつく攻めの行動に何故か…

4

色悪作家と校正者の貞節 小説

菅野彰  麻々原絵里依 

小説家×校正者 ②

荒々しく強引に、けれど同意を持って流れを作るような攻めに受けの身体と心が絆された1巻から…
2巻は受けが恋とはどんなものなのか身も心もようやく本当に知る話。

1巻から関係が落ち着いたように見えていたけれど、受けの心の幼さを同僚も攻めも危惧していたように…その幼さを突く嵐が訪れる。
自分でも気付いていなかった受けのそんな幼さを少し成長させてくれる展開も、アップダウンする心理描写も読んでいる…

0

ドリアン・グレイの激しすぎる憂鬱 小説

菅野彰  麻々原絵里依 

インナーチャイルド

表題作、実は雑誌掲載時に読んで大泣きしたんですよ。揺さぶられちゃってねぇ……

『色悪作家と校正者の~』で始まるシリーズのスピンオフです。
本編も『孤独』がテーマのお話ですが、このスピンオフ作品の方がもっとわかりやすいかもしれません。

白州というキャラクターは『~の純潔』に登場していますが、私は嫌いでね。
「なんといういけ好かない野郎」と思っていたんですよ。
自分が他人を操る能力に…

6

王を統べる運命の子② 小説

樋口美沙緒  麻々原絵里依 

耽美的 結末は大団円にしてほしい

感想だけ

過去の回想と今の状況を交互に繰り返して、挟み込むようにして話が進んでいくのですが、
前巻のリオが記憶を失って、導師とセスの手紙の内容と、リオが見た夢が軸になって展開していきます。

今もリオを取り戻そうとする魔女の目的と、眠り続けている第二王子とリオの関連と、元々その地域は2神教だった、など拗れの原因が分かるにつれ、
リオは、自分が今生きている意味と、命をかける場を求める気…

1

王を統べる運命の子① 小説

樋口美沙緒  麻々原絵里依 

失った記憶を取り戻すにつれ苦しむ主人公が気の毒

主人公のリオには、過去の記憶がない。思いだそうとすると頭痛がする。
リオは、どうやら国を滅ぼした魔女と関係があるらしい。

著者にとって、リオは苛めがいあるキャラなんだと思う。

段々を自分の素性を知るにつれ、悩むリオ。
大切な友人が病死したことを知ると、生きる意味を喪失してしまった。自死を考えるリオ。
ユリウスの夢を見て、自分の命を正しく使って死のうと、死に縋る生き方の方向を変える…

1

今宵、月の裏側で 小説

安曇ひかる  麻々原絵里依 

ほっとけない宇宙人級の変人美人

今までノンケの年下x美形だけど常識の通じない変人。

舞台は法医学教室。
主人公の助教・姫谷景は、見目は麗しく、解剖等の仕事は正確で有能、しかし生活面的には全く関心がなく、他人との会話もずれている超変人。
当然恋愛方面にも無関心で、31才、恋人はおろかキスも射精体験もない。しかしながら女性に襲われて挿入経験はあるという……
そんな景が淋しい人に思えて、研究室の院生・天見悠月は景が気にかか…

1

ヒトの世界の歩きかた 小説

イーライ・イーストン  麻々原絵里依 

本物の男の生き方

■ローマン(保安官助手)×マット(麻薬取締局員)

「月への〜」で頑強で強面の190cmの男と書かれていたので、海坊主(ファルコン…シティー○ンターの)を想像していたマットが主役です。すっかり脳内は海坊主のイメージで定着していたせいで脱却が大変でした。いや、結局最後まで海坊主の名残が脳内に…

海坊主と悩めるクローゼットゲイの作品と認識したにも関わらず、楽しく読めたと思います!合法的おねシ…

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