木原音瀬さんのレビュー一覧

POLLINATION(新装版) 小説

木原音瀬  金ひかる 

どうなる?

谷脇よ、お主懲りなさ過ぎないか・・・。
ガッツがある人だなぁ…。
自閉症の子が最終的なお相手だとは驚きです。自分はリアルでも自閉症の子を何人も見てきたのですが…ちょっと違うかもしれないけれど、愛という複雑な感情を受け止められないのだなぁと…思ってしまった。
最後出した答えが「愛はなんですか」の問いに「俺の傍にいれば分かる」って切ない…。
でも、それしかないんですよ。愛してるって何万回言って…

9

COLD SLEEP(新装版) 小説

木原音瀬  祭河ななを 

待ってましたの新装版

この本が新装版として出るのをどれだけ待ちわびていたか。やっとこれを購入することが出来てすごく嬉しい。
この本は私が始めて読んだ木原作品です。
木原音瀬さんというと、とかく痛いだとか救いが無いだとか色々言われていたので気になりつつ買う勇気が持てずずっと読まずに過ごして気ました、それを知った知人がこの本をかしてくれたのです。
この話は、言われるとおり確かに痛い切ない話ですが最後がハッピーエンドだ…

6

COLD SLEEP(新装版) 小説

木原音瀬  祭河ななを 

本編で痛くなり、同時収録で泣く

本誌に掲載された分をオンタイムで読み、ビブロス版のノベルスを読み(この場合、3作目が出た頃にお話を半分忘れていて、再度読み返したりしました。)今回加筆・書き下ろしありとのことでまた読みました。
先を知っている分、初回に比べてインパクトは薄れてしまいましたが、いいものはやっぱり良かったです。

事故による記憶喪失で不安のどん底にいる透が、いまのところ正体不明の藤島との生活で「好き」を芽生えさせ…

7

amuse bouche(合同誌) 小説

木原音瀬  ひちわゆか  岩本薫  和泉桂 

Unit vanillaの前進!

現在は、すでに周知のユニット作家ですが、ユニット前進の記念的初の合同誌。
なかなか初試みの作品もありで薄手でありますが、読み応えは充分です。

1

薔薇色の人生 小説

木原音瀬  ヤマシタトモコ 

好きという感情だけではダメ?

好きと告白して相手も合意して晴れて恋人同士。そこから始まる物語。
好きという気持ちだけじゃ、いつか満ち足りなくなって相手は居なくなってしまうかもしれないという不安から起こる葛藤がリアルで良い。
…モモが可愛い。ロンちゃんカッコいい。
私はロンちゃんと感情がダブりっ放し。危なっかしいぜモモ……。母親の気分でモモを心配しましたよ、めちゃくちゃ年上なのに(笑)
木原先生が書く女性が好きなんです…

5

HOME 小説

木原音瀬  藤田貴美 

痛い系です。

これ多分1回読んで読み返していないと思う。
すっかり話を忘れてて、改めて読んだらビックリだった。
画像に帯は付いてないですが帯に「衝撃の書き下ろし」的なことが書いてあります。
まさにその通り。(笑)


私は書き下ろしラストの直己の決断がイヤ。
それに気づいて驚く青木と
立原のドアを開ける音が重なるシーンとかキモイ。
っていうかゾッとする。

画面を斜めに横切る大ゴマで
ド…

1

NOW HERE 小説

木原音瀬  鈴木ツタ 

ピュアなオヤジは好きですか?

普段は小説は、買ってしばらくして読むのですが……これは表紙を見てシルバーなツタ先生の素敵な初老のおじ様のイラストを見て、一瞬で購入して、帰ってすぐ読みました(笑)
オヤジスキーな人にはたまりません!

恥じらうオヤジ!でも段々絆されてデレるオヤジ!
今時珍しいピュアなオヤジ!

何度小説を閉じて床をバンバン!とした事か……!
主人公が遊び人で「何でこんなオヤジと?」と疑問形から始まる…

2

美しいこと 上 小説

木原音瀬  日高ショーコ 

もうやめてって思うほど辛い。

女装した姿で恋愛が始まってしまった話。
7割はその話で埋め尽くされます。
あとの3割で大どんでん返し。
この3割で、大号泣しました。
涙で文字が読めないぐらい。
上下巻揃って買わないと、気持ちが浮上しません。
私は上巻しか買っていなかったので、しばらく落ち込みました。。。

これ程、辛くて悲しい作品を見たことがありません。
でも続きが気になるのは、主人公に幸せになって欲しいという…

1

WEED 小説

木原音瀬  金ひかる 

恋愛の闇

医者である主人公・若宮と悪友・谷脇と雨の夜、一人の男を拾って強姦するんです。
彼は自分の名前を知っていて、若宮は全く覚えがない。
彼は若宮が担当した子供の父親・岡田。彼に対して罪悪感に溢れて関係を断ち切れない若宮と、淡々としている岡田。でも岡田と少し打ち解けた時、若宮は凄く嬉しくなったり、彼の事を考えてしまっていたり、もう突然デレたので驚きました……。
木原作品特有の痛さはあまりないので、辛…

2

美しいこと 上 小説

木原音瀬  日高ショーコ 

このむずむずする思いは

アタックしつづけて、やっとその気になったところで、
本当のことがわかると、さっと引かれてしまう。
なんて、なんて、かわいそうな松岡。
でもこういうことって、現実にありそうだし、絶対にあると思います。
バージョンの違いはあるけど、自分の身の上にもこんなことがありそうだ。
だから、読んでいて「あちゃ~」という気分になるんですね。
木原さんは、こういう感情を表現させたら、本当にピカイチですね…

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