夜光花さんのレビュー一覧

夜を閉じ込めた館 小説

夜光花  小山宗祐 

ミステリーですが難しくはない

前半ホラーじみたサスペンスのようですが、後半はがっつりミステリーの作品。
不可思議なことや、答のわからない謎などたくさん投げかけられますが、最後にはすっきり片付くのは見事でした。
もう一押し踏み込んでのオチまで考えられているのがさすがだと思います。

山奥の館、閉ざされてしまった帰り道、過去の未解決事件に次々とおこる殺人事件・・・。まさにベタベタなのですが、ミステリー好きには心躍る?ような…

2

少年は神を裏切る 小説

夜光花  奈良千春 

面白すぎる!!

『薔薇シリーズ』が好きな方なら大抵はハマると思います。伏線の散りばめ方がとても上手く、それをしっかり回収していくストーリー運びは、読み手を飽きさせない。素晴らしい作者様だと思います。 ネタバレになってしまうので、あまり言えませんが、ついに樹里が……◯◯です!物語も佳境に入ってきたので、今後どんな展開が待ってるのか、楽しみにしてます! そして多くの方に読んで頂きたい!ファンタジー好きならハマりますよ…

2

二人暮らしのユウウツ 不浄の回廊 2 小説

夜光花  小山田あみ 

…痴話喧嘩かよ!

前作「不浄の回廊」から一年半を経て刊行された続刊です。恋人として同棲を開始して半年――相変わらずボケッとしたところのある歩と俺様ツンデレな西条は、なんやかんやと言い合いながらも仲睦まじく暮らしています。

今作では、二人の同級生である果穂とその知人の女性が登場して物語が展開していきます。前作に続いてちょっぴりオカルトなエピソードもありますが、終わってみれば、果穂の存在に動揺する歩と、実は歩以上…

4

サクラ咲ク 小説

夜光花 

事件+トラウマ+復讐+愛の力

関連作「忘れないでいてくれ」と、構造的には似ていると感じました。
過去大事件があり心に酷い傷を負った主人公が復讐を考えて、結局愛情に救われる、というような。
「忘れないで〜」にチラリと登場し、だけど結構インパクトのあった「花吹雪先輩」こと櫻木拓海と、中学時代の後輩早乙女怜士の物語。
櫻木は常人では計り知れない個性の持ち主で、家は大金持ち、自分も2代目社長の肩書きなのにフラフラと世界を回って、…

7

忘れないでいてくれ 小説

夜光花  朝南かつみ 

プチオカルト+サスペンス+エロ+恋愛

夜光花さんといえば、オカルト風味やサスペンス調とエロとの融合という作風で定評があると思うのですが、今作も、中学生の時に両親を殺されたという究極の体験をした後、人や物に触れるとその記憶が視える、という特殊能力が芽生えた男が主人公です。
主人公の清涼はその能力を使って、違法スレスレの記憶操作(というか催眠術)のクリニックをやっていて、そこで婦女暴行事件を追っている刑事の秦野(ゲイ)と出会います。

3

深紅の背徳 小説

夜光花  高階佑 

深紅の…

陰のある逃亡者×ストイックな神父さま…萌える!!というわけで「神」寄りの「萌x2」です。夜光花さんらしいダークさ、ハードボイルドっぽい雰囲気もありつつ、神父さまが禁忌を犯すという背徳感がちゃんとエロティシズムに繋がっていてドキドキしっぱなしでした。タイトルも絶妙ですね。

タイトルのイメージや、あらすじにも「禁断の陵辱愛」なんて書かれているので、攻が受に一方的に無体を働く展開を想像していたので…

2

薔薇の誕生 小説

夜光花  奈良千春 

心臓が痛い

夜光先生の本を手に取ったのはこれが初めてです。
シリーズ6巻、怒涛の展開に圧倒されました。

詳しい内容は皆さんが書かれているので省略します。
私は、『吸血鬼・3p』という単語だけ見て、シリーズものも読んだことがなかったので、おもしろそうだなと軽率な気持ちで手に取ってしまいました。
その点に関しては、若干後悔しております。

これからこちらのシリーズをご覧になられる方に注意ですが、『…

12

少年は神の子を宿す 小説

夜光花  奈良千春 

ネタバレ

待ってた新作!発行頻度が私の感覚だと高めで嬉しいです。次回作も一年以内だとうれしい。

BLでのガチファンタジーは貴重なので神シリーズ、薔薇シリーズがとても好きです。
CPはアーサー×樹里で固まったのかな?ランスロット×樹里も好きなのですけど、ランスロット的に不義理はできないよね。とか思いながら読みました。
今回、ジュリが死んだり、無敵だと思っていたモルガンへの打開策が見つかりそうだったり…

4

夜を閉じ込めた館 小説

夜光花  小山宗祐 

火サスBL

火サスのテーマが聴こえてきそうな作品でした。エロなシーンは、さすが夜光花さん、しっかりエロいのですが…あんまりBLを読んだ印象がない(笑) それほどに事件そのものの緊迫感がすごくて、ハラハラドキドキしながら読みました。謎解きを楽しむのではなく、ちょっぴりダークな雰囲気を楽しむ作品だと思います。

夜光花さんの作品の特徴だと私は思っていますが、今作も攻(not 主人公)に秘密があると見せかけて実…

2

少年は神の子を宿す 小説

夜光花  奈良千春 

アーサーと樹里のいちゃいちゃが増し増し

シリーズ5作目。前巻でかなり気になる終わり方をしたので、続きを今か今かと待ち続けてようやく読むことができました。

ストーリーもぐんぐん前に進む面白さなのですが、アーサーと樹里の関係が初回からどんどん増して、今作ではかなり甘甘で可愛かったです。



以下ネタバレ含みます。




妊娠が発覚した樹里ですが、現実世界の母にバレる所はなんとも可笑しかったです笑
現実世界の母に…

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