サマミヤアカザさんのレビュー一覧

狼王子とパン屋の花嫁 小説

釘宮つかさ  サマミヤアカザ 

愛情細やかな過保護溺愛攻め

息絶えた家族の側で茫然自失していたミハル(受け)を救い出した王太子のアレクセイ(攻め)は、自国へ連れ帰って、衣食住どころかパン職人であるミハルのパン屋開店までしてあげちゃうんですね。
超〜至れり尽くせりなの。

このアレクセイが王子様らしい紳士でして、すごく好き。
細かい愛情をミハルに注いで、溺愛するあまり過保護になっちゃってます。
それは合体シーンになっても変わらずで、愛情細やかに抱い…

2

くちびるは恋を綴る 小説

杉原朱紀  サマミヤアカザ 

感情移入させて抉ってくる…

劇団俳優と作家のお話です。
不憫健気受けのBLだなんてとんでもない、心理描写のしっかりしたドラマで読み応えがありました。

やな奴!でも気になる!と思っていた男が、大好きな小説家さんだった!!なんて夢のような展開で、ランチするシーンはこちらまでウキウキしました。そんな浮ついた空気はすぐに消え、昔の影が現れ…うまくいっていた舞台もプライベートも諦めなければいけないのか…というのが大まかなストー…

2

嘘つきな愛の囁き 小説

杉原朱紀  サマミヤアカザ 

力が入らなくても求める姿勢が最高

「おひさま色の〜」が良かったので杉原さんを連読しようと、喫茶店好きなので今作を選びました。杉原さんの文は、幾度か過去に飛んでもどの辺りなのか分かりやすく、飛び方も自然。視点は交互に進むのですが同じ場面があっても長く感じません。名前を多く出さない(実父とか、異母弟とか)ところも助かります。

心を通わせた相手が姿を消し数年後、そっくりの男が現れるお話。

美人受けに男前攻めは定番感もあり萌え…

0

銀の祝福が降る夜に 小説

宮本れん  サマミヤアカザ 

随所に違和感

絵師さまファンなのと、お値打ちで購入しました。
人狼と人のハーフの受けと、若き国王のお話しです。
邂逅するしかない2人、ありきたりでの展開ですが、国王が一目惚れして受けを城にご招待。周囲もかわいがって、狼クォーターであることを隠してる意外はハラハラ展開ないです。
わかりやすいです。
受けは狼の血をひいていて、命の危機になると耳やら尻尾やらがでてしまう、という設定です。少し無理のある展開から…

2

君はしあわせの黄色い花 小説

伊勢原ささら  サマミヤアカザ 

生まれ変わり

転生再生ものでした。
冒頭、延々と「たんぽぽの唯一の友人・ミツバチ」の会話なので、
間違って擬人化した童話作品を選んでしまったのかと思ってしまった。

この本の構成は、
 君はしあわせの黄色い花
 君は愛しい運命の人
 SSおまけ:君と幸せ色の海

孤独なタンポポに友達をスズメが連れてきてくれた。喜ぶタンポポ。
タンポポの友達になったミツバチは短命、
犬に生まれ変わっても、ま…

3

草原の王は花嫁を征服する 小説

夢乃咲実  サマミヤアカザ 

民族BL その1

あとがきによると、このシリーズは「民族BL」なのだそう。

草原の民の部族が2話。
1.草原の王は花嫁を征服する  ソリルとセルーン
2.恋人たちは草原を駆ける夢をみる オーリとハワル

「草原の王は花嫁を征服する」でソリルが草原の王となって、部族の統合をはじめます。そして「恋人たちは草原を駆ける夢をみる」でも、ソリル王が登場。東の国の軍隊にオーリが密偵として入り、草原の部族の統合をや…

3

恋人たちは草原を駆ける夢をみる 小説

夢乃咲実  サマミヤアカザ 

民族BLその2

「草原の王は花嫁を征」に続く物語で、セルーンとソリルが登場します。
このシリーズは、読み物として面白いけれど、エロス度低いです。

自分が馬に乗って、大草原を走っているような気持ちになって楽しかった。
モンゴルが未だまとまらなかった時期の草原の物語、馬と家畜と人の移動生活は郷愁を感じるので好き。

「草原の王は花嫁を征服する」に登場した草原の部族を連合する王のソリルは、草原の部族を未だ…

1

つがいは庭先で愛を拾う 小説

鳥舟あや  サマミヤアカザ 

シリーズ1のスパダリでした

鳥舟先生の「つがいシリーズ」が大好きなのですが、今作が1番好きだと思いました。

まずウェイデの愛が深すぎて、5年掛けてコウを絡め取って行く愛情が半端ないのです。
少しずつ少しずつ甘やかして、ウェイデ無しでは生きて行けなくなるような愛し方なのです。
そしてコウもウェイデの恋情には気が付いてるし、コウがいくら断っても彼が諦めないのも知ってるんです。

コウもウェイデが好きなのに、過去の出…

3

恋人たちは草原を駆ける夢をみる 小説

夢乃咲実  サマミヤアカザ 

風が変化するんですよ

前作『草原の王は花嫁を征服する』が好きだったものですから、楽しみにしていたんですね。出版社あらすじも見ないまま購入して「え?主人公、馬に乗れないの?」とビックリ。前作ではあれだけ爽快だった『草原を吹く風』が、このお話ではちょっぴり痛冷たいです。

遊牧の民であるならば、馬に乗るのは必須のこと。
それが出来ないハワルのつらさ、いたたまれなさを考えるに(それもメンタルの理由なんですよね)……

2

つがいは庭先で愛を拾う 小説

鳥舟あや  サマミヤアカザ 

面白かった✧*。

獣人・人外・人間が共存するイルミナシティシリーズ3作目。
10歳で家族を亡くし孤児院で育ち調達屋になっているコウとコウの大家さんで黒獅子の獣人ウェイデのお話。
コウは生い立ち故にウェイデの愛を受け入れられず、そんなコウを大き過ぎる愛で徐々に侵食していくウェイデ。この2人の愛の攻防が楽しい。どう考えても両片思いなのに一緒になれないコウの気持ちは解るけど悲しくて2人の想いが通じた時は嬉しかった。孤…

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