恋煩シビトさんのレビュー一覧

溺れる コミック

恋煩シビト 

カバー下のイラスト

とても好きな作品なので紙で取っておきたいと思い購入しました。
カバー下の絵がとても素敵で、買ってよかったと思いました。
何気ない絵なのですが、ある意味結末を示唆しています。

この作品、もっと評価されてもいいのにな、と思います。
随分前の作品ですがキャラクター作りやストーリー構成が唯一無二かなと。

次郎はノンケ、ハチは自分のセクシュアリティを自覚できているゲイ、馳男は自分自身よくわ…

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月の裏を越えて〜オメガバース〜 コミック

恋煩シビト 

切なかった…

この作品のΩは人間らしく生きられないような感じですね。
αが特別視されるのはわかるとして、Ωの扱いがほんとにひどくて…
そんな中で何の準備もなく、唐突にΩだという現実を突きつけられてしまったミツキが可哀想でした。

自分がβだと信じて疑わなかったミツキがある日突然Ωだということを知る、というその場面も切なくて胸が痛んだし
月ヶ瀬の過去もすごく切なかったし…
最終的にはハッピーエンド、と…

1

月の裏を越えて〜オメガバース〜 コミック

恋煩シビト 

神よりの萌2 綺麗な話だった

『月影楼で逢いましょう』のスピン元
絵がとっても綺麗、内容は素直で拗れてない。

昔、助けることが出来なかった、運命の番のΩの純を忘れられない月ヶ瀬は、教師になっていた。
月ヶ瀬先生から補習を受けて居る日浦ミツキ君は、
満月の夜、匂いを辿って教わっていないのに月ヶ瀬の自宅にたどり着いていた。
発情前で無自覚なミツキ君は、遺伝子が共鳴する運命の番だったみたい。
βだと思っていたのに、い…

1

あの素晴らしい愛をもういちど コミック

恋煩シビト 

純情年下ワンコ

作者さんの作品は仄暗い物や、バドエンのイメージがあって(全てちるちる内の情報からですが)、手を出さずにいたのですが、こちらは大丈夫そう?と読んでみました。
なんと言ってもこの表紙は素通り出来なかった。美し過ぎます。

お話は恋をしたことがない大学生の恵が、ゲイバーのバーテンユキに一目惚れをするところから始まります。
自分が男に恋するなんてと戸惑いながらも、ユキの事を知りたい一心で待ち伏せた…

1

バラ色の時代 コミック

恋煩シビト 

薔薇の棘の時代?

バラ色の時代、というタイトルの意味が、私は理解できなかった。
謎です。
不幸な運命に翻弄されながら、幸せと言っている主人公が理解できない。

やくざの組長の息子に気に入られて医者を目指していた主人公は、
図書館で「俺の犠牲になってくれ」と強姦されて、
気づいたらやくざ専門の裏医者になっていた。
オマケに他所の組長へのお土産にされて、
入れ墨を入れられて、
自宅に引っ越してこいと言…

3

シュガーダーク コミック

恋煩シビト 

ビターではなく、ダーク

「しあわせになりたい」
そう思わない人なんて、いませんよね。
誰だってしあわせになりたい。
でもしあわせの形は人それぞれということを、再認識した作品です。

母親に見放され、帰る家もないハル。
心酔するほどに憧れていた兄に裏切られた亜希生。
野良猫のようなハルを家に入れてくれた和菓子屋の夏彦。

暴力で押さえつけるような亜希生の愛し方に窮屈さを感じて、甘い匂いに誘われて、たまたま…

3

パンデモニウムより愛をこめて コミック

恋煩シビト 

弱いからこそ美しく、間違っているから愛おしい

シビトさんの作品には、ときどき息を呑むほど美しくて、悪意に満ちている表情があると常々思っていました。
そんな美しい作画を十分に堪能できるこちら。

悪とは、善とは何なのか。
それぞれのしあわせは、決まった基準で測ることができるのか。
大きくて深いテーマを扱った作品でした。

叔母の夫と甥。
人狼と人間。
神物と祀れてきた鬼と神社の長男。
禁忌とされる関係を目の当たりにしながら、…

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月影楼で逢いましょう~遊郭オメガバース~ コミック

恋煩シビト 

これを待ってた!

これが読みたかったんです。
シビトさんならではのエッジの効いた抉るような心理描写と、愛や綺麗事だけではない、容赦なく突きつけられる現実の厳しさ。

『月の裏を超えて』の蒼介(月ヶ瀬)と、番になった純の話です。
前作では物足りなさばかりが目について、萌えることも感動することもできず。
その前作の中でメインの2人の心の揺れよりも多くページ数を割いて描かれていた、月ヶ瀬と純の話を1冊まるまるし…

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月の裏を越えて〜オメガバース〜 コミック

恋煩シビト 

シビト節が足りない…

シビトさんの描くオメガバースですと!?と勇んで購入。

オメガバースと言えばおおまかな枠は共通認識としてあるけれど、細かい設定に関しては作家さんそれぞれの個性や味が活かされていますよね。
α、Ω、βはそのままに、その特性にちょっとした違いがあったり、運命の番に対する反応が違ったり、そういうところが楽しみでもあります。

突然成績が落ち込んだ生徒・日浦の補習をしている月ヶ瀬。
冷たい、厳…

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あの素晴らしい愛をもういちど コミック

恋煩シビト 

初めての恋、2度目の恋

恋煩シビトさん、人の心の綺麗な部分だけじゃなくて汚い部分も全部さらけ出して見せて、「それでも好きって言える?」と言うような挑発的な作風が好きです。
心を抉られて、読むのも一苦労な作品が多いのですが、それだけに胸に深く残る。
美しい表紙にどきどきしつつ、今度はどんな風に人間を暴いていくんだろうと心の準備も万全に読み始めました。

恋なんてしなくても楽しい。
そう思っていた大学生の恵が出会っ…

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