月影楼で逢いましょう~遊郭オメガバース~

tsukikagerou de aimashou

月影楼で逢いましょう~遊郭オメガバース~
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神6
  • 萌×213
  • 萌4
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
5
得点
95
評価数
24
平均
4 / 5
神率
25%
著者
恋煩シビト 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
三交社
レーベル
Charles Comics
発売日
価格
¥660(税抜)  
ISBN
9784815500672

あらすじ

αの御曹司×遊郭で生まれたΩ
泡沫の恋

本能じゃない、これは〝恋〟なんだ

αで御曹司の月ヶ瀬蒼介は、
ある日Ωが売られる遊郭で働いている純と出会った。
純の危うく儚げな美しさに惹かれる蒼介は純のいる店に通い詰めるが、
その衝動がαとしての本能からくるものだと思いたくはなくて――

表題作月影楼で逢いましょう~遊郭オメガバース~

月ヶ瀬・大学生・α
純・男娼・Ω

その他の収録作品

  • ハッピートゥゲザー(描きおろし)

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数5

表紙が素敵

前回のコミックスは青で今回のは赤。幻想的で台湾っぽい建物です。こういうよーく見ないとBLだとわからないような表紙は本屋買いする時良いです。中身はエロエロですが。

遊郭+オメガバースなのでエロい要素たっぷりです。受けが可哀想なのが好きな人にとっては期待を裏切りません。客の男達に体は好きにされるけど心は攻めだけの物なのです。切ない。攻めが優しさを貫き、このお話はハッピーエンドで終わってますが、前作の過去編ということでその後は悲しい展開みたいですね。でも気になるので早速前作の「月の裏を越えて」も購入しました。

淫猥なのに美しいΩの男娼達をぜひご覧ください。耽美な世界です。

1

ど真ん中、直球勝負の『純愛』

たまたま目に留まった新刊紹介で「本能じゃない、これは"恋"なんだ」という惹句にたまらなく萌えを感じてしまい、購入。
当たり!でした。
皆さんがお書きになっているように、遊郭ものですからエロいです。
ただ、絵より文章にエロさを感じてしまう体質の私としては、どっちかって言うと『泣き』要素の方が大きかった……

物語の舞台は現代っぽい近未来設定だと思うのですが、遊郭ということもあって、醸し出す雰囲気は明治・大正風味です。
『男達に体を差し出すだけで、外の社会については一切知らされないオメガの男娼』という存在の純が、月ヶ瀬が置いていく本を、中身がよく解らないだろうに、次に彼が訪れるまで大切に大切に読んでいるエピソードが泣けて泣けて。

シビトさんの絵柄がこの恋のお話にバッチリはまっていると感じたんです。
シャープで、どこかほの暗くて、どちらかと言えば情感よりも知性を感じさせるタッチの絵柄だと思うのですよ。
でも、今回描かれるのはストレートな純愛。
これ、クールな絵柄だからこそ、余計に情感に訴えるというか、グッと来ると思ったんですね。
そういう意味で、凝ったつくりの一冊だと思いましたです。

甘食さまのレビューを読んで「え、前作があるのですか?」と知りました。
このお話だけを読むと「?」の部分があったのですが、それで納得。
普段、あまりコミックをチェックしていない自分を激しく後悔いたしました。
次に本屋さんに行った時に入手しなくては!

2

どこか淋しくどこか哀しい。αとΩ男娼の愛の成就

「月の裏を越えて〜オメガバース〜」の続編。というより「前日譚」を描いた作品です。
こちらから読んだ方は、ぜひ!「月の裏〜」をあわせて読んでいただきたいです。
しかし……
「月の裏〜」を読んでいる方に対してこの「月影楼〜」を絶対に読んでね!とは思えない、正直…

ここから先、「月の裏〜」ありきで書かせていただきますので、未読の方はすみません。
↓↓↓

「月の裏を越えて〜」で、Ωの元生徒と結ばれたα教師の月ヶ瀬蒼介は前の番と死別していたが、本作はその番・純との馴れ初めから番として生活を始めるまで、が描かれています。
世界観として、αは必ずαと結婚し、Ωとはセックスだけ。Ωは知能が低くαの性欲処理。
Ωはαの言う「愛」など信じてはいけない。
αは、Ωの発情による誘惑に理性を奪われてはいけない。
そんな世界で、御曹司である蒼介はΩ男娼の純に執着し、それを恋愛感情と信じて家を出て金を作り、純を身請けしようとする。
一方、本来なら身請け金が足りないのに純を解放する男娼館「月影楼」のオーナー・梁井は、自身も若かりし頃Ωの男娼に夢中になって衝動的に番にしてしまい、それでも彼を捨て(?)、αとしての生活を送っている存在。
しかも、純はその番が産んだ子で…。父親は誰かわからぬとありますが、梁井は自分の子としています。
梁井は蒼介にかつての自分を重ねているのでしょうか?純に一時でも愛の時間を過ごさせてやりたいと思ったのでしょうか?
詳しくは書かれていませんが、純の寿命は長くはないと梁井は知っている…
本作は蒼介と純が一緒に暮らし始め、発情期の純をついに番とし、夢にまで見た幸せ…までを描きます。
…なのに純には笑みが無く、幸せな雰囲気は限りなく薄い。正に「薄幸」な空気。
それはその後の純の病気と死を強く暗示しています。
私は「月の裏〜」のレビューで、純も幸せだったはず、と書きましたが、純の「幸せ」ってどんな形だったんだろう…どこか淋しげでどこか哀しげで、知らなかったことを一つずつ知っていくことの喜びと共に、不安も知っていったんだろうなぁ。
そしてこの愛を喪った蒼介が、その後αにしては平凡な暮らしをしていくことになるのがやはりうっすらと影を落としている。

男娼のお話なので、エロ描写は濃いめ。シビトスタイルの爬虫類のような妖しい魅力も満載です。

2

エロ度は高いが

作家買い。
シビトさんの新刊はオメガバース×遊郭ものです。オメガバースものは作家さまによって若干世界観が異なりますが、今作品は、

オメガは知能などが劣り、性的に搾取される存在。
アルファはオメガで性的な欲求を発散させ征服感を感じるけれど、オメガとは番にはならずアルファ同士で婚姻関係を結ぶのが普通。

そういった世界観のお話です。

主人公は大学生の蒼介。
良いところのお坊ちゃんで、アルファの青年。

彼はある日河原で一人の青年に出会う。
綺麗なその青年に一目ぼれする蒼介だが、その青年・純は、オメガが売られている遊郭で働く男娼だったー。

純に会いたくて足繁く娼館に赴く蒼介。
セックスがしたいだけではなくて、純に会いたい。
話がしたい。
優しくしたい。

そんな想いでいる蒼介と、蒼介に愛され幸せそうな純の2人の仲睦まじい様子にほっこりします。

が、純は男娼。
他にも客を取る。
そして何よりオメガなので、発情期がある。

蒼介への愛情は確かなもの、でも、それとは別に身体を売る純との恋の行方はいかに。

御曹司である蒼介にはお見合い話も持ち込まれる。
そういった枷がありますが、それよりももっと複雑なのは純の立場。

純の働く娼館のオーナーと純の関係が、思いがけず意外なもので面白かった。

アルファの御曹司×薄幸のオメガ。
設定は非常にツボでしたが、もう一声ほしかったなというのが正直な感想です。

彼らを取り巻く環境はなかなか過酷で、だからこそもっとその辺りを描きこんでくれたなら、あるいはもっと萌えた気がします。

娼館のオーナーの話とか。
オーナーと純の過去の話とか。
蒼介が、純を買い取るために奮闘した話とか。

アルファだからオメガに固執したのではなく、純を愛したから彼が欲しかった。

というストーリーなわけですが、その辺りがあっさりしているためにスルスルと話が進んでしまってストーリーに重みがなかった気がします。ただ、このほの暗く淫靡な空気感と、シビトさんの描かれる退廃的な絵柄が非常に合っていてすごく良かった。

純は男娼なので様々な男に抱かれるシーンがあります。攻め以外の男性と受けさんが関係を持つのが苦手な方はちょっと注意が必要かも。

娼館が舞台という事で濡れ場は非常に多く、エロ度は高めな作品ではあるのですが、このストーリーが描いているのは純愛。二人の相手を想う気持ちに満ちた内容で、激しく萌えました。

8

過去編。。。。

【月の裏を越えて〜オメガバース〜】の過去編と知らずに読み
「これはハピエンなのか?」と悩んでいたところ
過去編と知りストーリー内の謎に納得したうえでショックを受けました。
事前に気付かなかった自分が悪いし、知っても読んでたとは思いますが。。。

ハピエン作品内で成就しなかったお話や過去の恋愛を
「過去編」として出した場合、
個人的に読むのツライ人間なので。。。。

決してハピエン厨なわけではないのですが、
なんとも。。。。
この人の心はいずれ他の人に向くと思うと
何とも言えない虚しさが押し寄せてきちゃう派なので。
救いなのは本作で別に永遠の愛を語ったわけではない事ですね。

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