樋口美沙緒さんのレビュー一覧

王を統べる運命の子 4 小説

樋口美沙緒  麻々原絵里依 

嬉しい誤算の続きに

前巻で完結するもんだと思ってたから、続きが早く読みたくて仕方なかった!!
自分の死を受け入れてほしいリオと、何としてでも生かせたいルストのすれ違いが苦しくて苦しくて切なかった。そのすれ違いこそが、お互いへの行き過ぎた愛っていう何とももどかしいし、読者が焦らされてる感じがすごく良かった。
物語に頻繁に出てくる言葉、『生きることに意味なんてないけれど、この世界には生きる価値がある。』このリオへ向け…

2

王を統べる運命の子 4 小説

樋口美沙緒  麻々原絵里依 

大満足です

3巻がまさかの終わり方だったので、あれからのハピエンが全然想像できませんでしたが、流石の樋口美沙緒先生ですね。すごく綺麗に着地したし、「王を統べる運命の子」というタイトルにも納得のいく内容でした。

最後まで読んで何でここまでねじれてしまったのを考えてみると、やはり立つ位置によって見えるものが違い、思い描く理想が変わるということでしょうか。ラダエ三姉妹によって守られ、振り回され、牛耳られていた…

6

恋する食卓 三月・蕗のとう慕情 小説

樋口美沙緒 

四月は菜の花

白泉社花丸文庫の2023/4月発刊の電子版を購入。

三月の蕗の薹の次、四月は菜の花。

土の香りがする季節の食材を素朴な調理で提供するユキ
悪意ないユキはとても魅力的で、罪作り。

隼の失恋で負った古傷がまたうずきだす。
鈍いユキは気づかない。

ユキへのお土産は、マカロン

料理上手のユキが隼に作ったのは、
味噌汁
さやえんどうの細切りの胡麻和え 味付けは塩
田舎…

0

王を統べる運命の子 4 小説

樋口美沙緒  麻々原絵里依 

苦しい旅を乗り越えた先に待っていた尊い結末

これまでは生まれてきた理不尽な運命に嘆き苦しんできたリオが、セスやユリヤとの別れを通して、生きる意味や価値にとらわれず今をどう生きるか、自分の心のままに生きようと新たな決意をもって前向きに進もうとする姿に、リオの心の成長を感じました。

今巻はリオ以上にルストの心のほうが見ていて辛くなりました。

ルストは王の身を捨てリオに真名を与えてしまった過去があるし、何度だってリオを蘇生させる可能性…

7

王を統べる運命の子③ 小説

樋口美沙緒  麻々原絵里依 

限りある時間への恐怖と絶望で苦しむ新たな旅路

2巻で記憶を取り戻したリオが真名をルストに返し自ら命を絶ってしまい、絶望的な気持ちになっていたのですが、リオが生きていてユリヤ殿下も目覚め、フェルナンと共に北の塔へ向かうという急展開が面白く先が読めなさすぎて、読み始めて早々に物語に入り込んでしまいました。

北の塔は俗世とは離れた神秘的な描写が想像を掻き立てられ面白く、ファンタジー要素が強いところにワクワクしつつも、物見の賢者の背負うツラさを…

1

王を統べる運命の子 4 小説

樋口美沙緒  麻々原絵里依 

2頭の竜の謎と、タイトルの意味

少しだけネタバレしてますが、直接本で読んで欲しいお話でした。
4巻、ようやくです、ここまで来れました。もう、前半の部分からリオが今までの自己評価が低い考えから抜け出して、前向きに行動しているのを読んでいるだけでも爽快でした。
そして白い竜と黒い竜の秘密。様々な事件の黒幕が次々に明らかになります。

もう、あとはどんどん今までの謎を解明しながら読んでいく状態になってから、まさかの、タイトル回…

5

王を統べる運命の子② 小説

樋口美沙緒  麻々原絵里依 

生きる意味、生きる価値を模索した先の真実

王との謁見を経て、王の正体がユリヤだったということを知り、本当のユリヤがどんな人間なのかわからなくなるリオの葛藤が今巻の読みどころだなと思いました。

王の鞘として王のため、国のため、セスの為にもと、前向きに自分のできることをしようと努力するリオに、なぜか鞘の仕事をさせようとせず教養をあたえることには協力的なユリヤ。

ユリヤがどうしてリオを抱こうとしないのか、悶々と考えながら自分の仕事を…

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王を統べる運命の子② 小説

樋口美沙緒  麻々原絵里依 

とても切ないラブストーリー…

 最近最終巻が発売されて完結した「王を統べる運命の子シリーズ」。
ようやく2巻まで追いつきました。各巻ともにかなりのボリュームがありますが、じっくり読ませる王道魔法ファンタジーものなので、安心して世界観を堪能できました。BLの方も切ないラブストーリーが描かれていて、どっぷり引き込まれました。

 樋口先生のおはこの突き放す攻めが健在でした!
ルストの苦悩する姿が魅力的で良かった。
昔の少…

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王を統べる運命の子 4 小説

樋口美沙緒  麻々原絵里依 

あるべき未来に踏み出すために

今回はフロシフラン国王と使徒である王の鞘のお話です。

魔女の手駒だった受様が王家と神の誓約に隠された真実を知り
神々と人間の新しい関係を築くまで。

受様は攻様に選ばれた王の鞘ですが
魔女が神力で創造した心臓で生きる3人目の土人形です。

攻様は自身の真名を使って受様へ命を分け与えますが
受様の命の期限を延ばす事は出来ません。

受様は残された日々を魔女の討伐を目指しますが…

6

王を統べる運命の子① 小説

樋口美沙緒  麻々原絵里依 

新しい世界に飛び出し生きる意味を見つけていく

今まで野良犬扱いされてきて、自分の意思よりも他人の意思に従ってきたリオが、王の七使徒の一つ「鞘」候補に選ばれ、これまでいた狭い世界から飛び出し新しい世界や新しい人との出会いによって、気持ちに変化が生まれもがき苦しみながらも成長していく様子がとても丁寧に描かれていて、心がギューッと締め付けられました。

王都に着いてから登場する様々な選定候補のキャラクターたちが個性豊かで、今まで身分差に心無い態…

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