葛西リカコさんのレビュー一覧

クリスマスワルツ 伯爵家の情人 小説

華藤えれな  葛西リカコ 

もっと読みたいの

華藤先生の作品は、ご自身が旅行先で出会った、海外のいろいろな土地を舞台に描かれることが多いけど、今回は北ドイツの教会のステンドグラスをモチーフにした、ドイツの伯爵家が舞台のお家騒動の話です。
ロシアマフィアが営むパリの娼館、ナチスが台頭し始めたベルリンの街、雪の森とレンベルグ家の館と、視覚的なイメージが広がりは、いつもながらの美しさ。
物語の設定も構成も、内容的には盛りだくさんだし、華藤先生の…

0

憎らしい彼 美しい彼 2 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

帝国に君臨しているのは

これはある意味、究極のオレ様攻め。
清居がいくらツンデレたくても、全くデレさせてもらえない。
全てのデレを全否定されて、ツンだけを強要されるそのストレスたるや、本当に気の毒。
でも、それでも、好きだから離れられない。
清居は離れたくないのに、平良は自己完結してむしろ喜々として離れていってしまう。
このすれ違いも、清居の方が一生懸命埋める努力をして、なんて健気なんだ!と、清居に同情しながら…

10

憎らしい彼 美しい彼 2 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

新たなキングの誕生を祝して

一定の関係に辿り着いた二人のその後を書く。
人気作の続編というのは本当に難しいと思います。

ただでさえ「キングと彼を崇める男」という特殊な設定の二人。
恋人になるまでなら読む側も新鮮で刺激的な気持ちになれましたが、そんな二人だからこそ「ただのベタベタ甘々の数多のカップルと同じその後なら読みたくない」という複雑な腐女子心。

そんな読みたい気持ちと読むのが怖い気持ちとで複雑な高揚感を…

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白狼王の恋妻 小説

櫛野ゆい  葛西リカコ 

獣人×花嫁シリーズ続編

『白狼王の愛嫁』の続編。
前作で夫婦となった二人が、国の危機を乗り越え更に絆を深め、やがて子どもも授かるという展開です。

あらすじ:
庶民出身の神子・アディヤ(受け)は、トゥルクードの王で狼の獣人・ウルス(攻め)の妻に。
仲睦まじく暮らす二人だが、アディヤが不幸をもたらす神子であるという噂が流れ、国中からバッシングを受けることに…

アディヤを溺愛するウルフ。
アディヤの可愛い言…

3

憎らしい彼 美しい彼 2 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

終始頬が緩みました

相思相愛なのに、なぜかすれ違ってしまうカップルなんですよね。
清居視点のお話には本当にやきもきしました。
平良はあまり歩みよらないし。
神のようにあがめたてまつらなくっても普通に愛されたいって時には思ってしまう清居。
平良は相変わらず、思考がななめ上をいっているけれど、そういう崇拝めいたところも清居は気持ちいいと思っているし。
そして、肝心のところで平良は大活躍ですよ!
バランスがいい…

5

白狼王の恋妻 小説

櫛野ゆい  葛西リカコ 

あまりにも溺愛…失礼、色惚けでいらっしゃる

溺愛モノ大好きです。
モフモフももちろん好きです!最近、そういったBLが数多く出てるのでよく読みます。
元来獣ではあるけど、Hのときは見目麗しい人の姿、という設定が多い中、この作品の攻であるウルスは獣姿がデフォな為、滅多に人の姿になりません。それこそがこの作品の持ち味だと思います。
他のモフモフ作品と比較しても、ウルスは獣の度合いが高いです。見た目だけでなく、怒りに我を忘れたり、激しく嫉妬す…

10

白狼王の恋妻 小説

櫛野ゆい  葛西リカコ 

「獣人度&溺愛度保障!!」に偽りなし!

「白狼王の愛嫁」の続編です。
今回はとにかく甘い!! シリアス展開もあり、特に山場は派手で手に汗握りますが、印象としては二人がひたすらいちゃいちゃ。更に、あらすじにもあるように妊娠・出産ものでもあります。ほんの少しですが子育ても書かれていて、盛り沢山で楽しめました。


王と正妃として国民の事を第一に考えながら平和な日々を送る二人ですが、ここ数週間地鳴りが続く事に一抹の不安を覚えています。…

10

憎らしい彼 美しい彼 2 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

笑いも、甘さも、事件性も感動も。

楽しみに待っていた「美しい彼」続編。
高校時代、スクールカーストの上位と下位だった二人。
若手俳優の清居と、彼を神と崇めるストーカーのような平良の 元同級生二人が
大学生となり、何故だかカップルになって半同棲中。

吃音があって超ネガティブ、妄想が明後日の方に暴走する、きもうざ平良と
強気で努力家、メンタル鬼と言われるけれど、
本当は普通に愛を求めている清居の
噛み合わない会話に爆…

18

憎らしい彼 美しい彼 2 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

恋から愛に

続編でると噂を聞きかじってからずっと楽しみでそわそわしてた大好きな『美しい彼』の続編。初めて読んだBL小説だったし、人気がある作品への先入観で良く感じてるだけなんじゃないかって思ったりもしてたのだけれど、発売前に前作を読み返してやっぱり面白くて、続けて続編を読んでこれまた面白くて、そういうの関係なしに私にとって大好きな作品だなあと再確認させられた。

今回は前作と比べてシリアスさはなくなり甘み…

16

憎らしい彼 美しい彼 2 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

俺様×オレ・サマにニヤニヤしてしまいました…。

前作の「美しい彼」の続編ということで急いで購入しました。
相変わらず美しい表紙と、透明感のある挿絵に期待度はマックス。読んでいくうちに受けの可愛らしさと攻めの盲信ぶりに笑っていました。

前作では攻めのオレサマぶりばかりに注目し、受けのツッコミに頷くばかりだったのですが…。今作の受けの葛藤にニヤニヤが止まりませんでした。
今作は、とにかく受けが可愛い。
俺様でキングで鬼メンタルと呼ばれる…

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