さがのひをさんのレビュー一覧

どうしようもない恋情 コミック

さがのひを 

執着系溺愛攻め!

めちゃくちゃ好き〜
幼なじみの再会もの。
攻めの病み具合にゾクッとしましたが、やり過ぎでもなく足りなさ過ぎでもなく丁度良かったです。
逆に、ウジウジ悩んで受け入れられない受けにイラついた。

保育園から一緒の清生と剣。
恋を自覚したのは小学生。
自分の中の「フツウ」じゃない気持ちを受け入れられない清生は、剣を突き放しそれっきりに……というお話。

その二人が高校卒業間際に再会し、…

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愛しい理由をおしえて コミック

さがのひを 

優しさと愛しさが詰まってる

愛しいと書いて【かなしい】と読むとは知りませんでした。
「悲しい」や「哀しい」と違って、『たまらなく可愛いと思う気持ち』なんだそうです。
これは、攻めの夜空の気持ちですね。
で、受けの晴真の過去は〝哀しい〟なのかな。

存在価値を認めてもらえない夜空と、自分の居場所が見つからない晴真。
そんな二人が出会い、お互いの隙間を埋め合うように惹かれていく優しいお話でした。

可愛くて清らか…

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冬色ドロップス 小説

尾上与一  さがのひを 

サ〇マドロップ食べたくなりました。


高校受験当日の事故により、進学高校の変更を余儀なくされた二人の恋物語。

すでにたくさんのレビューがあるので感想だけ。

我が子と変わらない歳の子供たちの初々しい恋がおばちゃんにはまぶしいです。

高校受験の日、目の前で起こった交通事故の被害者・伊吹(受け)を助けるトヨ(攻め)の行動には頭が下がります。
受験機会の多い大学ならまだしも(一回でもチャンスを減らしたくないから”まだし…

6

あなたは私の希望の星 コミック

さがのひを 

存在感の濃い脇役たち

 序盤からそれぞれある程度関係性が出来上がっていて、あれ、もしかして別作品の続編?なんて思いましたが違いました。相関図は結構複雑。話がどういう方向に向かっていくのかまったく読めない構成は面白かったです。主人公の穏は、家に居場所がなく同級生の圭吾の所に居候させてもらう代わりに、抱かれていて。そこに悲愴感はあまりなくて、ただ淡々とセックスと暴力に応じているんですよね。感情を必死に押し殺しているような印…

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花嫁蒼介、ダーリンを激愛中 ~幼馴染とのむつまじき新婚生活~ 小説

逢西ひな  さがのひを 

明るいけどかなりのヤンデレ攻め

「激愛」のタイトル通り、攻めの愛がめちゃくちゃ重いです。
明るいヤンデレさんって感じで、笑えます。

攻め>>>>>>>>受けかと思いきや、受けも実は相当なもんで、たいがい!な二人。

愛がめちゃくちゃ重い攻めは好きなもんでなかなか楽しく読めたのだけど、萌どまりなのは、受けと受け家族の無神経ぶりが気に障ったから。

共通の友達の結婚式に参加した際に、相手の親から、攻めの薬指の指輪を指…

1

狼だなんて聞いてない! 小説

きたざわ尋子  さがのひを 

5人も兄弟要らないよね

きたざわ先生の文章はとても読みやすいのです。
今回は誰も血の繋がりの無い5人兄弟のお話で、1番下の2人がカップルになるのです。

那瑠が煌冴を拾ってと書いてあって、どんな例えだと思っていたら本当に拾ってたのには驚きました。でも凄く小さい訳では無くて中学生なんです。そしてゲイの養父が色々手続きしてくれて、一緒に暮らすようになります。いつも一緒で大学生になるまで同じベッドで寝ている関係に萌えまし…

1

冬色ドロップス 小説

尾上与一  さがのひを 

心が洗われる

高校生モノ、と思って読んでとても良い意味で裏切られました。すごくすごく透明で、苦しいくらい清々しかったです。
出てくる子たちが、人として本当に爽やかで、自分はこんな正しく生きることができるのか!?て自分のヨゴレ加減がいたたまれなくなるほどでした…。

先のレビューにも書いてらっしゃいますが、
読み終わって口絵と表紙を見返すと意味がわかって「ああぁあー!!」て胸をかきむしられます切ないです。…

5

冬色ドロップス 小説

尾上与一  さがのひを 

高校生

先生買い。高校生ものは得意ではないのですが母校をとても懐かしく思い出したので萌にしました。1カプの高校生→就職あたりぐらいまでの成長を追いかけていくお話です。特に前半が好きだったなあ。

訳あって一緒の学校に通うことになった幼馴染の洋平とトヨ(豊樹)。5月にようやく学校に来れるようになった伊吹と仲良くなります。伊吹は高校入試の頃に交通事故にあっていて、洋平がその時の恩人だったから、伊吹は「遅れ…

6

冬色ドロップス 小説

尾上与一  さがのひを 

きらきらと眩しい、背筋が伸びるような作品

まずタイトルが美しい。

作中ゆったりと時は流れ、主人公たちは成長し、読み終えると余計、「ドロップス」という名詞の、その溶けてなくなる儚さや甘酸っぱさ、鮮やかな色合いが、青春物にしっくり来すぎて切なさを喚起されてしまう。

短編毎のタイトルも絶妙で、学生生活のイベントや四季の移り変わりがきらきら色とりどりに描かれています。

それにしても主人公たちの清らかさ!
人として恥じない生き方…

7

冬色ドロップス 小説

尾上与一  さがのひを 

心が若葉の頃になる

まず大声で言いたいのは、
「この尾上さんは痛くない!」
……ってことなんです。
全作品を読んではいませんが、どうしても尾上さん作品は『死のかほり』がするイメージが強くて。その、ギリギリのところで燃え上がる恋が、儚くもきらきらと美しいのが魅力だと思ってきたんですね。
今作は『きらきらと美しい』部分はそのままに、ちゃんと生きて、生活していく恋が書かれていますよ。
モブの女の子たちも含めて、登…

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