伊東七つ生さんのレビュー一覧

初恋の諸症状 小説

海野幸  伊東七つ生 

初恋…

MRと研究員とのお話ということで
お仕事BLなのかな?と思いきや
専門的な部分はあってもそれほどお仕事色は強くなく、かといって恋愛部分が際立っているわけでもなくて…
久我に対する想いを持て余した秋人の、ぐるぐるした思考をただただ見守るような眺めるような…
そんな展開でした。

真面目で良くも悪くもお堅い秋人が
久我を前にすると何もかもが制御不能になってしまうのが何とも言えず可愛かった…

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人魚姫のハイヒール 小説

安西リカ  伊東七つ生 

ツッコミたくなる心理描写が最高

女装もの?同期の片思い相手のために女装するリーマンが主人公のお話。男のために着飾る受けと、自分のために着飾る受けを元カノたちと比べて喜ぶ攻めという、昔懐かしい価値観を見た気がした。後半の攻め視点がうるさくてとても好き。

前半は瀬戸視点。ちょっとしたハプニングから女装して加賀谷と遊ぶことになった瀬戸は、恋心にチクチク刺さる加賀谷の言動に小さく傷つく場面がいっぱい。でもその原因は最初に瀬戸が吐い…

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平凡師匠は弟子の天才魔術師から逃げ出した 小説

てんつぶ  伊東七つ生 

師匠、俺がアンタを逃がすと思ったか?

読み応えと満足感が凄すぎて、感無量です
読み進める毎に「えっ!?」と驚愕の事実が明かされる凄まじい伏線回収で、点と点が線になって繋がっていく快感に鳥肌がたちました
是非とも、ネタバレ無しでお楽しみください

〝生意気ツンデレ年下攻め×ぽわぽわ天然ドジっ子受け〟且つ〝攻めの為に身を引く受けvs.絶対に離さないド執着攻め〟と言うBL鬼ごっこまで堪能できて、ココまで性癖にバッチリ嵌った作品は久々…

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片思い 小説

木原音瀬  伊東七つ生 

心への刺さり度が神

電子で前編・後編を読んだ。前編は、仲良し三人組のうち二人がカップルになるお話。後編は出来上がったカップルの相談役になっている、もう一人の友人のお話。
作風を語れるほどの読者でもないのに、木原さんの作品を読んでるなーと強く感じた。特に前編!恋して汚くなる描写の人間らしさがすごくて圧倒される。心への刺さり度が神。

吉本と三笠のお話は、とにかく吉本の性格が悪い!気分の波が激しく、すぐヒステリーを…

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結婚したけどつがいません~アルファとオメガの計略婚~ 小説

海野幸  伊東七つ生 

No Title


舞台は明治時代。それはもうオメガの扱いがひどい設定。暁生は儚いタイプのオメガではなくて山に入って動けなくなるアルファの和成をおぶって降りることができるぐらいはたくましいオメガ

オメガの薬を研究する和成と契約結婚的なものをするんだけど…。暁生のたくましさが好きだけれど和成のことを好きになってしまったと気づいてからの彼が切なかったなぁ。

それぞれの立場から見える景色は違うんだよね。作中…

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結婚したけどつがいません~アルファとオメガの計略婚~ 小説

海野幸  伊東七つ生 

時代物オメガバース

明治舞台のオメガバースということで、時代背景と世界観がうまく溶け合っていたと思います。抑制剤のない時代はこんな感じだったのかもと面白く読みました。

ただ、表紙の幸せ甘々のイメージで読むと、中身は結構なシリアス。オメガとしての性や生き方に悩み、好きあっていてもすれ違い、読んでいて胸が苦しくなるような展開もありました。
苦みの先にハッピーがある。二人の愛情はとても深いです。攻めは天然入ってて可…

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結婚したけどつがいません~アルファとオメガの計略婚~ 小説

海野幸  伊東七つ生 

朝ドラのよう。

はぁ〜…、なんだか連続テレビ小説の朝ドラを最終回まで見終わったような。
1人の主人公の悩みや葛藤、成長をその人生に寄り添って見届けたような充実感があります。

この2人は、いつの頃かに本当に実在したかもしれないなぁなんて思えちゃうような。山あり谷ありな人生模様しかと見届けました。

Ωの暁生とαの和成、2人とも第二性に窮屈な思いを抱え悩みながら生きています。
2人が出会い夫婦として絆を…

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愛に目覚めてこうなった 小説

名倉和希  伊東七つ生 

イケメンなのに童貞攻め×短小早漏受け。面白すぎてひいひい笑った

名倉和希先生のビタミンBL、大大大好きです。
こちら、もうまさに最初から最後まで笑ってしまう、コミカルな光のストーリーでした。

昨年先生の著作が90作を超えたと知り、100作を超える前に
できれば先生の既刊を全部読みたい…!という野望のもと、
ちょこちょこ購入しては未読作を読んでいます。

こちらは今さっき読み終わったのですが、
もーーー先生のあとがきが面白すぎて‼︎ ꉂ(๑˃▽…

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結婚したけどつがいません~アルファとオメガの計略婚~ 小説

海野幸  伊東七つ生 

No Title

 大好きな作家さんだったので、あらすじやキャラの特性をよく調べもせず読み始めた。
 あらすじをどう読み違えたのか思い込みか、年上攻めだと思っていたが、本カプは年下×年上。
 けれど攻めは敬語を使わず、逆に受けは敬語なので、年下攻め感があまり無くてよかった。

 受けは、オメガである事、男に組み敷かれる性である事を屈辱に思っているタイプ。
 男相手に受け身になる事に抵抗があるタイプのオメガ…

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藤枝蕗は逃げている 小説

木村木下  伊東七つ生 

好きでした!

ちるちるファンの諸先輩方のように、文章力があれば、ガンガン応援出来るのに(泣)
というわけで説得力ないのですが、特徴的な癖ありの先生のようで、かなり引きつけられました。あちこち泣き所がありました。
次回作が非常に楽しみです。

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