暮田マキネさんのレビュー一覧

ファザー・ファッカー コミック

暮田マキネ 

No Title

背徳感たっぷりの親子BL。血の繋がりはない義理の親子だけど、生まれる時から親子だったわけで、背景には色々な事情があったというのも、それはかえって生々しく感じましたね。

父親の明がとにかく色っぽい。かわいくて守ってあげたくなる美人さん。でもある意味したたかだし、孤独だけど大切な人を守れる胆力もある。表情もとっても魅力的なんですよね。
BL界にはイケオジやら、枯れオジ、素敵なオジさんが溢れてい…

0

ベイカーベイカーパラドクス コミック

暮田マキネ 

No Title

兄弟BL。年齢よりもはるかに幼く見えるお兄ちゃん(にーに)は記憶喪失というワケあり。

表紙は多幸感あふれる、可愛らしい感じだけど、そこはやっぱり暮田マキネ先生。幸せいっぱいに至るまでには(至った今でも?)複雑な事情がありました。

サブも含め、出てくるキャラクターみんな魅力的なのですが、なんといっても弟の臣が最高です!兄弟2人で暮らしていて、にーにの世話もしているしっかり者の臣ですが、に…

0

木陰の欲望 コミック

暮田マキネ 

さきっぽからの

つむぎくんのさきっぽで紬がお世話になった鼎のお話。気になってたんですよ、鼎とその横にいる瑞季が。
マキネ先生の作品に潜む闇とか影がやはりこちらにも。
タイトルからも陰鬱な雰囲気がありますもんね。

見た目から鼎が受けだと思ってたのに逆でした。
幼い時はあんなにはかなくて可愛かった鼎が
面差しにも心にも少し影のあるイケメンに成長。
自暴自棄になって無理やり庭でやっちゃったのは
衝撃……

0

つむぎくんのさきっぽ コミック

暮田マキネ 

満点か!!!

もちろん読んでいたのですよ、最初に出たやつを!完全版が出てすぐに買ったのに積んでいまして、
急に紬とこーちゃんに会いたくなっちゃて
読みましたら!!
やっぱり最高でした!
煌成が高級娼婦のもとへ行くシーンはわかっていても毎回ウグッとなります…
莉麻が泣きながら煌成にお礼を言うところも
泣ける。
薬指の噛み跡がリングに変わるコマが最高。
マキネ先生の御本はあんなにやわらかタッチなのに…

0

「ロッカバイディア」番外編集 コミック

暮田マキネ 

八尋の溺愛が全開すぎて、嬉しい。八尋の「バカ累」は最高です

もう「かわいい」がたくさんギュッと詰まっていました。
最初から最後まで、ただひたすら癒された作品でした。
こんな幸せそうな八尋と累を見ることができて嬉しい、ご褒美です!

八尋の溺愛ぶりは、本編からすごかったのですが、もう隠す必要もなく、
全開で実に良かった。
八尋の「バカ累」をまた拝めて幸せ。
勝てませんね、累には!
累もかわいさに、ヤキモチもプラスされ、さらに2人がイチャイチャ…

0

ロッカバイディア コミック

暮田マキネ 

幼馴染ならではの関係性

絵がとても印象的で、独特性があります。一度見たら忘れられないくらい目立ちます。設定は王道の幼なじみですが、ちょっと歪んだ関係性が見どころです。
二人の間に自然に芽生えた肉体関係、手放せそうで手放せないあの「甘酸っぱさ」が…じんわり胸に沁みるんですよね。登場人物たちも皆良い人ばかりで、主人公たちのもつれた関係に胸が締め付けられる時も、脇キャラの温かな存在に思わず救われました〜切なくても、ほっと一息…

0

別れる理由 小説

安西リカ  暮田マキネ 

リアルな恋愛の良さを堪能しました!

安西先生があとがきで書かれているとおり、現代日本のごく普通の人のお話です。
その分彼らの気持ちを素直にそうだよねって理解出来るし、ギスギスした雰囲気になった時にはせつなくなりました。

東京から出向してきた年下ゲイの藤木が園田に一目惚れっていうのが最初からよく分かり、ハッキリ言ってないのにそういうふうに読ませる力がすごいなって思います。
感情の起伏が豊かで気持ちを口にするのに抵抗がない藤木…

0

はじめて、はじめました。 −The day before− コミック

暮田マキネ 

年下の溺愛攻め最高

大好きな鴇ちゃんと、尭良のその後が読みたくて、期待通りでした。

尭良が鴇ちゃんに甘える様子がいいです。
鴇ちゃんが話すたびに、うん、うんと相槌を入れながら、優しく聞く姿も良き。
ジリジリ距離をつめながらも、鴇ちゃんを大切にしてるのが、よくわかります。
鴇ちゃんも基本的に変わらないけど、自分の気持ちを伝えていくこと、それを受け止めて、むしろ鴇ちゃんに翻弄されてるんじゃないかと思える、年下…

0

はじめて、はじめました。 コミック

暮田マキネ 

鴇ちゃんが幸せになる番

レビューの高さに納得の素敵な作品でした。

頑張り屋で、純粋でまっすぐ、優しく、強い鴇ちゃん。
いじめ、わがまま、皮肉、怒りなどの感情から、遠く離れた世界にいる。
父の死により、自分を犠牲にして兄弟を守ってきた。
自分のことを頼ってもらうことに、そして、弟たちをまもることに存在意義を見出してきた鴇ちゃんが、やっと自分のために人生を踏み出す。

尭良がまたとてもカッコいい。
尭良が兄…

0

Odds and Ends オッズ・アンド・エンズ 薬袋×奈良崎 下 コミック

暮田マキネ 

奈良崎の闇が深い

上巻から奈良崎の闇を感じていましたが、奈良崎の過去がかなり壮絶で、それがあの仄暗さに繋がっていたのですね。

リトル×ブラザーの関係。
薬袋の告白を聞くも、なかなか信じることができない奈良崎。
愛したくても、愛し方がわからない。

庇護していた薬袋が成長し、受け入れて、今度は奈良崎が癒やされていく。
撃沈しても頑張る薬袋が健気。
素直ならワンコ年下攻めによって、癒される受けが良かっ…

0
PAGE TOP