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9/20(合計:192件)
尾上与一 牧
まぎぃ
ネタバレ
この前に読もうとしたのがとんでもない作品だったので、これには非常に癒やされました。 こういうときに読むといいのかな? これまで尾上作品は私にはNGで、おセンチな感じが合わないな、と思っていたのですが、これはよかったです。涙腺を刺激されました。 「碧のかたみ」と関連する作品ですが独立して読めます。 りりしい坊ちゃん、資紀と、その身代わりとして特攻に行くことになった希の恋。 幼いとき…
最近、以前まとめ買いした蒼竜社のノベルを読んでいます。尾上さんは苦手な作者さんだということは分かっているのですが、前の作品を読んでからしばらく経ち、ほとぼりも冷めたのでまた手にとってみました。 全体に、ラバウルでの戦時下における時代物で、戦友から恋愛に、というお話。受けの琴平が、なかなか懐かない猫がモデルのようで、喧嘩っ早いが仲良くなれば気のいいやつ、というキャラなのですが、弟への愛情表現も…
薄雲
隙間時間にちょっとつまめるようなSSが、たっぷり収録されたお徳感満載の1冊です。 時間がない時に、お目当てのCPの話だけさらっと読みたい時に、もちろん腰を据えてじっくり読みたい時にもOKなので、結構読み返してます。 本編がかなりのシリアスなのですが、こちらは比較的気軽に読める話が多いのも気に入っています。 どのCPも好きなのですが、こちらに収録されたお話の中では特に「歩兵の本領」「とりの…
弓
とにかく好きすぎる。終わってしまったのが寂しくて仕方がない。読了後の感想でした。 恒のイメージは「繊細」でした。 なにかの拍子に壊れてしまうのではないかというほど尊い。溺死しかけたり、マラリアに感染したりと、なんども恒の死を感じました。 明日には死んでしまうのではないか。ここで別れたら二度と会えないのではないか。 六郎目線の恒の描き方が壊れそうなほど美しいので、死んでしまうのではないかとい…
カラフル
2014年の「このBLがやばい!」の小説部門の二位の異名は、伊達じゃないなーと実感しました。 前作の1945シリーズ一作目の「天球儀の海」を読み、その設定と展開が絶妙だなーと感じましたが、期待していた特攻隊の青春部分は余り描かれていない所に少し拍子抜けした面がありました。 今巻では特攻隊の戦地での日常や青春に焦点を合わせ、陽の面と陰の面も合わせてリアルに現状が描かれています。その時代のラ…
太平洋戦争の若き将兵達のはかなくも美しき青春を描く1945シリーズ3作目。 前巻の「蒼のかたみ」と同じ最前線の南太平洋のラバウル基地が舞台に展開されています。 前巻が「動」とすると今巻は「静」の印象を受けましたが、後半はサバイバルな展開で息もつけなかったです。最後のページまで読んでホッとし、藤十郎と伊魚のペアに肩入れしていた自分に気づきました。 尾上先生の小説は、エンタメ小説とい…
チャイティーラテ
1945シリーズは中々怖くて手が出せませんでした。シチュエーションは好ましいけど、時代だけに悲しい結末ならいやだなと。気持ち落ちたら中々立ち直れないので。しかし読んでみると前3作は安心な結末でした。 が、しかし、ついに今回は死ネタでした。 他とは違い表紙が1人だからおかしいなと。レビューで確認していたのでなかなか読む迄覚悟がいりました。手元にはあるし読みたかったし、不思議と皆様納得の様子だった…
霧笛丸
初恋の人を守るために特攻に行くことを決意した、航空兵、希(ゆき)の物語です。 尾上先生の1945シリーズ第1作目の舞台は唯一の日本国内で、そのためかシリーズの中でも独特の雰囲気があります。 5歳の時に助けられてから、ずっと忘れることのなかった名家の坊ちゃん、資紀(もとのり)。 資紀の身代わりになるために、成重家の養子となる、その道中を描いた冒頭は日本の童話のような趣きがあり、引き込まれていき…
みやこ
『死ネタはちょっとなぁ〜...苦手なんだよ...』と大好きな尾上与一先生の作品にも関わらず買ったわいいものの読む勇気が出なかったこの作品...。私と同じことえお思う人もいるのではないでしょうか。 だがしかし!!!!!!! 思い切って読んでみて下さい。 正直、私はシリーズで一番と言っていいほど泣きました。 死ネタではあるものの不思議とハッピーエンドではないか と思えてくるのです..…
この本を読んだのは2年くらい前ですがティッシュ箱片手にガチ泣した記憶が...( ;∀;) 読後はどうしたらいいかわからずとりあえずウロウロ....。 そしてまた開いて泣く。 2年経った今でも、青い大きな花火を見るとこの作品を思い出して泣く始末...。 いい意味でトラウマ!!!