yocoさんのレビュー一覧

甘くて切ない 小説

月村奎  yoco 

もうとにかく、この子に幸せになって欲しい

読みながら何度「りっちゃんを抱きしめてあげたい!」と思ったことか……
いや、私にそんなことをされたら律くんはとても困るだろうけど(笑)。

あらすじは既に書いてくださっているので、感想というか、思ったことを。
主人公の律は被虐待児です(もう大人になっていますが)。
これが実にリアル。

父は子どもに関心がなく、母は家族が上手くいかない鬱憤を子どもに転化するという、徹底的な機能不全家族…

18

窓辺のヒナタ 小説

朝丘戻  yoco 

最高です!

好き過ぎてレビューしにくい。。。そんな気持ちです。


『坂道のソラ』読後、こちらを読んでいます。
アニパーによって出会い結ばれる物語。
受験生の日向はゲイ。家では継父からゲイであることによる迫害を受け、自分自身を否定し自分の将来に落胆している。そんな日向が可哀相で、泣けてきました。
自分がアニパーをして出会っていたら、親身になって聞いている。作中トラコやサヤがそうしてくれて、誰も自分…

3

甘くて切ない 小説

月村奎  yoco 

月村ワールドへようこそ

作家買い。

内容はすでに書いてくださっているので感想を。

月村さんと言えば懐の広い攻め×薄幸健気受け、ってテッパンな気がしますが、今作品もそのイメージを損なうことのないお話でした。

今作品の受け・律くんは毒親持ち。

仲が悪く、喧嘩ばかりしていた両親。
離婚後は事あるごとに息子に八つ当たりし、鬱憤を晴らしてきた母親。
その母親は、今は律が既に独立しているにも関わらず、お金…

9

甘くて切ない 書き下ろしSSペーパー 甘くて甘い 特典

練乳とイチゴよりも甘いのは…

本作で出てきたカキ氷店に、倫太郎とケンと一緒に食べに行ったお話です。

カキ氷ってめったに食べないけど、とても美味しいですね、と言った律に、りっくん嫌いなの?とケンが聞いてきます。

嫌いじゃないけど、一人で全部食べきれないと言うと、大丈夫!余ったら食べてあげるから!と律の氷を味見するケン。

行儀悪いぞと倫太郎に注意されるも、今度は自分の氷を律の口に押し込み、そのまま倫太郎の氷を3分…

2

甘くて切ない 小説

月村奎  yoco 

メガネから始まる恋

すでに、ぴれーねさんがあらすじなど詳しくレビューされておりますので、私は感想のみ書かせていただきます。

発売前から、あらすじ→書影アップと楽しみで仕方なかった本作。
朝からワクワクし通しでした。

先生は金太郎飴作家とどこかでご自身のことをおっしゃっていましたが、派手さはなくとも、色んな作家さんの本を読んでいてもやっぱり先生の作品を求めて王道月村に戻ってきてしまいます。
定期的にそろ…

7

甘くて切ない 小説

月村奎  yoco 

甘くて切ない、そして、とても優しい

ひっそり生きる孤独な主人公が、攻めのあたたかい愛情に包まれて幸せになるまでー。
そんな、ジンワリ心があたたまる、とても優しく心に沁みる作品でした。



内容ですが、人気作家の西×メガネ店店員・律による、日常系のしっとり優しいラブストーリーです。やや、痛くて切ないです。

ショッピングモール内のメガネ店で働く律。
親からの愛情に恵まれず育った彼は、人と深く関わりあう事に恐れを持って…

29

パブリックスクール-檻の中の王- 小説

樋口美沙緒  yoco 

初めてのBL小説がこの作品で良かったです!

小さい頃のエドも成長して強くなったエドも大好き!
エドはずっと礼のことを縛りつけて誰にも触れさせないようにしてきたけど、礼が自分のものだっていう独占欲のほかにも何かありそう。礼のことを抱く想像もしてたとか。
最後の学校に二人きりで朝食を食べるシーンが最高にやばかったです。

2

パブリックスクール-群れを出た小鳥- 小説

樋口美沙緒  yoco 

前巻に引き続き良かった

ジョナスとエドの関係が不安だったんだけど心配いらないどころかすごく良い子でホッとした。礼とエドが二人っきりで学校で過ごすシーンは甘くてエロくて優美でこういう話がもっと読みたいなって思いました。
礼がコンドームなしで生でしたいなんていうと思わなかったのでびっくりするのと同時に素直になったなあってキュンキュンしました。
ギルの存在が大きかったなって思ったので同じシリーズのギルのメイン回を読むのが楽…

1

坂道のソラ 小説

朝丘戻  yoco 

あぁ、幸せ。

自分の好みにドンピシャな作品で、神評価以外考えられません。
あらすじは、上記を参照ください。

高校生の一吹と、IT会社副社長の賢司。包容力や経済力、すべてを兼ね備えた大人の賢司。
そして自分がゲイである為、周りとの間に壁を作って、名前を呼び合える友だちがいない一吹。
早々、互いに惹かれ合ってるんです!
男子高校生に向かって可愛いとか言わないから!賢司がノンケに思えないくらい、一吹を溺…

1

竜伯爵の花嫁選び 小説

華藤えれな  yoco 

人間の傲慢さや身勝手な思いに絶滅寸前の竜一族と花嫁

その昔、人との間でしか子を成せない竜と人は、外敵や災害から守り自然の恵みを与える代わりに70年に一度花嫁を差し出す契約をしました。

日向は竜の花嫁選びの祭事を司る子爵家の後継者でした。

花嫁選びの日に竜を退治して宝を奪おうと考えた村人によって殺されそうになったところ竜に浚われた日向です。
竜のもとから逃げ出した日向が偶然出会ったにが森の番人フィレンツでした。

日向は、子を成すた…

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