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66/155(合計:1548件)
一穂ミチ yoco
kurinn
ネタバレ
無駄の無い文章とテンポ良い展開が見事で、BL小説ランキング1位になったのが良く分かりました。 一穂ミチ先生の文章からは、そこにあるだろう空気の匂いや、登場人物たちの息づかいまでもが感じられて実に見事です。 お話の緩急も素晴らしいので、ページをめくる手を止めることなく一気読みしました。 実は勝手に痛い作品だと思っていて読む勇気が無くて、今回はちるちるさんのレビューを隅々まで確認して…
小中大豆 yoco
ぷれぱーる
小中先生はシリアスなお話も上手いですねー 攻めと受け両方に苛つきながら、あっという間にストーリーの中に引き込まれました。 エリアスは、ある意味正直な男だったかなと思います。 初めから最低な男でよければ恋人になろうと持ちかけていたし、実際その通りの男だったわけだけど。 むしろ思っていたのと違ったのは、リンの方でしたね。 恋愛にどっぷり浸かり、恋人中心に生活や仕事が回っていくタイプ。…
華藤えれな yoco
みざき
いやあ…yoco先生のカバーイラスト、これはあまりにも素敵ではないですか? 色合いも装丁も本当に綺麗で、思わず手に取って眺めたくなる。 装丁を担当されたのは、Asanomi Graphicの斉藤麻実子さん。細やかなお仕事が素晴らしいです。 薔薇が舞う薄桃色の帯も、背表紙も、折り返し部分のデザインもこれまた素敵なんです。 気になった方は紙の本もお手に取ってみてください。 ロシア風の架空…
てんてん
本品は『聖邪の蜜月』のコミコミスタジオ特典ペーパーです。 本編後、カーリン視点での後日談になります。 カーリンは物心がつくころから美しいものが好きでした。 自分が容姿に恵まれなかった事もあり 美しい人には女性であれ男性であれ、憧れますが 少し成長すると美は目に移るものだけに宿るのではなく 数式や音楽、様々な理にも深淵な美がある事に気づきます。 比較的裕福な商人の家に…
本品は『聖邪の蜜月』のアマゾン限定特典ペーパーです。 本編後、ドゥーナルケで再び暮らし始めて2年後のお話です。 アシュとサージが再びドゥーナルケの 里山近くで暮らし始めて2年が過ぎます。 朝サージが目覚めると アシュは大抵サージの前足を枕にして 穏やかな寝息を立てています。 昔は強く優しく いつもサージを大事に保護してくれたアシュが 今はこんな風に甘えてくれること…
安西リカ yoco
今回は絶滅したとされる聖獣と聖職者を偽称する青年のお話です。 踏みつけられる人生を逃れた受様が攻様を出会い、 歪んでしまった国の理に一石を投じるまで。 この国は神リエラを祀る王族を頂きますが 王都の聖殿が国の権威の象徴であることから 聖職者たちは神託により人々を支配しています。 受様は親を知らず貧民屈で生きてきますが 奴隷商人にさらわれ奴隷市の商品となります。 受…
吉田珠姫 yoco
甘食
アメリカが舞台で攻めも受けも脇役も全部アメリカ人。ファンタジーと違い、実在する地名や組織が出てくるのであまり適当にも書けないので大変だと思いますが、読む方としては色々検索して「クワンティコって所にFBIアカデミーがあるのかあ」とか「ニューオーリンズってこのへんにあるのかあ」とか妄想するにもリアリティが増して楽しさ倍増です。大好きなジョシュラニヨンさん作品とか柏枝真郷さんのホーリーアップルシリーズを…
碧雲
yocoさんのメルヘンチックな扉絵を開くと、BL版メルヘンの世界が広がる、といった感じです。 華藤さんの著作には、必ず美味しい伝統菓子が登場します。 このお話はロシア風の、ジャムを使った「くるみパイ」。 兄を救う無言の機織り。 この展開、どこかで読んだ事がある?・・・と読みながら思いだしたら、 子供の頃に読んだ童話「野の白鳥(白鳥の王子)」と似てました。懐かしい。 この物語では…
さくらら
いつものほんわかとした安西リカ先生の雰囲気とは異なるお話、アシュの過去の壮絶さと彼の拠り所になっているサージとの関係にほっこりします。 攻めのサージが本当に可愛い……厳しい世界観が牙を剥くこともある本作の中で、サージの存在は和む要素でした。 サージのキャラクター付け、好きです。 アシュがこんなにもしたたかに頼もしく感じるのは、彼の言動に一貫性があるからでしょうか。 生きていく上で必要な…
☆ぺこち
聖職者にいいように扱われてきたアシュが、サージを見つけて唯一と言える者が出来た。暗い空に一本の光が差すような、神秘的なものを感じた。ドライトンが狼や竜のような姿に変形できる進化が面白かった。勝手な想像だけど、番でなければ孵化させる事が出来なかったのかも。そして、ドライトンの最期を誰も知らないのは、番と二人きりでそれを迎えるから、見た人がいないのだと思った。アッシュが自分と同じ境涯の子を助けた時には…