三月えみさんのレビュー一覧

2075 コミック

三月えみ 

変わらぬ大事なものを教えてくれる

元レジスタンスのミカは矯正施設に拘束され過ごしている。ミカの管理をしている旧型のロボット形状リールーはエラー続きだけれど、ミカとは気持ちの通じるところがありいつしか親愛関係が。
ある日無理やりリールーのトートを新型と交換させられそうになり施設を脱走したミカは、目の前でトートが破壊されそうになり自ら施設へ戻るけれども間に合わず⋯。
その後人型の新型にお世話されることになるけれど、そこにはしっかり…

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2072 コミック

三月えみ 

深くて刺さる

AIの作ったニューオーダーAIが人間を保護している世の中。
AIに管理されながら働くスルガとサガミは、旧オールドAIの記憶のコアを見つけ筐体に移植すると、それは2055のあのアオイのものだった!
サーファーだったのに板には乗らず、海に潜るのを繰り返すアオイ。弥凪の欠片を探していた、その行動の意味がわかった時にはたまらない気持ちになった。

かつてオールドの尊厳を守るため活動していたオリジン…

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2055 コミック

三月えみ 

切なさに胸を掴まれる

病気療養で遠くへ行く自分に代わり、恋人アオイの傍にいてくれるアンドロイドを用意する弥凪。
自分のデータを移植した全てがそっくりのアンドロイドを作れる近未来。
実はアオイは亡くなった恋人葵の記憶を持つアンドロイドだった!
どちらかが先に死んでもニセモノは作らないという葵との約束を、守れなかった弥凪の寂しさがわかりすぎて辛い。そして一人海に消えていく弥凪⋯。
短編だけどギュッと胸を掴まれて、切…

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拒まない男 コミック

三月えみ 

素晴らしい構成、ストーリーも最高!!

何でもっと早く読まなかったのかと後悔しました。
ストーリーも、テンポも良く、話の構成が素晴らしくて最高でした。

白石 ホテルコンシェルジュ
黒瀬 探偵

真面目なりっちゃんの、クセの強い変装、ハムラッシュのくだり、そして泊まった時に黒瀬のパンツまでもがきちんと畳まれていたことなどにクスッとして、膝枕でなでなでしてもらい、結婚を決意する黒瀬がかわいくて、とにかく出だしからツボが多すぎて…

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2075 コミック

三月えみ 

2075年、ミカの場合

「2055」「2072」に続く近未来シリーズ。
人間。
アンドロイド。
AI。
愛の形は?
愛は不変か?
そんな哲学的な問い。

本作は「2072」でも描かれている爆発事故の生き残りオリジン・ミカが主人公。
レジスタンスのミカは、矯正施設で旧型ロボットに管理されている。
ロボットは故障エラー続きで、スルガたちは新型筐体ロボットつまり人型ニューオーダーAIに交換しようと提案するが…

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拒まない男 コミック

三月えみ 

ハムラッシュ

パトラッシュからきてるの?自分は東方ボスラッシュが頭をよぎる(若い子には分からないだろう)(年がバレる)。

かつて読んだ時あまり響かなくて、レビュー書いてなかったのか〜と思いつつ読み返したらすごく良かった。レビュー書いてなくてよかった。世間的評価は良いがハマらなかった作品で、特に著者の他の作品は好きなのにな〜ってのは、時間をおくと良い時が多い。

ところで、主役以外の第三者視点で主役を描…

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ハートの鍵を手に入れろ! コミック

三月えみ 

お話がもたついて感じた

いまいち盛り上がりに掛けました。いろいろと無理があるというか。

最初の出会いがまずイレギュラー過ぎ。
主人公鈴木太郎が引っ越した先が実姉 鈴木桜子が住んでいた部屋と全く同じ。
姉弟で仲が悪いわけでもないのにどこに住んでたのか知らないなんてある?

姉の元カレが酔っ払って訪問してきて一晩泊めて翌日プライベートな話をして今後親密な関係になりそうな予感…からのなんと新しい職場の先輩でしたー…

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泡にもなれない恋ならば コミック

三月えみ 

短編、オムニバス苦手でもお勧めです。

作家買い。読んでみたら短編集らしいことに、ややガッカリしましたが
そのお話も良かったです。もっと深堀して欲しかったくらい。

神様シリーズオムニバス。良かった。(オムニバスも苦手)
据え置かれている神様の存在も癒されるし、その周囲での恋もちょっと切なくて素敵でした。
最後はちゃんと神様自身も幸せになってくて、こういう立ち位置の場合、恋に関しては傍観者なのかと思いきやでした。

BL初…

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泡にもなれない恋ならば コミック

三月えみ 

短編のお手本です!

単話5作品で真ん中3作品は同じ世界で主役が変わります。
最終話の「いい子でごめんね!」だけ高校生が主役なのでちょっと雰囲気が違っているよーに感じました。
他4作品は自分にとって神でした。
ストーリーが独特で面白いのでしばらくすると
再読したくなるお話です。

表題作はタイトルと内容の設定がパズルのピースみたいにぴったりはまります。
石原が小林を初めて連れて行った趣味の店での行動にはか…

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その好きの行方 コミック

三月えみ 

⭐︎はあまくて4つ

ずいぶん前に⭐︎を5個付けていました。
でも何度目かの再読でやっぱり5個じゃあないだろうという自分がいます。
もやもやが晴れない。
三月先生のお話はだいたい凝っていて、へぇこうきたか!
と思って感心納得する事も多いんだけど、
「家庭の事情で襲われてます」などはなんだこりゃとしか思えませんでした。
この「その好きの行方」は大好きなんだけど再読する度になんだこりゃ感が否めません。

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