安西リカさんのレビュー一覧

恋の傷あと 小説

安西リカ  高久尚子 

ウブな攻めがかわいいです

受の恋人に妻を寝取られた男×恋人に逃げられた男
とかいうトンデモ設定
これがまたおもしろいのなんの…

恋人探し一緒に始めて受自宅が危険だから
攻自宅で同居はじめて週末は2人で探しに出て…って
テンポ感よくて飽きずに読める

そして攻がまたかっこいいんですよコレが…
顔よし体格よし柔道経験者であまり物怖じしなくて
怒気を含んだら迫力がすごい頼れる男感やばい
なのに性方面にはウ…

4

恋になるには遅すぎる 小説

安西リカ  佐倉ハイジ 

「長かったねえ」


長い長い準備期間を経てやっとくっついた二人。

小学校から知り合ってかれこれ20年。
同居を始めて5年。
付き合ってはいない二人、和真(攻め)と那由多(受け)
なんとなく怪しげな雰囲気になったことはあっても頑なに友人付き合いを続け、性欲に突き動かされる年齢も過ぎ、このままずっと穏やかに二人で過ごしていけるといいと思っていた二人。
そんな毎日に一石を投じたのが、和真の甥っ子・世志輝。…

1

恋になるには遅すぎる 小説

安西リカ  佐倉ハイジ 

大人の恋を救う幼児の物語

冒頭の、飲食店を夫婦共同で創業して、軌道に乗ったら店の店員と浮気・・・って、うちの親戚にも居たなーと思い出しながら読了。
この物語の場合は、夫婦仲が悪化した原因は姉の早とちりだった。
子供が鎹になり、姉夫婦は元の鞘に収まる。

和真と那由多は、常識を超えられないのと、告白を拒否されることが心配で、想いを告げられない。
秘めた恋のまま、お互い良い理解者状態。
和真の告白で、やっと20年間…

0

恋になるには遅すぎる 小説

安西リカ  佐倉ハイジ 

これぞBLの良いところ!

これはBLのいいところですね!男同士だからこその良いところ満載でした。

小学生で出会って那由多は一目で和馬を味方だ!と思いグイグイ仲良くなって。
お互いすごく自然に隣にいて。
だけどいつしか意識するようになってしまい…。

好きだとバレたら一緒に、友達でいられなくなる!と彼女と付き合ったりしながら、いつまでも親友の距離を保ち。今ではアラサーで同居5年。

和馬の姉の子供を預かった…

0

ふたりのベッド 小説

安西リカ  草間さかえ 

攻めの好きの一心が良き

ここまでノンケ相手に叶わない恋を続けるお話は初めて読んだかも。

もう入江が可哀想で健気で。
好きの一心で深水を思い続け。
中学生の頃から深水を心の支えにしてて、高校2年の時に家庭教師として出会い。あの頃もこの頃も週2日会えるのが楽しみで。

深水は入江を好ましく一緒にいると安らぐし落ち着くし、俺を恋愛対象にしなければいいのに…と。
そしたら一緒にいられるのに。
入江の告白を受けて…

1

彼と彼が好きな人 小説

安西リカ  陵クミコ 

片想い同盟からの…

神林片想い同盟!
長年神林に片想いしてる藤野は一目で見抜いてしまった。神林の大学時代からの友人御堂もまた神林に恋をしていると。

神林を軸にして距離を縮める二人が良かったです。
いかに神林が素晴らしいか、男らしくてナイーブで懐が深くて。藤野は押し倒されたい、御堂は押し倒したいと。

そして二人が仲良くなったころに、なんと神林の職場の女子大生バイトが、神林とくっつきそうだと。
鋭い御堂…

1

オメガは運命に誓わない 小説

安西リカ  ミドリノエバ 

健気な二人

関連作を読まずにいきなりこっちを読みました。
安西先生もオメガバースを書いていらしたんですね。

バース性に振り回され性を嫌うオメガの千里とアルファの黒江。アルファがアルファであることを嫌がるのは珍しいですね。

千里の片想いと黒江との親交。千里には黒江といるのがとっても居心地よくて。

色々ありましたが、性を超えて感情だけで好きだと感じられて。結ばれて良かったです。
黒江が可哀想…

3

恋をしていたころ 小説

安西リカ  尾賀トモ 

盛り上がらなかった……

ぴれーねさんも書いていらっしゃいますが、私も「何度でもリフレイン」が大、大、大〜好きでして、それと同じ香りのするこちらの作品の電子化を、前のめり気味で待ってました。

「恋をしていたころ」というタイトルだけでなんか泣きたくなっちゃうというか、もうこれは神でしかないでしょ!!と鼻息荒く読み始めたのだけど、心が大きく揺り動かされることなく終わってしまった……。

どーしたの、自分。
なんでさ…

6

聖邪の蜜月 小説

安西リカ  yoco 

泣いたー!

序盤から一気に物語に引き込まれて、終盤でごっそり心を持ってかれました。

以下ネタバレありなのでご注意を

物語の後半、王都祭礼の時に大火傷を負ったアシュが徐々に死へと向かっていくシーンでは、好ましい状況ではないにもかかわらず、アシュとサージの間に流れる優しく穏やかな時間に、2人は幸せなんだなぁと嬉しくもあり、悲しくもあり。アシュに迫る死を自然に受け入れ、自身も当然のように後を追うつもりで…

6

恋になるには遅すぎる 小説

安西リカ  佐倉ハイジ 

私は和真の姉が嫌い

この2人は別に甥っ子を預からなくてもずっと2人でいたのではなかろうか?
遅かれ早かれ恋人になったと思うんだよ。

甥っ子は良い子だけどね。
母親がどうにもこうにもウザい。
迎えに来て置いていくとか、アホか?
こういう描写はいらない。
度々2人が付き合ってるかどうか聞くのも鬱陶しい女だな。って思った。

この女の存在感をもう少しいやかなり薄くしてもらえれば楽しく読めたんじゃないかな…

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