スカーレット・ベリ子さんのレビュー一覧

ジェラシー 2 コミック

スカーレット・ベリ子 

これから何が起こるのか

文句無しで面白かったです。

櫓木の誰の思い通りにもならない危うさに目が離せなかったです。

そしてやっぱり明虎の妻の麻巳がカッコいい姐さんで好きです。赤ちゃんの辰之も可愛かった。

ただ明虎が櫓木を自由にし過ぎていて、不安にもなりました。浅生田の思い詰めて行く様子と、弥生組の動きも気になるのです。読んでいて破滅に向かって行くような不安を感じてしょうがなかったです。

明虎が実父の…

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ジェラシー 1 コミック

スカーレット・ベリ子 

めちゃくちゃ面白い

購入してたのに未読だったので、自粛期間にと読み始めました。

「四代目・大和辰之」に出ていた櫓木と、櫓木が執着していた辰之の父親の明虎の話でした。

四代目では不気味なだけだった櫓木が、何故か可愛く見えてしまいました。そして麗華ちゃんがいる事によって、ちょっとは落ち着いていたのだと分かりました。一巻ではまだ麗華ちゃんが産まれた経緯が出てこないので、とても気になりました。

頭が良いのに…

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四代目・大和辰之 コミック

スカーレット・ベリ子 

面白い

こちらも再読でしたが「みのりの手」より断然面白かったです。

稔先生が消えてから腑抜けになった辰之が福岡に飛ばされます。そこでも相変わらずな辰之なんですが、酔って公園で寝ていた所を謎のイケメンにお持ち帰りされて抱かれてしまいます。

その謎のイケメンはヤクザの子どもばかりが通う保育園の保育士の望で、どうやら辰之の事を知っているのです。

望は父親に性的な虐待を受けていて、父親が借金でヤ…

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みのりの手 コミック

スカーレット・ベリ子 

シリーズ再読中

しばらくして読むとまた印象が変わりました。

一見すると受けに見えるソフトで優しい印象の稔が攻めでした。学生時代に怪我をした壮太の前から姿を消した稔を捜していて、TVに稔が映った事で再会を果たしていました。

常に胡散臭い笑顔の稔と直情的な壮太ですが、稔の心の中にはずっと壮太がいたようです。
壮太はサッカーを続けられなくなってから、頑張ってライセンスを取り指導者として再出発していました。…

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あめふらし~春雨にしっぽりと濡れる、大江戸恋愛譚~ コミック

スカーレット・ベリ子 

ベリ子先生のシグネチャー祭り

短編5編収録。

「あめふらし」
江戸もの。でもちょんまげは出てこない。
吉原の遊郭が舞台。金貸しの染鶴(しづる)と、見世の旦那・雨音の物語。
染鶴は雨音を見染め、遊女を差し置いて雨音目当てに大金を落とす。
雨音には忘れたい過去があるが、染鶴は雨音の全てを受け入れる…
攻めは長髪の総髪の美形、受けは少し疲れた感じの年上、というベリ子先生のシグネチャーがここでもう現れています。
「女…

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ジェラシー 3 コミック

スカーレット・ベリ子 

生ぬるいのはどちらなのか

 ストーリーは相変わらずしっかりしていると思いますが、特段明虎と卯一の関係性に進展はなく。どちらかというと、浅生田と卯一の関係性の方に焦点を当てられていましたね。明虎を敬愛しているのに、軽々と自分を乗り越えて明虎の信頼を得ていく卯一に嫉妬する浅生田。男の嫉妬は怖いといいますが、まさにそれを体現しているようなキャラでした。個人的にはもっと冷静で、何なら卯一をずっと良い気にさせておいて実は高みから見下…

1

四代目・大和辰之 コミック

スカーレット・ベリ子 

四代目の生活をもっと見たい!

初ベリ子先生の初心者です。
ちるちるソムリエさんに勧められて、またベリ子先生のお名前だけは知っていたので興味を持ちました。

ソムリエさんの精度がまだ合わないようで…それもあってレビューをします。

前作を知らずに読んでしまったのもよくないのかもしれませんが、望先生が可愛いだけに、櫓木の存在がキツかったです。
子もいて、溺愛してるけどオトコを飼って遊んでるところを見せてて。性的な場面は…

3

バレンタイン・シャワー 小説

ジョン・C・ハウザー  スカーレット・ベリ子 

愛だろ?愛っ!

電子での海外BL短編。

いや〜コレ笑える!
日本の作品(BLに限らず、全マンガ全小説)で、こういうテイストの話って珍しいと思う。
というのは、主人公はおそらく、いわゆる発達障害系のひと。
言外のニュアンス、というものが理解できず、対人関係に難がある。
珍しいって言うのは、それを病気だとか困難だとか憐れみだとか、ともかく何か特殊な事として描くんじゃなくて当然のように等身大に描いていて、…

2

Speechless 小説

キム・フィールディング  スカーレット・ベリ子 

ほっとする物語に潜む愛と経済の問題

電子での海外BL短編。

ある町で、旋盤オペレーターのトラヴィスは1人の男性を気に留めるようになる。
仕事帰りに通る道のある家の前の石段。ギターを弾く男。
気になりだすと、ほぼ毎日彼がいる事がわかってきて。
気になって気になって、ある日、思い切って彼に話しかけてみた…

それが2人の出会い。
ギターの男はドリュー。小説家。
そしてドリューは失語症。相手の言うことはわかるが自分は話…

2

四代目・大和辰之 コミック

スカーレット・ベリ子 

懐の深い受けがかっこいい

「みのりの手」の方を未読のまま読んでしまったのだけど…前作がみのり先生のお話になるのかな…?気になる。えちえちのえちでした。すごく好きだったのが、p.125の望くんの表情。がっつかれて制止しようと必死になるのに、望の泣き顔ひとつで全部を受け入れてしまう辰之の懐の深さを感じてぐっときた。なんでも抱え込んでしまう、人を傷つけられない、傷つけてしまうくらいなら自分を犠牲にするのも厭わない、辰之のそういう…

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