白崎小夜さんのレビュー一覧

まぼろし食堂のこじらせ美男 小説

小中大豆  白崎小夜 

幸せのあり方

ひとつ失敗しても人生ダメじゃない。ちゃんとしてなくてもいい。疲れたら体と心を休めてやりたいことを探して、出来ることをしてみればいい。

勝手に思ったまま要約しましたが、自分の就活時代を思い出しました。
会社員にならなければ。社会人にならなければ。お金を稼がなければと考えて、やりたいこともないのに就活して上手くいかず追い詰められて。どうやって生きていくかも、どうなりたいかもわからず。
初めて…

5

気高き愚王と野卑なる賢王 小説

野原滋  白崎小夜 

攻めの包容力と受けの気高さが最高!

一気読みでした。最初からグイグイハラハラ。ずっと読まずに寝かせててごめんね!
プレイに凌辱強姦ってあったから勇気がでなくて。

主人公!王として気高く美しく命をかけて国と民のために。
なんか最初から変だな?と思っていたら、そんな立場だったなんて〜。しかも攻めは一緒に受け止めようと知らせる時期を待ってたなんて。

もう攻めの懐の深さ!憎む敵国の王族なのに潔く謝ったり、きちんと暮らせるよう…

0

片翼のアルファ竜と黄金のオメガ 小説

柚槙ゆみ  白崎小夜 

ファンタジー満載

幼い頃から容姿に悩んできたユリウス、そんなユリウスを励ましてくれたのは幼なじみのカイル。そんなカイルをユリウスは慕う。大人になりカイルは騎士団に志願し、村を離れ…というお話。
孤独を抱えたユリウスにカイルの存在が大きかったと思う。だから騎士団に入ったカイルの変心や、オメガという理由で親が囚われ逃げる生活は辛かった。竜穴でのカイル(カミーユ)との再会はびっくり。過酷な状況だけど今度はユリウスがカイ…

1

片翼のアルファ竜と黄金のオメガ 小説

柚槙ゆみ  白崎小夜 

バックボーンがてんこ盛り

初読みの作家さま。
タイトルやあらすじに惹かれて手に取りました。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。





オシアノス国は竜の血を持つアルファが治める国。
この地では黒い髪に黒い瞳を持つ人たちが住まうが、ユリウスは金髪碧眼で生まれてきてしまった。両親は見た目が他の子と異なるユリウスを守るために家からでないように育てるが、まだ子どものユリウスには外に行くことが羨ましくて仕方がな…

4

まぼろし食堂のこじらせ美男 小説

小中大豆  白崎小夜 

優しいって癒されますね

パワハラ、裏切りと散々な目に合って仕事を辞めた苑が、人通りのない木の繁った道をさ迷っていると、猫が現れて、「まぼろし食堂」へ導かれていくことから始まるお話。

ファンタジーのような始まりなんですが、異次元ではなく現実です。
だけどそこは、傷ついた人々を癒す優しい下宿屋と人々がいる世界。

店主の穏やか超絶イケメンの青洲さんと、仕事のせいで自尊心低くなってしまったけれど、実は器用な苑ちゃん…

13

手切れ金をもらったので旅に出ることにした 小説

海老エビ子  白崎小夜 

タイトル変更できなかったのでしょうか。


健気すぎる攻めと鈍感で頑張り屋な幼馴染の孤児院院長

既に詳しくレビューされているので、詳しくは他の方のレビューを参考にしていただいて、ちょっとだけ。

勇者としての武功を挙げ凱旋してきた幼馴染ジオ(攻め)に寄生しているとジオの仲間たちに思われてきた孤児院院長のレイル(受け)。
何度もジオを自由にしてやれとアドバイスされ、とうとうジオと結婚すると噂の王女から手切金を渡され旅に出ること…

3

まぼろし食堂のこじらせ美男 小説

小中大豆  白崎小夜 

不思議な魅力の食堂

不思議な魅力の飲み屋兼下宿や、青洲と彼を取り巻く下宿人や常連さん、何よりキジえもんに心が和む。ボロボロだった苑が少しずつ前を向いて、自分を見つけていくのが微笑ましい。青洲を好きになり彼の憂いを知り、一歩引いて想う姿は健気だった。寧ろ青洲の方が抱えてるものが大きくてしんどそうだったけど、苑と出会えて光が見えて良かった。青洲が無自覚だったからハラハラしたけど、2人で幸せを見つけられて安心しました。青洲…

8

まぼろし食堂のこじらせ美男 コミコミスタジオ特典ペーパー 特典

ラブラブバレンタイン

本品は『まぼろし食堂のこじらせ美男』の
コミコミスタジオ特典ペーパーです。

本編後、バレンタインのお話です。

お正月明けに苑は
テレビでフラッシュモブの映像を見ていると
青洲にこういうサプライズをどう思うか訊かれます。

OBからチョコレートを貰ったといろいろ味見さられますが、
後で知多に聞くとそんな事実はなく、
青洲の自腹だと判明します。

またある時はいつも書斎で…

3

まぼろし食堂のこじらせ美男 小説

小中大豆  白崎小夜 

合縁奇縁

今回は下宿屋と食堂を営む大家と
失意で退職した会社員のお話です。 

身も心も傷付いた受様が攻様との出会いで
新たな生き方を見出すまで。

受様は就活に際して
大好きな児童書のキャラクターの商品ような玩具を
自分も作りたいと夢見て中堅玩具メーカーに就職します。

研修の時の担当は丁寧に仕事を教えてくれますが
配属先の上司は仕事は見て覚えろというタイプで合わず
受様は声をかけ…

6

まぼろし食堂のこじらせ美男 小説

小中大豆  白崎小夜 

沁みました…

素敵なお話でした。作家様のファンタジー"じゃない"作品でこんなにハートフルど真ん中な作品、なんだか新鮮。ラブストーリーではあるけれど、現代社会で生きていくことそのものについてしっかりと向き合わせてくれる、ちょっと疲れた人(わたしも)に優しい言葉が散りばめられていました。

本作は主な舞台となる「まぼろし食堂」で繰り広げられる、主人公・苑の救済物語。…の、ようでいて、そこは食…

8
PAGE TOP