早寝電灯さんのレビュー一覧

罫線上のカンタータ コミック

早寝電灯 

手紙をキーワードにした恋物語

今回は大学の先輩後輩のお話と趣味で繋がった2人のお話です。

本カプは攻様が惹かれている秘密もちの受様との恋の顛末、
他カプは二次創作で知合った2人の恋の顛末と続編短編収録。

巻頭作をご紹介します♪

攻様は子供のころから
自己主張が強く、皆が良しとする行動しない事で
我が強いと批判されてきます。

そんな攻様ですが今、ある先輩に恋をしています。
その先輩こそ今回の受様に…

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早寝電灯 

良い影響は連鎖する

 早寝先生らしい、優しい空気が充満した作品でした。2組のカップルが登場しますが、間接的に関わりのある同じ世界での話になっています。1組目は後輩×先輩。ゆったりと構えているように見えるけれど、実は繊細だったり、何か抱えた事情の裏返しだったり、という先輩に惹かれがちなので、爽人はまさにそういうタイプで私にとっても気になる存在でした。彼は過去をすごく引きずっているわけではないけれど、それがきっかけで少し…

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早寝電灯 

素晴らしかった

2組のカップルのお話が交互に収録されているというのは珍しいカタチの作品だなと思いました。
手紙や漫画などどちらにも共通する部分がありながら、まったく別のお話になっているのが面白いところでした。

葉治と爽人は大学の先輩後輩。
長い時間を経て恋人になるまでが描かれています。
ひょんな出会いから親しくなり、距離が近付き爽人への気持ちは恋になり。
でもその想いは交わらずに気持ちだけが燻ったま…

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罫線上のカンタータ コミック

早寝電灯 

手紙がいいアイテム

このお話を読むと手紙を書きたくなります。オムニバスですが、どれも手紙がキーになっていてほっこりします。
最初のお話は1つ上の爽先輩が好きで、いつもおごってもらう坂上。いつも手袋している先輩の秘密を知りたいけど聞けない。坂上は漫画家で昔ファンレターをもらったことがあって嬉しかったこと。先輩は離婚した母親が自分に手紙を書いてくれたけど読まずに燃やしてしまって何が書いてあったのかわからずじまい後悔して…

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早寝電灯 

もう尊い!

作者買いをしました。
早寝電灯先生の作品はいつも切なくて、優しくて、雰囲気に合った美しい絵に圧倒されます。
今作も期待を裏切らず、切ないいい話でした。

一話毎に時系列と登場人物が代わり、一つの作品と手紙で繋がっている。

事前知識を入れないまま読んでいて、同じ世界線の話だと分からないまま読み進めていて、同じ本の話してるなぁとか分かってきて、最後に時系列の表見てうわぁ凄い!となりました…

8

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早寝電灯 

説明できないけど感動

感覚的に神だと思いました。
でもその説明が言葉ではできない感覚です。

一番最後にある時系列を読んだときに、トドメを刺されました。

二組の男の子たちが漫画で繋がっていて。

爽人の手の秘密や母の手紙を読まなかった後悔、手袋で人と深く関われないこれまで。
好きだけどとっさに言ってしまった断りの言葉。
でも繋がっていたくて苦手だった手紙を書き続けて。
何年もそばにいて…。
攻め…

5

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早寝電灯 

読めば読むほど

素敵なタイトルと表紙に惹かれて購入しました。
小説や漫画を創作している登場人物を含む2カップルのオムニバスでした。

葉治×爽人(1話、3話、5話)
大学の先輩後輩で、漫画を描いている葉治が密かに恋をしている先輩の爽人は何故か常に手袋をはいているのだが…というお話。
好きだから知りたいけど、訊けないという葉治の心の機微が繊細に描かれていました。
手袋の謎や、手紙が苦手な訳などを爽人が語…

9

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早寝電灯 

すばらしい!

既存作を読んだ時も思いましたが、先生はお話づくりがとてもお上手で本作も唸りました。

独白が文学的だったり。
モチーフとなる手紙や言葉の使い方がさすがで。
葉治の作品(漫画)を通して、港とスオがつながる構成とか。

さりげなく、さらっと読めるんだけど、いろんなものが込められていて濃い。心に残る。

それでいて、恋模様がしっかり進展して引き込まれるし、ハッと魅せられる描写に萌えるし。…

5

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早寝電灯 

感傷的。エモーショナル

いや、素晴らしく沁みました。
こういうのを「エモい」というんだろうなぁ。
凄く繊細。センチメンタル。詩的。

内容は、2組の友人たち。(から恋人へ)
その2組が微妙に関わりつつの、オムニバス作品です。

①マンガ家を目指す大学生・葉治と、先輩大学生の爽人。
②DMで繋がってる同じ作品のファン同士。二次絵師・スオと二次BL作家・港。
③1の2人のその後。葉治はマンガ家になっている。…

8

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早寝電灯 

神です!

作家買いであらすじも見ずに買ったので、1話目を読み終わった時に、これって短編集なのか?と思ったくらい。
というのも第一話も第二話も、それぞれが短編の一つとしても楽しめる完成度だったから。

私は早寝電灯さんの短編が好きなんです。
見せ方とか、切り取り方とか、緩急がすっごく巧みで。
そういう短編としてでも読めるような「手紙」をモチーフにしたお話が集まって、一つの長編となっているというところ…

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