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19/25(合計:248件)
安西リカ ミドリノエバ
渋茶
ネタバレ
2019年刊。 う~ん… 前作の『運命の向こう側』は従来のオメガバースものにない穏やかな雰囲気と等身大の登場人物像こそ、この話の魅力だと思ったのだけどな。 当然ながら、今回も同じくオメガに手厚い社会背景を引き継いでいるが、この話、ふと見方を変えるとオメガのほうがやけに優遇されているなと感じてしまった。 男性オメガである千里が一般人の美大教授に密かに片想いしていたものの結果は失恋、偶然に…
あーちゃん2016
「運命の向こう側」のカプも登場する、安西先生独特のオメガバース。やっぱり先生が書かれるアルファとオメガの関係性が大好きなので神。本編230Pほど+あとがき。オメガだって恋をするのだ。 国内メーカーの紺色スーツにレジメンタルのタイ。モデルかと間違えられる絶賛美形の朱羽(あかばね)ですが、一般人(ベータ)の白根沢に恋をしてからは落ち着いた格好を好み、仕事関係の約束を取り付けては会いに出かけていま…
てんてん
今回はデジタルアート等の壁面装飾を得意とするアートクリエーターと 大手電機機器メーカー勤務の会社員のお話です。 成婚したい攻様がバース性に捕らわれたくない受様との恋を実らすまで。 この世界には男女の他にアルファ、オメガ、ベータという バース性が存在 します。大多数はベータであり、アルファは遺伝的要素によってうまれ、 オメガの誕生は偶発的とされています。 オメガはオメガである…
ぴれーね
「運命の向こう側」の関連作ですが、世界観が同じだけなので単品で問題無く読めます。 ちなみに、春間達もちょこっとだけ登場します。 幸せそうで何より。 で、こちら惹かれ合いながらも、アルファとオメガである事自体が障害となる二人の物語です。 かなり切ないんですよね。 「アルファとオメガで惹かれ合ってるなら、さっさと結ばれればいいじゃん」てなもんですが、そこはそう簡単に割り切れない、性の…
葵居ゆゆ ミドリノエバ
ましゅ
受けがピアニストの小説ということで、演奏の描写はその穏やかな空気を感じ気持ち良かったです。 生き甲斐であった妹への気持ちにもウルっときました。 だけども、自分の好みにはちっともハマりませんでした。 愛し合った二人に対して深い感情が湧いてこなかった。 受けの紬季の真紘に対する執着ぶりはめんどくささと共に異常とも感じてしまった。 攻めの真紘は真実の愛を抱いていたとしても、恋人スタート…
今回は受様が引き籠る別荘にやってきた恋人志望の押掛ハウスキーパーと 義妹のためにピアノを弾き続けてきたピアニストのお話です。 失意の受様が攻様との出会いで恋を知り、自分で未来を選び取るまで。 受様は母の育児放棄により養護施設に入ります。今までぞんざいに扱われて きた受様は施設でも誰にも心を開く事なく過ごしていました。 そんな中、受様は施設を訪れていた少女に気に入られ、彼女の…
2019年刊。 妹を亡くした喪失感で生きる気力が失せていた紬季(つむぎ)の元に、ハウスキーパー兼調律師として押し掛けてきて強引に恋人宣言した男・真紘。 紬季は最初は反発したし、妹を亡くした事実を抉られながらも、彼が再びピアノを弾けるまで根気強く待つ真紘に心惹かれていく。 もう一度誰かの為に(この場合は真紘)ピアノを弾けるようになった喜びも束の間で、真紘が近づいてきた真意を知り、再び心をどん底…
ピアノものらしいとワクワクして読みましたら、予想通りのきゅうきゅう大好き路線で、やりました~!と嬉しかったです。めっちゃ好きだったんですけど、途中攻めのなさりようにムカっとしたので萌2にしました。本編240P弱+あとがき。最後の挿絵が猛烈に好きだった・・・ バス停から20分ほど歩いた山の中にある別荘で、食事もろくにせず一人引きこもるピアニストの紬季(つむぎ)。大雨のある日そんな彼の元に食材を…
masssu569
葵居ゆゆ先生作品は全作品読みましたが、本作品は既刊の中でも最高に素晴らしい一作だと感じました。神作品。 感動あり、濃厚ドスケベあり、萌えあり…あらゆる素敵要素が詰まった宝石箱のような作品です。 間違いなく、2019年上半期のベストBL小説です。 本作品で先生が伝えたいことは、 「誰かの役に立てていなければ生きている意味がない、なんてそんなことあるはずない(ありのままで、ただ生きてい…
こちら、スレ違いがめちゃくちゃ痛い、どシリアスで重いお話になります。 これでもかと主人公が追い詰められてて、もう読んでて辛くて仕方ないんですよね。 狂気一歩手前のような、自身の全てで愛を乞う主人公の姿が、悲しくて仕方ないと言うか。 こう、明らかに読者を選ぶ作品と言うか。 でも、とても深い愛の物語だと思うのです。 これもまた、本人達にとっては幸せな愛の形なんだろうと。 上手く言えない…