高久尚子さんのレビュー一覧

星のない世界でも 小説

北ミチノ  高久尚子 

青春群像劇

前回はフランスの全寮制男子校での耽美なミステリーを新人ながら文庫本の厚さ2センチ位のボリュームで書かれていた北ミチノさんの作品。2作目が読めて嬉しいです。

今回は以前の投稿作を大幅に改稿した作品だそうで美大予備校生達の青春ライフ。作者もこのような美大予備校へ通っていた事があるとの事で、あまり知らない世界がリアルに描かれていて面白かったです。青春と言っても予備校なので浪人生と現役生が入り混じり…

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星のない世界でも 小説

北ミチノ  高久尚子 

美大受験生たちの葛藤

高久先生の挿絵目当てに購入。なんでもデビュー前の投稿作をがりがり書き直したお話とのこと。大学受験を控えた子たちの想いがちょうどシンクロして、面白かった!絵描きの心境のお話として覚えてそうだなと思ったので萌にしました。本編350ページ程、読み応えたっぷり。

おもちゃのデザイナーになりたくて上京、受験したものの、見事に全敗、美大受験のための予備校に通う陽斗(はると)。「ぱっと見、インパクトにかけ…

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星のない世界でも 小説

北ミチノ  高久尚子 

辛口すみません;

才能の差・劣等感・ほろ苦い恋心

あらすじのキーワードに惹かれ購入しました。
……うん。……うん。……うん。
あらすじ通りなんですが、心にくるものがなかったです;

なんだろうな。攻めの描いた絵に絡む劣等感の描写が非常に非常に多いので絵の存在感ばかりが際立ち、肝心の攻め本人の印象がイマイチ薄い気がします。恋愛感情が湧くのも唐突感が否めませんでした。これ憧れや友情で良かったんじゃ…?と思…

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僕はすべてを知っている コミック

高久尚子 

新しい設定のBL

これは、お医者さんと普通に働く健気な社会人の可愛いBLなのですが、お医者様は男性医療の専門医です!甘い2人が、とっても可愛い作品です。

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花束を抱く男 コミック

高久尚子  雪代鞠絵 

傷心の大人を癒す高校生の物語

構成がしっかりした小説の原案に、描写が上手な漫画家の絵がコラボすると、心情描写が細かく上手な作品に仕上がるので読みやすい、感動します。

原作は、雪代鞠絵さん。この作家の特徴は「ボーイズラブの王道的な世界を堪能させてくれる作家で、女性的で健気なタイプの受けが、不幸な境遇を乗り越えてハッピーエンドに至るというストーリーが多い。」と紹介頁に有りましたが、この作品は、全くその通りのあらすじでした。

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僕はすべてを知っている(5) コミック

高久尚子 

・・・

感想
EDの治療を男性医が、男性の患者に対応しています。パートナーと一緒じゃなくて、患者独りで診察を受けて居る。
この5巻を読んで、ホルモンは感情が動かしているのだと、よく理解出来ました。
雄って、メンタルで左右される繊細な生き物なんですね
このコメディ・シリーズを読んで、救われたり、励まされたりしている人、多いんじゃないかなと思いながら読みました。
雄は、言葉一つで、萎れたり、元気にな…

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恋愛映画の作り方 小説

いおかいつき  高久尚子 

小粋なラブストーリー

映画監督とその監督の大ファンの配給会社社員の恋。最初美貌の監督(受け)の性格がものすごく悪くて、こんな奴が好きなんて攻めはドMかと思いました。

受けはゲイバーで偶然攻めに出会い攻めの性癖を知り、次回映画の参考に、と「どんな男が好みだ」とか「抱くのと抱かれるのとどっちだ」とか公共の場で無神経な質問をしまくります。人を感動させるような映画を撮る人がどうしてこんなに性格悪いの?と不思議になりました…

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恋のはなし 小説

砂原糖子  高久尚子 

攻めざまぁなのか……?

攻めざまぁだと聞いて、電子がないので紙を購入したのですが……。
スッキリしない&これじゃない感が……。

受けの多和田は、孤独なんですね。
ゲイであることに罪悪感を抱き、バレないように息を潜め、ノンケの親友への片思いを密かに葬り、温かい普通の家庭に憧れるけれど自分は持てないと悟っている。

そんな多和田に親友が「ゲイの男」を紹介してくれることになったんだけど、当日現れた男は、別人の新山…

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僕はすべてを知っている コミック

高久尚子 

楽しい!

前から存在は知りつつ読んでいなかったシリーズ。めっちゃ面白かったです!こんなに笑えるお話だったとは!楽しい!という点と、攻めの変人っぷりがとても面白かったので萌2にしました。

楽しかったのは、とにかく犀川先生!変!
腕がいいのは、分かった。服の上からでも美チンが分かるのもOK。
犀川先生のプロ意識抜群なのはカッコよくって大好き!

なんだけど、さすがお医者様、自分の専門領域は世間の常…

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Don't touch me 小説

一穂ミチ  高久尚子 

キーワードは〝匂い〟?

潔癖症の園田と特殊清掃員の長谷川。
性格も仕事も正反対の二人が惹かれ合い、トラウマを克服していく姿を描いています。

極度の潔癖で口の悪い薗田が、汚れることも匂いがつくこともかえりみず、長谷川に触れる『Don't touch me』のラストは、とても印象的でした。
自分のアイデンティティに反しても長谷川と一緒にいたいと願う園田が愛おしく感じた。
気難しい園田を否定せずに受け入れ…

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