高橋悠さんのレビュー一覧

狼たちの秘密 小説

五百香ノエル  高橋悠 

マフィアの愛人で猟奇犯専門の刑事。ソジュンという男

設定は近未来パラレルっぽい舞台装置。
23世紀。温暖化が進み主要大陸は面積の多くを水没で失い、標高の高い土地を所有していた国家が権力を得ていた。人々は浮島の無法的国家に暮らし…
…という世界観。
舞台は、現代で言えば香港のような中国ルーツと推測できる地域の浮島・汪蘭。そこで起きる猟奇的殺人を追う科警(刑事)のストーリー。
登場人物たちの無国籍性はいいとして、近未来とか浮島とかの設定はあまり…

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凍る月~漆黒の情人~ 小説

夜光花  高橋悠 

攻めは良い!

元々、人外物はあまり好みではないので、読む機会も無いのですが、全巻図書館に揃っていたので手を出しました。出来れば全巻揃えてイッキ読みするのがオススメ。
獣人とは言え、ほぼ人間体で話が進むので(エロシーンも)あまり気にせず読めました。

シリーズ化されているので壮大なお話になっています。「凍る月シリーズ」の主人公は餌の光陽(受け)。獣人は餌を食べないとなりません。餌属性だと怪我したり食べられて…

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心乱される 小説

英田サキ  高橋悠 

大宮がイイ!

一聡は過去好きだった人の忘れ形見を引き取って育てている。その俊は18歳。成長するたびに昔の想い人に似てくる。。。

一聡は会社の同僚の大宮と友人であり、さらに肉体関係も持っている。そこに恋愛感情ななく、体だけの関係だが、精神的にも友人として支えてもらっていることも事実。そんな関係が変化するのは、俊に男の恋人が出来たらしいこと、俊の方も大宮と一聡がそういう関係なことを知ってしまうという。
実は…

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凍る月~瑠璃色の夜明け~ 小説

夜光花  高橋悠 

シリーズ通して

元々、人外物はあまり好みではないので、読む機会も無いのですが、全巻図書館に揃っていたので手を出しました。
獣人とは言え、ほぼ人間体なので(エロシーンも)あまり気にせず読めました。

シリーズ化されているので壮大なお話になっています。色々なことが色んな人達(獣人達)にありました。あらすじやネタバレは漁れば出てくると思うので個人的な感想ですが、最後は受けの光陽が締めてくれます。キャラクタ的に明る…

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花の残像 小説

夜光花  高橋悠 

このシリーズは神

全巻揃えて読みたい作品。
凍る月のスピンオフですが、須王がスパダリで…

凍る月でも光陽は好きじゃなかったんですが、こちらでも巴のことは好きになれませんでした。いや、作品自体は面白いんですが、どうしても受けに情が移らない。なんでだろう。空気?自分の置かれた立場?が読めないとか、弱々しすぎるからかも知れません。悪い言葉にするとアホっぽ過ぎる…凍る月も花も攻め及びその周囲の人(獣人)達が出来過ぎ…

1

凍る月~灰色の衝動~ 小説

夜光花  高橋悠 

光陽を好きになれず…

でも一気にここまで読みました。
もう、光陽って、なんで善良なんでしょう(笑)
もう素直に梁井と平和に暮らしてほしい!

とは言え、獣人とどう付き合って、どう落とし所を作るかの鍵は彼にあるんでしょうね。とうとう組織のリーダである須王と出会います。
また須王が、イイ男なんですよね。グッとくるセリフなんかも言ってくれます。
光陽、殺されないでね。

心ある獣人や餌を惹きつけてやまない光陽…

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凍る月~漆黒の情人~ 小説

夜光花  高橋悠 

キャラが弱い・・・

ストーリーは面白いんだけど、キャラが魅力的じゃなくて残念。光陽があっさり異常な現状や梁井を受け入れるのがつまらない。光陽と梁井の関係もなんかなるようになりました感があって薄っぺらい。どのキャラも、ストーリーをスピーディーに展開させるためのとりあえずのコマって感じが否めない。キャラの感情や行動に共感できなくて一巻読んだらもういいかなってかんじ。せっかくおもしろそうなストーリーなので、もっとキャラの性…

1

花の残像 小説

夜光花  高橋悠 

「凍る月」シリーズ

2009年の作品だったと知って、ビックリ。
ぜんぜん古さを感じなかった。

特異体質の巴と、獣人の須王。
秘密の研究所で出会った二人。巴の血の匂いに惹きつけられた須王が、巴と契って、研究所から連れ出して一緒に逃げようとする冒頭。

インパクト強い冒頭から、二人が再会して、一緒に色々な出来事や事件に巻き込まれていくSFファンタジー。
巴が幸せを満喫する時はほんのひと時で、妬まれたり、狙…

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心乱される 小説

英田サキ  高橋悠 

大宮視点でも見てみたい物語!

この作品は攻めが二人。だから一聡大丈夫?!ってくらいにエロいです。10年身体の付き合いありの同僚大宮の優しい攻め。16歳年下俊の若さ溢れる攻め。前半は大宮→3P→後半は俊。これ目的だけでも十分読めますね。

でもこの物語の隠れ主人公、大宮が気になって……。
大宮がもし一聡をずっと想い続けているとしたら、これがかなり切ないです。好きな人の恋を草平の時、俊の時と2度も応援する。その間なんと15年…

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凍る月~灰色の衝動~ 小説

夜光花  高橋悠 

サブキャラクターの魅力が爆発

凍る月シリーズ3作目。
今作で登場人物が一気に増えたなと。
ただ、どのキャラクターも非常に個性が強いので、登場シーンが多くはなくても印象に残るのがすごい。
あれ、これ誰だっけ?とならないのはさすが。
夜光花先生の作品は、主人公側が必ずしも正義なわけではなく、敵対側の掘り下げもきちんとされているのが魅力的だなと思います。

展開もどんどん大きなものになっていって、お話的には面白いことこの…

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