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表題作凍る月~灰色の衝動~

梁井轟,獣人と人間の混血,光陽の契約者(獣人)
鳳光陽,梁井の契約者(餌)

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

支配する者とされる者…。梁井轟と鳳光陽の関係は、ある「契約」で成り立っている。その契約がなければ、お互いが死んでしまうという関係は、恋愛感情にも似て、相手に対する依存心と独占欲が日々深まっていた。特に、光陽に対する梁井の執着は激しく、常に光陽を傍に置きたがるが、ある時、その梁井がひとりの少女を連れてくる。そして、光陽の前にも謎の青年が現れて…。同じ運命を背負う者に梁井と光陽は翻弄され、お互いを見失ってしまうが……。妖しくもつれあう感情の真の支配者は誰?
出版社より

作品情報

作品名
凍る月~灰色の衝動~
著者
夜光花 
イラスト
高橋悠 
媒体
小説
出版社
竹書房
レーベル
ラヴァーズ文庫
シリーズ
凍る月~漆黒の情人~
発売日
ISBN
9784812437254
4

(45)

(22)

萌々

(8)

(12)

中立

(1)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
15
得点
179
評価数
45
平均
4 / 5
神率
48.9%

レビュー投稿数15

光陽を好きになれず…

でも一気にここまで読みました。
もう、光陽って、なんで善良なんでしょう(笑)
もう素直に梁井と平和に暮らしてほしい!

とは言え、獣人とどう付き合って、どう落とし所を作るかの鍵は彼にあるんでしょうね。とうとう組織のリーダである須王と出会います。
また須王が、イイ男なんですよね。グッとくるセリフなんかも言ってくれます。
光陽、殺されないでね。

心ある獣人や餌を惹きつけてやまない光陽、彼を愛している梁井、これからの二人が楽しみです。次は須王の物語だとあとがきにありましたが、花シリーズがそうなるのかな。

0

サブキャラクターの魅力が爆発

凍る月シリーズ3作目。
今作で登場人物が一気に増えたなと。
ただ、どのキャラクターも非常に個性が強いので、登場シーンが多くはなくても印象に残るのがすごい。
あれ、これ誰だっけ?とならないのはさすが。
夜光花先生の作品は、主人公側が必ずしも正義なわけではなく、敵対側の掘り下げもきちんとされているのが魅力的だなと思います。

展開もどんどん大きなものになっていって、お話的には面白いことこの上ないのですが、今作では珍しくメイン2人にはあまり萌えられず。
どのエピソードもピンと来なかったのです。
うーん、ラブな部分に関しては2作目の方が好みでした。
2人に関しては今後に期待をしつつ…
目がいってしまったのは、今作で登場した銀と須王。
主役を食ってしまうくらいの勢いと魅力がありましたね。
今後どうお話に絡んでくるのかが楽しみで仕方がありません。
彼らのスピンオフもあるようなので、これからそちらが読めることにもワクワクします。

そして、執事のアレックスさん。
もう、巻数が増える度に好きになってしまいます。
なんてかっこいいの。優しくて強いナイスミドル。
こちらの作品には欠かせない方ですね。

今作で、謎だらけだった組織について、さらに新たな事実が判明しましたが、ここからはたしてどう展開していくのか?
梁井と光陽と他獣人たちはどう交わっていくのか。
相変わらず気になることだらけですが、引き続き彼らと光陽の生き様を見守りたいと思います。

0

アンリミで三冊一気読みしました

三冊分のレビューです。
まず一巻の序盤が本当に素晴らしかった!
花咲き乱れる中生まれた謎の子供、その正体が明かされるまでは上質なホラー小説そのもので最高にワクワクしました。
逆ハー風味のこの作品ですが、逆ハー苦手な私も地雷感(浮気者主人公やだなぁ)を感じずに読むことができました。
二巻、相手が亨なら仕方ないよね、だってずっとそばにいてくれた幼馴染だもん、と納得感得られましたし。この後まだ読んでないので亨がどうなるのか分かりませんが、幸せになってほしいなあwそしてその時の梁井さんの大人な優しさが最高にときめきました。この二巻のトキメキがあるからこそ、
三巻、梁井さんのブチギレなレ●プまがいな激しいプレイがすごく痺れる。ああ本当はこんなに辛かったんだね、梁井さん!みたいな
光陽くんも終始ピュア可愛くていいですね

一点、ちょっと苦手だなあと思ったのは…エロシーンが多すぎるかなあ、と。
ストーリーが面白くて先が気になる分、エロシーンでストーリー中断されると「はいここで一旦CM」的な「またエロかー!」気分になってしまい。
でもそこだけです!そこ以外は全部好きです

1

この世界の「餌」の設定が気になりました

スピンオフの「花の〜」が先に気になって
本編を先に読もうと思い、ここまでの3冊を読みました。
3冊まとめての感想です。

私はそれほどこのシリーズにはまりませんでした。
本編の方は、光陽がそんなに好きになれないせいもあるかな。

嫌いってほどじゃないので、読めましたけど、何度も危ない目に遭ってるのに全く反省も学習もせずに、外に出してくれとゴネて、コッソリ出かけてまた危ない目に遭うを何度も繰り返す、アホさがいまいち。
それが憎めない明るいアホさならいいけど、そうじゃなかった。

餌は契約すると年をとらないという事を梁井が知った時、光陽に隠しますが、それって隠すほどの事かなぁと思いました。もっとすごい秘密かと思ったらそれで「えぇ?なぜ?」って感じでした。
子供の時に知らずに契約しちゃってたらいろいろ困りそうだとは思うけど、光陽の場合は幼な目に見えても、ギリギリのほぼ20歳まで成長して大人になってたんだし、むしろ若いままだからいいやって感じじゃ?って思ってしまいました。

梁井とずっと一緒にいて一人だけ若いままというのはあるだろうけど、それも受けの光陽の方がっていうなら、それほど困らないような気がします。

あと、根本的なとこだけど、餌の設定をなぜ数を増やせない事にしたんだろう?って思いました。
男同士カップルが多数で獣人達の子供が減るという事をおっしゃってる方もいますが、それ以前に、もっと重要な餌が「増えようがない」っていう設定は、もう最初から獣人と餌は、滅びる未来しか無いと思うんですが。

男は自分の子を妊娠されると能力を失うという(どこで妊娠したとみなすのかというとこも気になりますがおそらくそこはアバウトでしょう)、ミラクルな自分の子妊娠探知機能があるので、2人以上の子供を作れないから必然的に減るしか無い。

女は妊娠で能力失ったら出産できない=子供を作れないになっちゃうので、出産したら能力を失うんだろうけど、そこが男女で違うのもアレだし、死産はどうなんだとか追求すると微妙な設定な気がします。

元々の餌という種族の役割も、獣人の餌で20歳までしか自力で生きられないとか、そんなものすごく過酷じゃ自殺も多いだろうし、獣人に酷くされて死ぬのもありそうだし(どこまで食べられてOKなのか)、その上に、数が増やせない設定だったら、そりゃーどんどん餌は減るでしょ、って思います。

なんというか、生物的に成り立たないと思うんですよね。

別にそこをキッチリ追求したいわけじゃないけど、明らかに数が増やせないんだから、獣人の未来みたいな話が出てくると餌をどうにかできないと未来はないよねって思っちゃうんです。
まあ獣人だけなら人間を食べるっていうのでも代わりにはなるのか。

ラブの方がそれほど萌えなかったので、餌が増えない設定が一番気になりました。

それと「灰色の衝動」で梁井を陥れたアンナですが、ほんとに10歳なんですよね、たぶん。契約で年とってないんだったら直前まで誰かと契約してないとだし。
10歳であれって一体どんな育ち方をしたんだろう?
まんまとアンナにやられたまま終わっちゃいますが、次のスピンオフにアンナはちょっとだけ出てきます。でもあんまりギャフンは期待できません。
私的には不満が残りました。

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シリーズが盛り上がっている感じ!

シリーズ第3作の「灰色の衝動」。思えば、Kindleの読み放題対象だったから読み始めたシリーズだったのに、気づけば、続きが気になって対象外のものは別に購入して読んでしまってます。(※シリーズ・スピンオフの内数冊が対象外なんです ※2017/5現在)

謎の多い敵の登場など登場キャラも増え、"シリーズ絶好調"という感じが伝わってくるのが良いです。リアルタイムで追っかけてた読者はワクワクして続きの発刊を待ったんだろうなぁ。

しかしこのメインカップル、執事のアレックスさんが居なかったら絶対続いてなさそうですね。

スピンオフ、シリーズ続刊もワクワクして読み進めたくなる一冊でした。

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