冬斗亜紀さんのレビュー一覧

ボーイフレンドをきわめてみれば 小説

ライリー・ハート  ZAKK  冬斗亜紀 

リトルビーチ

何故こんなに面白い作品がこの点数止まりなのか不思議でならない。BL小説はあまり読まないけれど、というかモノクロームロマンス文庫しか好まないと言っても良いぐらいだけど、ちるちるとは感性が違うなぁ。

それはさておき、面白かった!
辛いことや悲しいこともあるにはあるけど、概ね引きづらず、明るく解決していくものだから、読みやすいし気分の良い、とても好きな作品です。

マイロは、面白くないジョー…

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好きだと言って、月まで行って。 小説

N・R・ウォーカー  小野ユーレイ  冬斗亜紀 

月まで行くほど

前作BOSSYが割と好きだったので購入。前回と似たようなトーンのじっくり恋話で、お子様もマンマも好きだったんですけど、ちょっと長かったかなと感じたので萌にしました。本編330頁ほど。お子様好き、じっくり恋話が好きな方でしたらオススメです。

妹の子(清吾12週目)を引き取り一人育児と仕事に奮闘していたギデオンでしたが、もう限界★ということで、親友から紹介してもらったプロのナニーであるトビーに来…

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好きだと言って、月まで行って。 小説

N・R・ウォーカー  小野ユーレイ  冬斗亜紀 

月までひとっとびの、大きな大きな愛。優しいベビシッターロマンス

オーストラリアの作家さんによるM/M。

表紙真ん中のお子ちゃまが可愛すぎるのと、髭男子に惹かれて購入しました。
てっきり髭男子・ギデオンが攻めだと思っていたら、まさかのリバ!!
リバ大好きなので「おおお!」と興奮しました。(地雷の方ご注意ください)

生後3ヶ月の甥っ子(妹の子)・ベンソンを引き取ったものの、
仕事と育児が両立できず疲れ果てていたギデオン(口髭男子の方)。

そ…

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犬晴れのクリスマス 小説

キム・フィールディング  Dite  冬斗亜紀 

運命の出会い

モノクロームロマンスの電子短編小説。

「犬」を中心とした視点での冒頭が翻訳小説らしい。
一度は可愛がられ、その後厳しい環境に置かれた一頭の雌犬。
「彼女」が逃げ出して、ひとりの男性の車に轢かれそうになって…という冒頭。
結局彼(ショーン・大学教授・ゲイ)が彼女を引き取って、アンナと名付けて飼うことになります。
アンナとの生活。つまりお散歩とか色々?
インドア的生活が変化していくショ…

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犬晴れのクリスマス 小説

キム・フィールディング  Dite  冬斗亜紀 

きらきら光る、”犬の恩返し”

はー……くさくさしていた心に染み渡った。。
わんこ(リアルな方です!)大好きな自分には嬉しい、犬が結んでくれたご縁の物語。

アメリカが舞台のM/M、クリスマスのお話です。
捨て犬となり街をさまよっていた犬・アンナ視点から物語が始まり、彼女を拾って
くれた40男・ショーンの恋が描かれます。

このアンナちゃんの活躍がもーー、本当に素晴らしい!!!
散歩中にショーンを文字どおり引きず…

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BOSSY 小説

N・R・ウォーカー  松尾マアタ  冬斗亜紀 

シンプルな文体が好き

初めてM/M小説なるものを読みました。
新書館のモノクロームロマンス文庫が殆どのM/M小説を出版しているとか。
その定義、欧米を舞台としたつまり日本では翻訳小説、男性同士の恋愛小説ってことで合っていますかね??
いわゆるBL小説とはちょい違うらしい。
といってもBL小説自体あまり読まない、有名な作家さんのもほぼ未読なので比較しようがないかもしれない。

翻訳ものはなじみがあります。

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もしも裸で泳げたら 小説

ライリー・ハート  麻々原絵里依  冬斗亜紀 

これまで一度もやったことがないこと

モノクロームロマンスの電子短編。

主人公はミッキー。
昼は図書館司書、勤務後はクィアエロティカ作家の「エイドリアン・レインズ」。
ミッキーには過去の大きな後悔があって、まだゲイを隠していたティーン時代、彼とだけは何でも話せたネット上の友人/HN makeyousmileと「裸で泳ごう」という約束を一方的に破った事。
だから今、チャットルームで「やり残した事」の話題が出た時に「全裸水泳(…

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ボーイフレンドをきわめてみれば 小説

ライリー・ハート  ZAKK  冬斗亜紀 

人生の物語

タトゥパーラーの経営者のギデオンと祖母の遺言で書店と建物を相続した自閉スペクトラム症のマイロの恋´-

登場人物すべてが愛すべきキャラクターで読んでいてとても楽しかった!
マイロのモノローグがとても心に刺さった。名言が沢山。

「人間というのは常に規範や秩序の内に収まるわけではないし、人生というのもそう」

「人生は、恨みに振り回されるには短すぎる」

マイロは過保護な母から自立…

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ムービータウン・マーダーズ 小説

ジョシュ・ラニヨン  門野葉一  冬斗亜紀 

不器用な甘さが癖になる

FBI美術犯罪班のジェイソン・ウエスト捜査官が主人公の、殺しのアートシリーズ5冊目。
元上院議員の孫娘の死の真相をさぐるため、大学に潜入し講師のまねごとをするジェイソン。
大学の講師役は案外満更でもない(むしろ第二の人生の先取り?)のではと思っていましたが、読む限り、そうでもないようで。
それでも大変そうでもありつつ楽しそうに先生をやってました。

4巻のあと、それなりにギクシャクしてい…

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マジシャン・マーダーズ 小説

ジョシュ・ラニヨン  門野葉一  冬斗亜紀 

3冊目にしてようやく恋人らしく

FBI美術犯罪班のジェイソン・ウエスト捜査官が主人公の、殺しのアートシリーズ3冊目。
「マーメイド・マーダーズ」「モネ・マーダーズ」に続き、事件そのものはそれぞれ完結するのですが、残置の案件があるので、後を引く作りになっています。
ジェイソンの視点で綴られます。ジェイソンはトラブルが寄ってくる体質で殺人事件に巻き込まれ、普通の事件物として読んでも十二分に面白いです。
恋愛面では、前2冊ではサ…

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