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沙野風結子 小山田あみ
Krovopizza
ネタバレ
英国ビクトリア朝末期を背景とした物語。 英国の作曲家ヘンリー・チャールズ・ラン(1817-1894)が「昨年亡くなった」という記述があるので、1895年の話と思われます。 主人公は准男爵の息子・レン(受け)。 彼は12年前、14歳のころ盗賊団に誘拐されたことがあり、そのとき優しくしてくれた棟梁の息子・カイル(攻め)に淡い恋心を抱いていました。 12年後、父のあとを継いで貿易商となったレ…
沙野風結子 梨とりこ
まぎぃ
6Pもの、と思って読むと、ところがどっこい重厚歴史ファンタジー、ってなるかもです。 実に読み応えある1冊でした。3カップルのお話がオムニバス的に続きます。それぞれが切なくしかし雰囲気満点でよい。手抜き無しの中編集で、手放しで★5つです。 3カップルの恋がせつなハッピーなのに加え、エロエロなのが素晴らしいですね。 タイトルからして、ですが、やはりメインは最初のカップルでしょうね。最…
沙野風結子 砂河深紅
あーちゃん2016
笠井先生の方で購入したかったのに、何を間違ったのか、手元にあったのは こちらの方・・・・しゅん。 (先生ごめんなさい) 他のおねえさま方が記載していただいているので、 詳細は割愛。 私は、「自分らしくなくなるなら、やめてしまえ!」と思って 受けに「いらっ」としてしまいました。 それで★1。 そんなふうに割り切れないぐらいの恩義を 感じてたんだろうなあ。。。。とは思うものの…
沙野風結子 実相寺紫子
幸成
久しぶりに新書版の方を読んだら、書下ろしが収録されてる方が凄く読みたくなって、発売当時な悩んだけどついつい買っちゃった。 「獣の妻乞い」のときは生意気だった睦月ですが、主役の方では可愛いよね。 大好きな月貴と結ばれて、逃げて、でも堕ちてしまって…。(堕ちる前のシーンは何度読んでも泣けるなぁ。)だけど甲斐のおかげでまた人型に戻ることができて本当に良かった。 書下ろしは人型に戻った睦月のリハビリや戻っ…
沙野風結子 奈良千春
muccu
「蛇淫の血」がとても面白かったので、続編も購入。 4代目に就任した凪人に、またしても災難が襲いかかります。 祖母の死、折原の負傷。凪人自身の拉致監禁。 自分が狙われることで大事な人たちが傷ついていくことに凪人は耐えられなくなります。 自分の周りにいる人が傷つく→角野が傷つく恐怖→角野を遠ざけたい 信頼し支えあってきた二人の関係すら揺らいでいきます。 凪人の葛藤と追い詰められてい…
やくざの血を抑え込み、人との深いつながりを避けて生きてきた凪人。 そんなの中にず凪人の中にずかずかと踏み込んできた角能。 忌み嫌っているやくざの父親からまわされたボディーガードと知って拒絶ずる凪人でしたが、彼の姿に惹かれ目が離せなくなります。 意外に強気に抵抗する凪人が可愛かったです。 そして凪人を4代目組長にするために刺青をいれさせた角能も凪人の中に隠れている妖艶な力強さに心を奪われ…
沙野風結子 きりみゆうや
マキヲ
BL小説としてのお話は全くしゅみじゃなかったですが、ナチズムに関する考察はなかなか興味深かったです。私はあらすじと表紙イラストからナチスやナチズムを連想しなかったので、クラウスの正体が分かった時に純粋にびっくりしました。やはりハッキリと表現しちゃいけないものなのかしら。 内容ですが、物語の前半ではクラウスと孝臣の間に愛はなく、むしろクラウスは本音で孝臣を「下等種族」だと蔑んですらいたのに、後…
BL小説を乱読しているとたまに出会う獣姦モノです。結構がっつりヤッてるので地雷な方は要注意かと…。そういえばコミックでは獣姦モノってそんなに無い気がするなぁ。やはりビジュアル的にタブー感が強いからかしら。 舞台は、死刑制度が廃止された近未来の日本。政府が秘密裏に世に放った猟獣という存在――凶悪犯罪者を抹殺するために造られた生命体である飛月と、彼と出会い、これまで気づかなかった孤独を自覚して急…
さぼ
電子書籍版を購入。 文庫版かなとおもったのですが、発行年月日と表紙の文字の配置でこちらと判断して、記載します。 表題作の「獣の隠り」、研究者の甲斐と高位種(ニュータイプ)の朋の話の「獣の伽人」、表題作の2年後の月貴と睦月を描いたSS「獣の魔法」、その少し後の月貴と睦月を描いたSS「獣のおとぎ話」が収録されていました。 あとがき、挿絵なしです。 収録のラインナップ的には、文庫版と同じだと思わ…
ふばば
「蛇淫の血」の続編。 二分八の盃を交わして、切っても切れない絆を結んだ角能と凪斗。甘い日々を過ごしていたけれど、4代目組長ともなると次々と対立する熾津組や若く実績もない凪斗を疎ましく思う身内から刺客が送り込まれ、祖母は撃ち殺され(!)角能や八十島SSのメンバーが負傷する。 双頭の蛇を背負う妖艶な「岐柳凪斗」ではない、心優しい元々の「円城凪斗」はそんな現状を受け止めきれず、ついに「円城凪斗」を心…