砂原糖子さんのレビュー一覧

天の邪鬼の純情 小説

砂原糖子  一城れもん 

キスだけじゃ駄目!初恋の呪いは王子様のHでトロけちゃうんです

攻「意地っ張りな君が僕に泣かされて……僕のことしか考えられなくなると思ったら、なんか……堪んない」

そりゃ堪んないでしょうなあああ!!
あ~かわいい。こりゃかわいい。

受のキャラが苦手な方が多いようですが、私は可愛いというか…一種の魔性だと思いました

受の呪われた唇から出る言葉ときたら
「冗談じゃない、なんで俺が男なんて好きになるんですか。やめてくださいよ。ホモとか、気持ち悪…

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言ノ葉ノ花 小説

砂原糖子  三池ろむこ 

設定ならではの胸きゅんシーンに悶絶。

一度はすれ違ったふたりが結ばれるところとか、エッチの時とか、大事な場面では心の声が聞こえる設定がきちんと生かされており胸きゅんできます。
最中、心の中では名前で呼ぶ長谷部にはほんとにやられた。年下かわいい。

それから、個人的にはっとさせられたのが、増岡店長の思わぬ心の声にびっくりして余村が振り返るところ。
何気ないワンシーンなのですが考えさせられるものがあってお気に入りのシーンです。

1

言ノ葉ノ花 小説

砂原糖子  三池ろむこ 

心の声が聞こえたら

人の心がある日突然聞こえるようになってしまった話。

プロポーズした恋人の本音、友人だと思っていたはずの同僚の本音、いつだって人の本音と建て前は裏腹。その裏がある日突然見えてしまったら人間不信になるのは当然。恋人と別れ、仕事も辞め、引きこもって数年。生きていくにはお金がかかる。心の声が聞こえる事にも少し慣れ、派遣社員として社会復帰したが、接点のないはずの同性の同僚が自分の事を好きだと気付いてし…

2

夜明けには好きと言って 小説

砂原糖子  金ひかる 

コンプレックスとホストの純愛

ホスト・整形というワードであらすじから購入。
筆者の作品は2作品目です。

主人公の性格は少し難あり。幼少期の継母からの態度と、それによって卑屈になった主人公への周囲からの評価は最悪。大学時代のあだ名は20点。リストラにあい、まだ若いからと色んな会社の面接にいくものの不採用通知は30社にも及び全てが嫌になり自暴自棄になった挙げ句の事故。そして整形し名前も変えて人生をやり直し、ひょんな事からホ…

1

青ノ言ノ葉 小説

砂原糖子  三池ろむこ 

孤独な天才科学者の救世主



「言ノ葉」シリーズ。
とはいえ、前作から300年ほど未来の話なので、今作だけで十分だと思います。
人の心が聞こえるようになった科学者の話。

9歳にして、言葉を発せず会話ができる技術を開発した天才科学者ソウマ(攻め)は、ある日突然他人の「心の声」が聞こえるようになった事に気が付きます。
それは自分の現在の研究テーマでもありました。
が、自分の状況を解明できないばかりか、他人の「…

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青ノ言ノ葉 小説

砂原糖子  三池ろむこ 

心の中は未来も同じ

「言ノ葉」シリーズ第5作。
例によって「心の声が聞こえてしまう人間と普通の人間が出会い、惹かれて求め合うが能力ゆえにつまづき、危機があり、また愛で結ばれる…」の展開に沿っています。
今回の舞台は300年後の世界。
これは成功していると思う。
というのは、これまでのシリーズ作品は全て現代日本のパラレル的な世界観で、その部分が次第に「こんな能力の人がいっぱいいるわけないでしょ」的無理やり感が出…

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心を半分残したままでいる(3) 小説

砂原糖子  葛西リカコ 

涙が止まらない

シリーズ通しての感想になります。

積本にしちゃってたこの本を遅ればせながら読ませていただきました。
3巻揃ってから読むつもりでいたんですが、まとまった時間がなかったことと、読んだら当分次の本に手が出せなくなりそうな気持ちもあって積んでしまってました。

細心の注意を払っていたお母さんの気持ちと最期の姿と。

忘れたくない、忘れるのが怖いと本音を零した静良井と。

もう、辛いと嗚…

3

センチメンタル・セクスアリス 小説

砂原糖子  ヤマダサクラコ 

胸が苦しくなるほどのツンデレ

高校の卒業式にほとんどプロポーズのような告白をされ、それから幼馴染みの仙介と同居している春巳。自分の感じやすい体が恥ずかしいけど、どうせ仙介はホモの変態で童貞だから…とバカにしつつ完全に気を許して、思い切り気持ちよくなっちゃってる春巳が可愛い。

そんな春巳は仙介を恋人とは思ってはいない。最後までは許してないし、普段は奴隷の如く扱っている。ホモだの変態だのしょっちゅう罵り、それでもどうせ仙介は…

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イノセンス ~幼馴染み~ 小説

砂原糖子  陵クミコ 

大事なものを捨てて大人になった男の子と、永遠に大人になれない男の子

この題材を読んだのは二度目。最初に読んだのは依田沙江美先生の「ブリリアントblue」だったが、読んでいるときに感じていた思いは共通で、それは「こんなに男同士っていうのが障害になる設定ってない…」というもの。

「ブリリアント~」も同じように幼馴染のお話なんだけど、どちらも「受けが女の子だったら、なんの問題もなく高校生から付き合えたし、来栖は将来睦と結婚するって、大人になっても言えたんだろうな」…

4

恋のはなし 小説

砂原糖子  高久尚子 

好みのBLを聞かれたらこうゆうのって答えます。

しゅみであるというのはこうゆうことかとひしひしと感じました。
ドストライクでした。好き中の好きでした。

今後、好みのBLはどうゆうものですか?と聞かれたら
悪い攻めが本気で受けを好きになってきた矢先に攻めの悪いところがバレて嫌われたり距離取られたりして攻めが傷つく作品。って答えます。

話や描写は丁寧だし、気持ちもわかる。
知生さんは初心だけど大人でいちいち素直に話してくれてかわい…

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