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加東セツコ
ふばば
ネタバレ
私が加東セツコ先生の作品に感じる「寸止め感」のようなものとどこか曖昧な空気、また抑えたエロスというものが本作でも感じられます。 本作のCPは、医師xMR。 医師の五十嵐は、わがままで横柄で、担当MRのなかでも有名。 そんな五十嵐を新たに担当する事になった吉野。吉野も送り迎えから昼食のお供、秘書の使い走り等忙しく立ち回るが、患者さんに慕われる五十嵐を見て素直に「五十嵐先生のために頑張ろう」と思…
くれの又秋
リバに対しての評価があまりよくない事は知ってますが、やはりリバ好きとしては読みたい。 で、読んでみて、言われるほど悪くない、と思いました。 リバどうこうはともかく、ストーリーは率直に面白かったと言えます。 それに、登場人物の思い・考えなどがかなり頻繁に詳しく記されているので、内容が非常にわかりやすい。コレどういう事?みたいなのが無いです。 これはこうだからこの人はこうするんだな、とか。 …
大和名瀬
この読みやすさは超絶的ですね。 ちょっと少女漫画っぽいキレイ+カワイイ絵柄での、かっこいい正統美形攻めに可愛くて性格もいい受けのカップル。そこにまたちょっと違うタイプの美形も登場し… という王道中の王道展開に、今風なコスプレ、SNS事情、ヴァーチャルなもう1つの自分を作り上げて楽しむ世界、などなどの要素を散りばめて。 非常にうまいと思うし、実際面白くてズンズン読み進められます。 2巻では、…
SILVA
前作の「センチメンタル・ロデオ」がとても良くて本作も大いに期待していました。 そして…実際面白かったです! エロ「も」、ストーリー「も」の骨太な作風だと思います。 その上、絵柄も綺麗。 この3本柱がしっかりしていて、読み応えありますね。 情報屋と、スキャンダルがご法度の政治家関係者、の駆け引きだらけの出会い。 情報屋のターゲットは、国会議員の第2秘書。 議員に持ち上がっている同性との…
2作品収録です。 「ここにしかいない二人」 ある日家に帰ると、同じ苗字、同じ住所に住む見知らぬ男がいたーーー …という奇妙な、底知れない物語。 加東セツコ先生の世界観に驚きを持って読みました。 視点は「津久井槙緒」氏。 帰宅したら男性が出てきて、何かおかしいから一緒に確認したいと言う。2人で見てみると家のものはほぼ半分づつが自分のもので、訳がわからないながらも同居?しながらの出…
宮本佳野
便利屋のブンの物語である、いわゆる「WALKERS」のシリーズ。 色々同人誌で発表されていて、さてどこから読んでいいのかよくわからなかったのですが、大学生だったブンと、元刑事の探偵・大介との出会い編である本作から読んでみました。 ブンの過去は、まだ高校生時代が描かれた「エンジェリック・カンバセーション」もあります。 「not/love」 大学生と言いつつクラブでフラフラし、売人のような…
木原先生の原作は未読です。 しかしながら、宮本佳野先生と木原音瀬先生の「親和性」の高さに驚きます。 主人公は、売れないミュージシャンの田頭。 バンドでデビューし、売れずに解散後ソロになっても売れず、俳優の仕事は入るが音楽に固執して事務所からも見放されつつある… そんな田頭が10年ぶりに高校時代バンドを組んでいた小日向と再会し、小日向の弟・力(ちから)との日々を思い出す、という展開です。…
神楽坂はん子
短編集です。 「切ない」という言葉でひとくくりにできない痛みを漂わせる作品たちがここにいます。 「夢の果てまでも」 大臣の愛人の子・創。お金はかけてもらえるけど愛はもらえない。学校でもいじめられてる。 そんな創の運転手・輿水との長い年月の軌跡。 創は父親の政治生命のために変態長老議員に身を差し出す。その後創は荒れて… 話のリアリティ度は今ひとつだけど、この2人がこうなれるまでの年月…
神崎貴至
最近神崎貴至さん作品が好きで、その流れで読んだ本作ですが。 コレ、私には「掘り出し物」でした! 表題作と、「熱いカラダ 恋する体」のスピンオフ作の収録です。 「エロティックM」 電気設備工の永森と、人気プロデューサー長谷部のカップリング。 長谷部はセレブで、色っぽくて、しかもMっぽい。 2人には日常では接点はなさそうだけど、長谷部はスタジオの設備工事に来ていた電気工の永森に一目惚れ…
ヤマシタトモコ
旧版はもちろん持っていて。 BLにはまり始めた頃にヤマシタトモコさん作品に出会い、ソッコー既刊本をコンプリートしたなぁ。 最近は非BL中心のような印象や「さんかく窓」の展開が私には段々…?になってきてて、今回新装版もどうしようかなーと思いつつ…でも買ってよかったですよ。 今読んでみると、すでに非BL的なんですよね。BLと非BLの境界線というか。 で、なんとも言えない曖昧さがあって、やっぱり…