ふばばさんのレビュー一覧

俺とセックスしてください コミック

恋煩シビト 

もっと読みたい寸止め感

シビト先生大好きです!
本作は、読み切り短編集です。色々なアンソロジーからの収録作となっています。

「俺とセックスしてください」「俺と愛し合ってください」
初出は「トラウマBL」。子供の頃の性的虐待から、見返りのない愛情を知らない成瀬。自分を好きだ、という初めての関係に戸惑う…
爛れまくった自分でも、ただのキスがこんなに怖い。この2人が普通の恋人になれますように。

「what a…

6

てくてく コミック

ツトム 

王道、2種

高校のハイキング部での2組の恋模様。しかもそれぞれ堂々の王道設定。

その1、高3の及谷先輩 x 高1の明央。
カッコよくて女子からもモテモテの人気者の及谷は、地味でちょっと根暗な明央が気になってちょっかいをかける。明央は気後れして逃げるけど、キスされたり優しく声をかけてくれる及谷の事で頭も心も一杯になって…
及谷は決して明央をからかっていたのではなく本当に好きだったのです、という実にハー…

6

濡れて藪蛇 コミック

タクミユウ 

不安定なセクシーさに惹かれる

タクミユウさんは大好きで、コンプリートしてます…
本作も雰囲気のある短編が詰まっています。「そしてダメになる」の関連作が2編入っていますので、ぜひそちらも合わせて!

「濡れて藪蛇」
ヤクザ西田組の情報で手配犯を逮捕した刑事の赤星。当然借りを返せと要求するヤクザの仙波だが、戯れに一晩の相手はと口にしたところ、それをのんだ赤星。
甘さは全くなく、黙っていいように犯られる赤星が痛々しい。同時…

8

グッドナイト コミック

鳥人ヒロミ 

なんとなくノスタルジック

おすすめを受けて読みました。読み応えのある短編集です。

「グッドナイト」
友達のタツローがゲイだった。タツローがカレと喧嘩して、恋人同士で行くはずだった旅行になぜか慰め役で行く事になったキクは……という展開。
友達がゲイという衝撃も冷めやらぬまま、あれよあれよと旅館にて並んだ布団を見つめて冷や汗のキクだけど、ノンケ男が偏見や誤解や思い込みやそんなものを一気に脳内に溢れさせ、グルグルし、最…

4

「ある執事の話」王様と二人の料理人の話 初回特典書き下ろしペーパー 特典

滅びを知り、それでも喜びは終わらぬ

少年時代の志重と、男爵家の執事五十嵐のエピソード。
五十嵐は成績も良く先代男爵の援助も得て中学に通えたはずなのに、家の中の仕事に専念することを選び、傷の応急手当からボタン付けまでも器用にこなしている。
その選択を『自尊心のため』とこともなげに言う五十嵐に、職を好きに選べるからこそ生半可な気持ちでは選べない、と心の内を吐露する志重。
五十嵐の矜恃に影響されたのか否か、医師になることを決めた少年…

5

龍の覇道 上 小説

ふゆの仁子  奈良千春 

香港編、甘々の巻

ウェルネスシリーズ香港編、「龍の後継者」の続編。カップリングは、ティエンx高柳です。

前作「龍の後継者」のレビューで『肝の座った高柳が見たい』と書きましたが、本作はそれに反して輪をかけて甘々というか愛されオーラというか、とにかくそれほど厚くもない一冊の冒頭部から40ページほどお2人の甘アツなHシーンが続きます。
前作では待ち合わせに遅れた高柳をお仕置きレイプしたくらいの俺様ティエンでしたが…

4

酸いも甘いも恋のうち 小説

久我有加  志水ゆき 

芸人シリーズ若者編

落語シリーズ3作目。現代が舞台です。
2作目のCPと同じ一門同士のCPですが、直接関係はなく、単独で読んでも大丈夫です。

テーマは「恋とコンプレックス」と言ってもいいのかな、同じ「噺家」という職業だけど、その活躍の舞台が片やTVのバラエティ番組やラジオで、片や本格派の古典落語を追求していて。
お互いが自分にない才能や煌めき、芸の華を羨んで、憧れて、初めは反発するんだけど引力のように惹かれ…

7

たゆたう種子 コミック

中陸なか 

芽が出てふくらんで…

先生が気になってる生徒。2人だけの補習授業にもう1人の生徒が…。しかも先生に好意を持っていることを見抜いてる!
はじめは「生徒①x先生+当て馬生徒②」、と思ってたけど、読み進めていくとこの物語は正に王道的な高校生の曇りのない友情からの特別感の芽生え。
高校生同士のたどたどしくも微笑ましい交流。それを端から眺めるしかない過去に囚われた先生。
でも、彼らを見ているうちに、自分の哀しい過去、断ち切…

7

おかえり電車 コミック

内田カヲル 

体格差+年齢差

萌えというより、読んでて身悶えしました……ヤバイ。
細かい設定など、気になる点もあります。康平くんの家族は?とか康平くんの喋り方とか。
でも正三さんのデレからの、自分の正直な欲望を自覚して引こうとするところ、ぐいぐい来る康平くん、可愛い可愛い康平くん、葛藤のちゆっくりやっていこうと決めて実行する正三さん…
いつものガチ系肉体描写はなくとも正三さんと康平くんの体格差描写が萌えるし、理性を総動員…

7

知らない顔(新装版) コミック

日高ショーコ 

様々な設定が楽しめる

「リスタート」同様こちらも旧版はすでに手元に無く、加筆修正部分の読み比べ無しのレビューとなります。
赤い花の飾りや血色の良い肌の表紙だった「リスタート」に対し、ブルー系と白っぽい肌の「知らない顔」。対の印象です。

「知らない顔」「見えない顔」「消えない顔」
私はこの話は旧版当時萌え所がよくわからなかったのです。今読み直してみて、萌え所というよりも掴み所がないのかも、と思い始めています。

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